合成公差は、同じ種類の公差に対して 2 つの公差値を指定する場合や、データム条件の異なる複数のフィーチャに 2 つの公差値を指定する場合に使用します。一方の公差はフィーチャのパターン全体を対象とし、もう一方の公差は、パターン内の個々のフィーチャを対象とします。個々のフィーチャ公差は、パターン公差よりも厳しくなります。
次の図では、データム A とデータム B の交差線をデータム軸と呼び、ここを基準としてパターンの位置が計算されます。
合成公差を使用すると、次の図のように、穴のパターンの直径と個々の穴の直径の両方を指定できます。
合成公差を図面に追加する場合、まず、公差記入枠の 1 行目を指定します。次に、公差記入枠の 2 行目でも、同じ種類の公差記号を選択します。 この場合、1 行目と 2 行目の公差記号領域が結合され、公差の種類を表す記号が 1 つだけ表示されます。ここで、2 行目の公差値を記入します。