angtof (AutoLISP)

角度を表す文字列をラジアン単位の実数(浮動小数点)値に変換します。

サポートされているプラットフォーム: Windows および Mac OS

構文と要素

(angtof string [units])
string

タイプ: 文字列

angtof が、指定した unit に従って正しく解析できる書式化された角度文字列。angtos 関数が返す値と同じ形式か AutoCAD がキーボード入力で認めている形式のどちらでもかまいません。

units

タイプ: 整数型

文字列の形式の単位を指定します。値は、AutoCAD のシステム変数 AUNITS で許された値にする必要があります。unit 引数が省略された場合は、angtof 関数は AUNITS の現在値を使用します。次の unit を指定することができます。

0: 十進数(度)

1: 度/分/秒

2: グラジエント

3: ラジアン

4: 測量用単位

戻り値

タイプ: 実数

成功した場合は実数、それ以外の場合は nil

angtof 関数と angtos 関数は正反対の働きをします。したがって、angtof 関数に angtos 関数で作成した文字列を渡すと、angtof 関数は有効な値を返し、その逆も同じです(unit 引数の値が同じ場合)。

(angtof "45.0000")
0.785398

(angtof "45.0000" 3)
1.0177