ドキュメントの名前空間から変数を設定、取得するには(AutoLISP)

値は、図面が開いている間は、格納したり AutoLISP 変数から取得することができます。

  1. AutoCAD のコマンド プロンプトに対して、または AutoLISP プログラム内に、setq を使用する AutoLISP 文を入力し、[Enter]を押します。
  2. 値に割り当てた変数の名前を入力し、先頭に ! (感嘆符)を付けて、変数に割り当てられている値を返し、[Enter]を押します。

  1. AutoCAD の図面環境で、2 つの新しい図面を作成するか、開きます。
  2. 次のいずれかの操作を行います。
    • Windows では、リボンの[表示]タブ [ユーザ インタフェース]パネル [左右に並べて表示]をクリックします。

      2 つの開いたドキュメント ウィンドウが並べられて表示されます。

    • Mac OS では、並べて表示できるように各図面ウィンドウのサイズを変更します。
  3. AutoCAD のコマンド プロンプトに対して (setq draw1foo "これは図面 1 です") と入力し、[Enter]を押します。

    戻り値:

    "I am drawing 1"
  4. ウィンドウのタイトル バーをクリックして、2 番目の図面をアクティブにします。
  5. AutoCAD のコマンド プロンプトに対して !draw1foo と入力し、[Enter]を押します。

    戻り値:

    nil

    変数はこのドキュメントで設定されていないため nil です。

  6. AutoCAD のコマンド プロンプトに対して (setq draw2foo "これは図面 2 です") と入力し、[Enter]を押します。

    戻り値:

    "I too am a drawing, but number 2"
  7. 直前の図面をアクティブにします。
  8. AutoCAD のコマンド プロンプトに対して !draw1foo と入力し、[Enter]を押します。

    戻り値:

    "I am drawing 1"
  9. AutoCAD のコマンド プロンプトに対して !draw2foo と入力し、[Enter]を押します。

    戻り値:

    nil

    draw1foo 変数には手順 3 で設定した値が含まれていますが、draw2foo 変数は nil になります。なぜなら、この変数を現在の名前空間内の値に設定していないからです。2 番目の図面の名前空間で同じ名前の別の変数を設定しました。