VIEWBASE[ベースビュー作成] (コマンド)

モデル空間または Autodesk Inventor モデルからベースビューを作成します。

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ベースビューは、図面に作成される最初のビューです。その他のすべてのビューは、ベースビューから派生します。

ベースビューには、モデル空間内のすべての可視ソリッドと可視サーフェスが含まれます。モデル空間に可視ソリッドまたは可視サーフェスが含まれていない場合、[ファイルを選択]ダイアログボックスが表示され、Inventor モデルを選択することができます。

リボンがアクティブなときにこのコマンドを使用すると、[図面ビュー作成]コンテキストタブが表示されます。リボンがアクティブでないときは、VIEWEDIT[ビュー編集]コマンドを使用してベースビューのプロパティを変更します。

注: VIEWBASE[ベースビュー作成]コマンドは、参照の編集中やビューポートの使用中にはブロックエディタで使用できません。

次のプロンプトが表示されます。

モデル空間

モデル空間では、個々のオブジェクトを選択するか、すべてのソリッドとサーフェスを選択します。

レイアウトでは、モデル空間で使用できるすべてのソリッドとサーフェスが選択され、ベースビューの位置が指定されます。

[ファイル(F)]

[ファイルを選択]ダイアログボックスを表示します。

モデル空間では、ベースビューのレイアウトを選択します。
レイアウトでは、ベースビューの位置を指定します。

現在にする新規または既存のレイアウト名

(モデル空間の場合にのみ使用可能)

ベースビューを表示するレイアウトを指定します。次の操作を行うことができます。

新しいレイアウト名を入力する。新しいレイアウトタブが作成され、それが開きます。
既存の名前を入力する。そのレイアウトタブが開きます。
? と入力すると、既存のレイアウトタブの一覧が表示されます。

オブジェクトを選択:

モデル空間に可視ソリッドまたは可視サーフェスが含まれていない場合、[ファイルを選択]ダイアログボックスが表示され、Inventor モデルを選択することができます。

ベースビューには、モデル空間で使用できるすべてのソリッドとサーフェスが含まれます。[選択(E)]オプションを使用して、ベースビューからソリッドとサーフェスを除外することができます。

[モデル全体(E)]

モデル空間内のすべてのソリッドとサーフェスを使用することを指定します。

ベースビューの位置

作図領域で、ベースビューの位置を指定します。

[種類(T)]

ベースビューの作成後にコマンドを終了するか、投影ビューの作成に進むかを指定します。

[選択(E)]

追加または除去するオブジェクトを指定します。

[除去(R)]: 選択セットからオブジェクトを除去し、直前のレイアウトを開き直します。
[モデル全体(E)]: 選択セット内の該当するすべてのオブジェクトを含めます。
[レイアウト(LAY)]: 直前のレイアウトを開き直します。

[リプレゼンテーション(R)]

リプレゼンテーションの種類が表示され、ベースビューに表示するリプレゼンテーションを選択できます。

注:

リプレゼンテーションは、Inventor モデルにのみ対応しています。
リプレゼンテーションの種類は、モデルごとに異なります。表示されたリプレゼンテーションの種類すべてが、選択したモデルで使用できるとは限りません。

[デザインビュー(D)]

ベースビューに表示するデザインビューリプレゼンテーションを選択します。? と入力すると、使用可能なデザインビューの一覧が表示されます。

このオプションは、デザインビューリプレゼンテーションを含む Inventor アセンブリ(*.iam)からベースビューを作成しているときにのみ使用できます。

[ポジションリプレゼンテーション(PO)]

ベースビューに表示するポジションリプレゼンテーションを選択します。? と入力すると、使用可能なリプレゼンテーションの一覧が表示されます。

このオプションは、ポジションリプレゼンテーションを含む Inventor アセンブリ(*.iam)からベースビューを作成しているときにのみ使用できます。

[詳細レベル(L)]

ベースビューに表示する詳細レベルリプレゼンテーションを選択します。? と入力すると、使用可能なリプレゼンテーションの一覧が表示されます。

このオプションは、Inventor アセンブリ(*.iam)からベースビューを作成しているときにのみ使用できます。

[溶接(W)]

ベースビューに表示する溶接状態を選択します。

? と入力すると、溶接状態や準備状態のコンポーネントの一覧が表示されます。

アセンブリ状態は、何らかの操作が実行される前の溶接を示します。溶接状態は、溶接が実行された後のアセンブリを示します。機械加工状態は、溶接後の機械加工が行われた後の溶接を示します。準備状態は、明示的に一覧表示されません。しかし、[一覧(?)]オプションを使用すると、溶接前の準備状態のコンポーネントの名前が一覧表示されます。

溶接リプレゼンテーションは、Inventor 溶接アセンブリ(*.iam)からベースビューを作成しているときにのみ使用できます。

[メンバー(M)]

ベースビューに表示する iAssembly ファクトリまたは iPart ファクトリのメンバーを選択します。? と入力すると、使用可能なメンバーの一覧が表示されます。

[シートメタル(S)]

ベースビューに表示するシートメタルビューを選択します。? と入力すると、オプションの一覧を表示するには ? と入力します。

このオプションは、Inventor シートメタルファイル(*.ipt)からベースビューを作成しているときにのみ使用できます。

[プレゼンテーション(PR)]

ベースビューに表示するプレゼンテーションビューを選択します。? と入力すると、使用可能なビューの一覧が表示されます。

このオプションは、選択したモデルが Inventor プレゼンテーションドキュメント(*.ipn)であるときにのみ使用できます。

[方向(O)]

ベースビューに使用する方向を指定します。

モデルに対してモデル空間と同じ方向を使用するには、現在のオプションを選択します。そうでない場合は、次のプリセットの方向から選択します。

[隠線処理(H)]

ベースビューに使用する表示スタイルを指定します。

[尺度(SC)]

ベースビューに使用する絶対尺度を指定します。このビューから自動的に派生された投影ビューは、指定された尺度を継承します。

[可視性(V)]

ベースビューに設定する可視性のオプションが表示されます。オブジェクトの可視性のオプションはモデルごとに異なっており、選択したモデルで使用できないオプションもあります。

[干渉エッジ(I)]

干渉エッジの表示/非表示を切り替えます。オンに設定すると、オフの場合には干渉状態のために除外される非表示エッジと可視エッジの両方がベースビューに表示されます。

[接線エッジ(TA)]

接線エッジの表示/非表示を切り替えます。オンに設定すると、サーフェスが滑らかに出会っている接合部を示す線が、選択したビューに表示されます。

接線エッジの短縮: 可視エッジと区別するために、接線エッジの長さを短くします。[接線エッジ]がオンの場合にのみ使用できます。

[曲げの範囲(B)]

シートメタルの曲げ範囲の線の表示/非表示を切り替えます。シートメタルの曲げ範囲の線は、平面展開したシートメタルビューで、曲げヒンジや折り曲げの移行場所を示します。

このオプションは、定義されている平坦化シートメタルビューが対応するモデルに存在する場合にのみ使用できます。

[ねじフィーチャ(TH)]

ねじやタップ穴のねじ山線の表示/非表示を切り替えます。

[プレゼンテーショントレール(P)]

プレゼンテーショントレールの表示/非表示を切り替えます。プレゼンテーショントレールは、分解図(プレゼンテーションファイル)での、コンポーネントが組み付け位置に移動する方向を示す線です。

[移動(M)]

ベースビューを作図領域に配置した後、コマンドを終了せずに、そのベースビューを移動します。

投影ビューの位置

作図領域で、投影ビューの位置を指定します。

[終了(X)]

コマンドが循環的にオプションを表示する場所かどうかに応じて、直前のプロンプトに戻るか、コマンドを終了します。