WDTYPE 属性値で、回路図以外、およびパネル コンポーネント以外のコンポーネント カテゴリを指定します。最長 4 文字に制限され、ユーザが定義できます。一部の回路図レポートでは、WDTYPE 値に基づいてレポートのコンポーネント カテゴリを選択できます。
すべての 2 文字値は AutoCAD Electrical によって予約されています。ユーザ定義値は、3 文字または 4 文字にする必要があります。
AutoCAD Electrical では、次の WDTYPE 属性値を使用します。
属性値 |
シンボル カテゴリ |
---|---|
1- |
単結 |
1-1 |
単結母線タップ |
HY |
油圧 |
PN |
空圧 |
PI |
PID |
単線シンボルは、親、子、または端子の場合があります。これらの単線シンボルは、回路図の親、子、端子シンボルと同じ属性を使用しますが、次の点が異なります。
属性 |
説明 |
---|---|
WDTYPE |
この属性の値は、単線シンボルを表す場合は「1-」、単線母線タップ シンボルを表す場合は「1-1」に設定する必要があります。母線タップ シンボルは、単線回路の開始をマークするために使用されます。回路図シンボルではこの属性が存在しないか、あるいは存在しても値が設定されていません。 |
RATING1 |
単線ケーブル マーカー シンボルは複数のコンダクタ、複数の配線、またはコアの色の割り当てを表す場合があるため、単線ケーブル マーカー シンボルでは省略されます。 |
TERM01 |
単線端子シンボルは複数の独立した端子を表す場合があるため、単線端子シンボルでは省略されます。 TERM01 属性が単線シンボルに追加され、その値が空白以外の場合、[端子シンボルを挿入/編集]ダイアログ ボックスで編集できます。ただし、単線端子シンボル上の端子番号の文字は、回路図またはパネル端子図の端子番号割り当てにリンクされません。 注:
端子台エディタは、単線端子を処理しません。 |
属性 |
説明 |
---|---|
TAG1 |
必要なコンポーネント タグ名の属性です(最長 64 文字)。割り当てた既定値が、配線図にブロックを挿入したときに、AutoCAD Electrical でコンポーネントのタグ名の設定に使用されるファミリ コード文字となります。この既定値の文字列は、[図面プロパティ] |
INST |
オプションのコンポーネント装置コードの属性です(「MACH1」など。最長 24 文字)。 |
LOC |
オプションのコンポーネント ロケーション コードの属性です(「FIELD」、「JBOX2」など、最長 16 文字)。 |
FAMILY |
コンポーネントのファミリの種類を保持する非表示の属性です(「FI」、「INS」など、最長 8 文字)。通常、FAMILY 属性定義の既定値は、コンポーネントの TAG1 または TAG2 属性の既定値と同じです。 子の FAMILY 属性値が指定されていなければ、一般的な子デバイスはあらゆるタイプの親シンボルにリンクできます。リンクが作成されると、その親のファミリ コードが FAMILY 属性値に入力されます。 |
CAT |
オプションのカタログ番号を保持する非表示属性です(最長 60 文字)。 |
MFG |
オプションの製造元名または製造元コードを保持する非表示属性です(最長 24 文字)。 |
ASSYCODE |
BOM レポートにサブアセンブリ項目が抽出されるようにするオプションのサブアセンブリ コードを保持する非表示属性です(最長 60 文字)。ユーザではなく、AutoCAD Electrical がこの属性の値を設定します。 |
RATING1 |
定格/値テキストのオプションの属性です(最長 60 文字)。 |
DESC1、DESC2、DESC3 |
DESC1: 説明テキストの 1 行目です(最長 60 文字)。 DESC2: 説明テキストの 2 行目です。 DESC3: 説明テキストの 3 行目です。 |
WDTYPE |
オプションの属性は、コンポーネントのカテゴリの定義に使用されます。
注:
WDTYPE 値にはユーザ定義値を使用できます。すべての 2 文字値は AutoCAD Electrical によって予約されています。ユーザ定義値は、3 文字または 4 文字にする必要があります。 |
WDTAGALT |
親シンボルに保持される属性で、相互接続関係を設定するために使用されます(最長 64 文字)。この属性には、異なる図面タイプ(例: 機器の図面または空気圧の図面と電気回路図)上に表示する関連シンボルのクロスリファレンス タグ名が格納されます。たとえば、ある機器の図面と、「FY201」と設定されたバルブが、AutoCAD Electrical プロジェクトの図面セットに含まれているとします。電気回路図では、このバルブ機器のソレノイドは「SV456」とタグ付けされています。「FY201」という機器タグ名が付いた回路図のバルブ シンボルに含まれる WDTAGALT 属性に、注釈を付けることができます。機器の図面のシンボルの WDTAGALT 属性には、回路図のシンボルを指すタグ名「SV456」が設定されています。AutoCAD Electrical は 2 つの間にクロスリファレンスを設定して自動更新を行い、一方の図面タイプから他方へのサーフを有効にします。 |
XREF |
NO 接点および NC 接点の両方を含むリストに使用する属性です(XFREFNO および XREFNC が存在する場合)。または、NO/NC 接点以外に使用されます(XREFNO および XREFNC が存在しない場合)。NC 接点は下線付きで表示されます。 |
TERM |
オプションの端子ピン番号属性です(最長 10 文字)。端子ピン番号属性は配線接続属性と対にする必要があります。 |
X?TERMn |
非表示の配線接続属性です。この属性の原点に外部配線が接続します。「n」は「01」から始まる増分値で、配線接続点が複数ある場合にそれぞれの名前を一意にするために使用します。文字「?」は、 使用する配線接続方向を表します。
1 つのシンボルに 99 を超える端子がある場合は、「n」の値はアルファベットと数字を組み合わせた 2 文字となり、「A0」、「A1」、「AZ」、「B0」のようになります。 |