概要 - ネストしたダイアログ ボックスを表示する(DCL)

ネストされたダイアログ ボックスは、アクション式やコールバック関数の中から new_dialogstart_dialog を呼び出すことによって作成、管理します。

注: AutoLISP での DCL のサポートは Windows のみに制限されています。

たとえば、次の文を含めると、ユーザが button_1 という名前のボタンを選択したときに、関数は[Hello, world]ボックスを表示します。

(action_tile "button_1" "(c:hello)")

ユーザは、前のダイアログ ボックスをもう一度使用する前に、ネストされたダイアログ ボックスを閉じなくてはなりません。最高で 8 つのダイアログ ボックスしかネストできないという制限がありますが、使い勝手を考えるなら、ネストの深さが 4 レベルを超えないようにすることをお勧めします。

注意: new_dialog を複数回呼び出すことによって、ネストされたダイアログ ボックスを表示する場合は、コールバックから呼び出すかどうかに関係なく、それぞれの new_dialog 呼び出しが done_dialog 呼び出しに対応するようにしてください。そうしないと、アプリケーションが正常に動作しないことがあります。

term_dialog 関数は、ユーザがそれぞれのダイアログ ボックスをキャンセルした場合と同じように、現在のすべてのダイアログ ボックスを終了させます。一連のネストされたダイアログ ボックスをキャンセルする必要があるときに、この関数を使用できます。