点群は、3 次元の座標系に配置された大量の点の集まりです。3D レーザ スキャナまたは他のテクノロジで収集された何百万もの点で、既存の構造物の 3D 表現を作成します。
点群ファイルは、参照オブジェクトを再作成したり、追加のモデルを挿入できる実際のコンテキストを提供することにより、設計プロセスをサポートします。点群を図面にアタッチすると、その点群を作図のガイドラインとして使用したり、表示を変更したり、色のスタイル設定を適用して異なるフィーチャを区別することができます。
点群は、3D スキャナを使用して、建物、地形、製造品目などから点を取得し、収集された生データから生成されます。データを使用する前に、そのデータを読み取り可能な点群ファイルに変換する必要があります。ReCap を使用すると、生のスキャン データをスキャン ファイル(RCS ファイル)に変換したり、複数の RCS ファイルを参照するプロジェクト ファイル(RCP ファイル)を作成することができます。これらどちらの形式も、AutoCAD 図面にアタッチできます。
RCS または RCP ファイルの図面へのアタッチは、他の外部参照のアタッチに似ています。アタッチした点群の計測単位がアタッチ先の図面の単位と異なっている場合、アタッチ先の図面の単位の種類に基づいて、点群が自動的に尺度調整されます。
表示を簡略化してパフォーマンスを向上させるには、表示設定を変更します。目的のデータを視覚的に表現するには、色のスタイル設定を適用します。
矩形領域、ポリゴン領域、または円形領域をクロップすることにより、点群の必要な部分のみを表示することができます。
点群の周囲をナビゲートするためのツールがいくつか用意されています。