概要 - 回路図の属性

回路図シンボルの各種カテゴリで必要な属性の一覧を次に示します。一部の属性は複数のカテゴリで使用されます。

回路図の親コンポーネントと子コンポーネント

属性

説明

TAG1

(親のみ)必要なコンポーネント タグ名の属性です(最長 64 文字)。この属性定義に割り当てた既定値が、回路図にブロックを挿入したときに、AutoCAD Electrical でコンポーネントのタグ名の設定に使用されるファミリ コード文字となります。この既定値の文字は、[図面プロパティ]ダイアログ ボックスで設定する図面のタグ形式コード内のファミリ コード(%F)部分として使用されます。

: シンボルの TAG1 属性定義の既定値が「MCR」、図面のタグ形式が「%F%N」(%N はライン リファレンス番号または次の連番)にそれぞれ設定されています。シンボルの各インスタンスの挿入時には、リファレンス番号または次の連番の先頭に「MCR」という接頭辞がついたタグ名が自動的にインスタンスに割り当てられます。

注: コンポーネントが確定タグとして設定されると、この属性名には自動的に「F」という接尾辞が割り当てられます(「TAG1」「TAG1F」)。

TAG2

(子のみ)これは、コンポーネントの親コンポーネントのタグ名のコピーです(最長 64 文字)。親タグがない場合は、属性の定義の既定値(「MCR」、「PB」、「X」など)が表示されます。

TAG1_PART1

TAG1_PART2

(親のみ) 1 つの TAG1 属性の代わりに使用されます(最長 64 文字)。これにより、コンポーネントのタグ名を 2 つに分割できます(たとえば、完全なタグ名が MOT123 である場合、2 行に分割されて、1 行目が MDOT、2 行目が 123 になります)。コンポーネントの処理時には、この 2 つの属性の値が組み合わせて使用されます。タグ名に区切り文字を入れて、その区切り文字を図面に表示しないようにするには(たとえば、タグ名が「MOT-123」で、表示する値が「MOT」と「123」の場合)、非表示の属性定義「TAG1_PARTX」を追加して、区切り文字のハイフンを設定できます。

注:

%F タグ パラメータの既定(上述のTAG1 の項を参照)は、属性ペアのうち TAG1_PART1 に格納されます。分割タグのあるコンポーネントが「確定」に設定された場合、属性名は自動的に「TAG1F_PART1」と「TAG1F_PART2」に変更されます。

TAG2_PART1

TAG2_PART2

(子のみ)上記と同様ですが、子コンポーネント用です(最長 64 文字)。

COPYTAG

オプションの属性です。AutoCAD Electrical でタグ名属性(TAG1、または分割タグ属性を組み合わせたもの)に割り当てられているあらゆる値のコピーを保持できます(最長 64 文字)。

MFG

オプションの製造元名または製造元コードを保持する属性です(最長 24 文字)。通常、この属性は非表示に設定されています。

MFG01 ~ MFG10: オプションの非表示属性です。追加の「マルチ カタログ」パーツ番号の割り当てに使用されるオプションの製造元名または製造元コードを最大 10 個まで設定できます(それぞれ最長 24 文字)。これらの属性が存在せず、AutoCAD Electrical が追加パーツ番号情報を保存する場合、この情報は挿入されたシンボルに Xdata として保存されます。

注:

MFG、CAT、ASSYCODE は通常親コンポーネントのみに表示され、子の接点のシンボルには表示されません。

CAT

カタログ パーツ番号割り当てを保持する属性です(最長 60 文字)。通常、この属性は非表示に設定されています。

CAT01 ~ CAT10:  オプションの非表示属性です。追加の「マルチ カタログ」パーツ番号の割り当てに使用されるカタログ番号コードを最大 10 個まで設定できます(それぞれ最長 60 文字)。これらの属性が存在せず、AutoCAD Electrical が追加パーツ番号情報を保存する場合、この情報は挿入されたシンボルに Xdata として保存されます。

ASSYCODE

BOM レポートに抽出するサブアセンブリ項目を参照するためのオプションのサブアセンブリ コードを保持する非表示属性です(最長 60 文字)。これらのサブアセンブリ項目は、ASSYCODE フィールドと ASSYLIST フィールドのアクティブなカタログ参照ファイル内に定義します。この属性の値は、サブアセンブリ情報が保持されているカタログ参照から選択を行うと自動的に設定されます。

ASSYCODE01 ~ ASSYCODE10: オプションの非表示属性です。追加の「マルチ カタログ」パーツ番号の割り当てに使用されるサブアセンブリ コードを最長 10 個まで設定できます(それぞれ最長 24 文字)。これらの属性が存在せず、AutoCAD Electrical が追加パーツ番号情報を保存する場合、この情報は挿入されたシンボルに Xdata として保存されます。

ITEM

コンポーネントの項目番号または詳細番号の属性

FAMILY

コンポーネントのファミリ タイプ(「CR」、「TD」、「M」、「PB」など、最長 8 文字)を保持する非表示属性です。通常、FAMILY 属性定義の既定値は、コンポーネントの TAG1 または TAG2 属性の既定値と同じです。子コンポーネントが親コンポーネントにリンクされると、この属性を使用してチェックが行われます。ファミリが一致しない場合、[警告]ダイアログ ボックスが表示されます。

子の FAMILY 属性値が指定されていなければ、一般的な子デバイスはあらゆるタイプの親シンボルにリンクできます。リンクが作成されると、その親のファミリ コードが FAMILY 属性値に入力されます。

DESC1

DESC2

DESC3

DESC1: 説明テキストの 1 行目です(最長 60 文字)。

DESC2: 説明テキストの 2 行目です。

DESC3: 説明テキストの 3 行目です。

INST

オプションのコンポーネント装置コードです(「MACH1」など。最長 24 文字)。

LOC

オプションのコンポーネント ロケーション コードです( 「FIELD」、「JBOX2」など、最長 16 文字)。

XREFNO

XREFNC

(親のみ)通常開および通常閉のクロスリファレンスの注釈を保持する属性です。グラフィカル クロスリファレンスがコンポーネント シンボルに適用されると、これらの属性は自動的に非表示になります。

XREF

この属性は 2 通りの方法で使用できます。NO 接点および NC 接点の両方を含むリストに使用します。NC 接点は下線付きで表示されます。XREFNO と XREFNC が存在する場合は、XREF 属性には未定義の非 NO/NC リファレンスが保持されます。

注:

XREF が存在しない場合、配置した非 NO/NC 接点には XREFNO と表示されます。

CONTACT

シンボルが接点の場合に示される非表示属性この属性値は、接点の開閉状態を表します(例: 「NO」、「NC」、または「NO-TC」など「NO」か「NC」が埋め込まれた文字列。いずれかの AutoCAD Electrical クロスリファレンスの文字注釈に接点を含めない場合は、接点属性値として「NULL」を使用します)。

COMMON

1 番目の PINLIST 値を受け取る TERMxx 属性を定義するオプションの属性です。属性値は「02」などの 2 文字の文字列で、シンボルのいずれかの TERMxx 属性に一致します。シンボルにこの属性が存在しない場合は、1 番目の PINLIST 値が TERM01 に、2 番目の PINLIST 値が TERM02 に割り当てられます。

POSn

スイッチ位置の文字列を保持する属性です。「n」は位置番号を表します(POS1 ~ POS12、最長 24 文字)。既定値は空のままにしておき、後でコンポーネントを挿入するときに入力することができます。

STATE

接点の状態を表す文字列です(省略可能)。スイッチ位置と接点の開閉の状態との関係を表します。この属性は表示のみ可能です。既定値は空のままにしておき、後でコンポーネントを挿入するときに入力することができます。

RATINGn

定格/値の属性文字列です(省略可能)。「n」は「1」から始まる数字を表します(最長 60 文字)。AutoCAD Electrical のコンポーネント シンボルでは、最大 12 個の RATINGn 属性がサポートされています(例: RATING1 から RATING12 まで)。設定した値は AutoCAD Electrical の各種レポートで使用されます。

X?LINK

関連するコンポーネント間を、連結を表す破線で自動的に結ぶ、オプションの非表示属性です(クロスリファレンス注釈の代替機能)。文字「?」は、 連結線の優先される接続方向を表す数値で、配線接続規則に従います。

  • 1: 連結線は右から属性に接続
  • 2: 連結線は上から属性に接続
  • 4: 連結線は左から属性に接続
  • 8: 連結線は下から属性に接続

PINLIST

(親のみ)親シンボルに保持されるオプションの非表示属性で、その親の子の接点に使用可能な接点ピン リストを保存するために使用されます(文字数に制限なし)。この属性が存在しない場合、すべての関連するピン リスト データはシンボルに Xdata として自動的に保存されます。

PEER_PINLIST

(親のみ)PINLIST 属性と類似していますが、この属性は後から「ピア」親デバイスを挿入したときに取得される 2 番目のピン リストの一時的な保持に使用されます。たとえば、逆転したモーター スターター コンタクタは、それ自体は 1 つのパーツ番号が割り当てられた 1 つのコンポーネントであっても、親コイルとピア逆転コイルがあります。この場合、それぞれが独自のピン リストを取得します。カタログ参照割り当てでは、両方のピン リストを親に設定します。その後、ピア逆転コイルを挿入して親を参照することにより、ピアのピン リストが親の一時ストレージ属性(または Xdata)からピアに取得されます。

WDTAGALT

(親のみ)親シンボルに保持されるオプションの属性で、相互接続関係を設定するために使用されます。この属性には、異なる図面タイプ(例: 機器の図面または空気圧の図面と電気回路図)上に表示する関連シンボルのクロスリファレンス タグ名が格納されます。たとえば、ある機器の図面と、「FY201」と設定されたバルブが、AutoCAD Electrical プロジェクトの図面セットに含まれているとします。電気回路図では、このバルブ機器のソレノイドは「SV456」とタグ付けされています。バルブ機器シンボルに保持されている WDTAGALT 属性は、「FY201」機器タグ名を使用して注釈され、機器図のシンボルにある WDTAGALT 属性は、回路図で表された位置を戻す「SV456」タグ名を保持します。この属性が使用されていると、AutoCAD Electrical はこの 2 つの間にクロスリファレンスを設定して自動更新を行い、一方の図面タイプから他方へのサーフを有効にします。

注: これらのピア リファレンスを含むクロスリファレンスを設定する場合は、「相互接続」チェック ボックス([プロジェクト プロパティ]ダイアログ ボックス [クロスリファレンス]タブ)がオンになっていることを確認してください。

WDTYPE

オプションの属性は、コンポーネントのカテゴリの定義に使用されます。

  • 1- = 単結
  • 1-1 = 単結母線タップ
  • HY = 油圧
  • PI = PID
  • PN = 空圧
注:

WDTYPE 値にはユーザ定義値を使用できます。すべての 2 文字値は AutoCAD Electrical によって予約されています。ユーザ定義値は、3 文字または 4 文字にする必要があります。

WD_WEBLINK

親シンボルに保持される属性で、サーフの対象となるインターネット URL、「.pdf」、「.xls」、または「.doc」リンクを埋め込みます。この属性値は、URL、.pdf、.xls、または .doc 文書ファイル名のいずれかで、コンポーネントの[サーフ]ダイアログ ボックスから選択したときに表示される値である必要があります。1 つのシンボルに複数の weblink 属性を割り当てることもできます。属性名には WD_WEBLINK 接頭辞を使用します。たとえば WD_WEBLINK1 および WD_WEBLINK2 のようにします。

WDBLKNAM

コンポーネントのカタログ データベース テーブルを定義するオプションの属性です。省略した場合、カタログ テーブル名はブロック シンボル名に基づきます。

単結

単線シンボルは、親、子、または端子の場合があります。これらの単線シンボルは、回路図の親、子、端子シンボルと同じ属性を使用しますが、次の点が異なります。

属性

説明

WDTYPE

この属性の値は、単線シンボルを表す場合は「1-」、単線母線タップ シンボルを表す場合は「1-1」に設定する必要があります。母線タップ シンボルは、単線回路の開始をマークするために使用されます。回路図シンボルではこの属性が存在しないか、あるいは存在しても値が設定されていません。

RATING1

単線ケーブル マーカー シンボルは複数のコンダクタ、複数の配線、またはコアの色の割り当てを表す場合があるため、単線ケーブル マーカー シンボルでは省略されます。

TERM01

単線端子シンボルは複数の独立した端子を表す場合があるため、単線端子シンボルでは省略されます。

TERM01 属性が単線シンボルに追加され、その値が空白以外の場合、[端子シンボルを挿入/編集]ダイアログ ボックスで編集できます。ただし、単線端子シンボル上の端子番号の文字は、回路図またはパネル端子図の端子番号割り当てにリンクされません。

注:

端子台エディタは、単線端子を処理しません。

配線接続/端子ピン番号のペア

属性

説明

X?TERMn

非表示の配線接続属性です。この属性の原点に外部配線が接続します。「n」は「01」から始まる増分値で、配線接続点が複数ある場合にそれぞれの名前を一意にするために使用します。また、関連付けられた端子番号(TERMn)と端子の説明(TEMDESCn)属性へのリンクも設定されます。文字「?」は、 使用する配線接続方向を表します。

  • 1: 配線は右から属性に接続
  • 2: 配線は上から属性に接続
  • 4: 配線は左から属性に接続
  • 8: 配線は下から属性に接続
  • 0: 円から放射するモーター接続専用。
    注:

    コンポーネントが挿入されると、属性に既定のプロンプト値「X0STRETCH」がある場合に限り、近くの配線がこの属性タイプに接続を試行します。

1 つのシンボルに 99 を超える端子がある場合は、「n」の値はアルファベットと数字を組み合わせた 2 文字となり、「A0」、「A1」、「AZ」、「B0」のようになります。

注:

X?TERMn 属性はスタンドアロンにすることもできます。この場合、TERMn 属性とは関連付ることはできません。

X?TERMDESCn

オプションの配線接続説明属性です。X?TERMn 配線接続属性と関連付けられます(最長 128 文字)。各端子説明属性に割り当てられた値は、各種の配線接続レポートに抽出したり、回路図シンボルのパネル配線図に統合することができます。

これらの属性を使用すると、端子を外部接続または内部接続として定義できます。

TERMn

オプションの端子ピン番号属性です。「n」は 01 から始まる 2 桁の数字で、対応する X?TERMn 配線接続属性との関連付けに使用します(最長 10 文字)。

1 つの TERMn 属性には 2 つ、3 つ、または 4 つの配線接続属性を関連付けることができます。たとえば、円形のスタンドアロン端子シンボルがあり、このシンボルが表すのが TERM01 という番号属性を持つ 1 つの端子である場合は、4 つの配線接続属性を設定して、全方向からの接続を可能にすることができます。4 つの線番属性名はすべて末尾に「01」がつき、共通の端子ピン番号属性に関連付けられます。

WD_JUMPERS

オプションの内部配線ジャンパ属性です。この属性をエンコードして複数の端子をリンクさせると、AutoCAD Electrical では線番割り当ての計算時と、配線接続と From/To レポートの処理時にこれらの端子を内部ジャンパとして認識します。たとえば、WD_JUMPERS 属性に「((01 02))」という値を設定すると、配線接続 X?TERM01 が X?TERM02 に電気ジャンパされているものとして処理されます。WD_JUMPERS 属性の値が「((01 04)) (02 05 06)」の場合、配線接続 X?TERM01 と X?TERM04 があわせて内部ジャンパされ、X?TERM02、X?TERM05、X?TERM06 があわせてジャンパされているものとして処理されます。

注:

サブストリング「JUMPER」を含む画層にジャンパを配置することにより、配線の From/To レポートにジャンパを表示しないようにすることもできます。

回路図コネクタ パラメトリック ビルド シンボル

パラメトリック コネクタは、1 つの親マスター シンボルと複数の子マスター シンボルで構成されています。既定のライブラリ シンボル名は「HCN1_1*.dwg」、「VCN1_1*.dwg」、「HCN2_1*.dwg」、「VCN2_1*.dwg」です。これら 3 つのシンボル タイプの属性については、次のリストを参照してください。

親/子ピン シンボルの属性

(シンボル名の 4 番目の文字は、親シンボルの場合は「1」、子シンボルの場合は「2」になります)

属性

説明

TAG1

(親のみ)FAMILY 属性定義と同様。

TAG2

(子のみ)FAMILY 属性定義と同様。

INST

LOC

FAMILY 属性定義と同様。

MFG

CAT

ASSYCODE

(親のみ)FAMILY 属性定義と同様。

FAMILY

FAMILY 属性定義と同様。

GENDER

非表示属性で、値は空白です。

ACE_FLAG

非表示属性です。パラメトリック コネクタ シンボルの場合は値はすべて「2」、スプライス シンボルの場合は値は「1」です(最長 1 文字)。

DESC1

DESC2

DESC3

FAMILY 属性定義と同様。

X?LINK

FAMILY 属性定義と同様。

WDBLKNAM

(親のみ)非表示の属性です。値は「HC0」(「0」はゼロ、最長 32 文字)です。カタログ参照データベース ファイル内の「C0」コネクタ テーブルのアクセスを示すフラグ。

パラメトリック コネクタ - 配線接続属性

属性

説明

TERM01P

端子ピン番号の属性です(プラグ ピン番号の場合)。

TERM01J

端子ピン番号の属性です(レセプタクル ピン番号の場合)。

X?TERM01P

X?TERM01J

非表示の配線接続属性です。それぞれプラグ側とレセプタクル側を表します。文字「?」は、 配線接続の方向を表す数字(1、2、4、8 のいずれか)です。

X?TERMDESC01P

X?TERMDESC01J

それぞれプラグ側およびレセプタクル側の端子ピン説明の属性です。文字「?」は、 FAMILY 属性定義の数値と同じです。

X?WIRE01P

X?WIRE01J

それぞれプラグ側およびレセプタクル側の配線接続注釈の属性です。文字「?」は、 FAMILY 属性定義の数値と同じです。

X?_TINY_DOT_DONT_REMOVE_01P

X?_TINY_DOT_DONT_REMOVE_01J

表示属性です。値は小さな 1 文字 "." です。この値は常に表示し、XnTERM01P 属性と XnTERM01J 属性を挿入する場所に正確に配置する必要があります。コネクタ ピンがコネクタ シェルの終端よりも後ろに移動された場合に、配線接続の整合性を保持します。文字「?」は、 FAMILY 属性定義の数値と同じです。

回路図端子シンボル

次の各属性は、端子シンボルまたはマルチ接続シーケンスの端子シンボルで使用します。既定のライブラリ シンボル ブロック名は「HT00*.dwg」、「VT00*.dwg」、「HT10*.dwg」、「VT10*.dwg」、「HT0W*.dwg」、「VT0W*.dwg」です。

属性

説明

TAGSTRIP

端子台タグ名を保持する属性です(最長 24 文字)。

X?TERM01

配線接続の属性(「?」が指定されたシンボルの水平軸と垂直軸の各末端に配置される最大 4 つの属性。「?」部分には、前述の配線接続の方向を表す数字を指定します)。

X?TERMDESC01

配線接続説明のオプションの属性です。

STRIPSEQ

端子台をソートする場合に[端子台エディタ]コマンドにより内部的に使用される属性です。

LINKTERM

1 つのマルチレベル端子内の複数の回路図端子を関連付ける場合、または 1 つ回路図端子をそのパネル表示に関連付ける場合に使用する属性です。

WIRENO

または TERM01

端子番号割り当てを保持する属性(最長 24 文字)。端子が挿入されている配線回路の線番を端子に表示する場合は、WIRENO 属性を設定する必要があります。それ以外の場合で、この属性に線番とは関連しない端子ピンを割り当てる場合は、TERM01 属性を使用する必要があります。

INST

上記の属性と同様。

LOC

上記の属性と同様。

MFG

CAT

ASSYCODE

上記の属性と同様。

WDBLKNAM

オプションの非表示属性です。値は「TRMS」で、カタログ参照で TRMS テーブルのアクセスを強制的に実行します(最長 32 文字)。

特殊マルチ接続シーケンス端子シンボル

次の属性は、この特殊なタイプの端子シンボルに使用します。このシンボル インスタンス 1 つに対して、端子台内部接続を最大 6 つ設定できます(たとえば、複数の分岐供給端子台を経由する配線など)。既定のライブラリ シンボル ブロック名は「H--1_multi*.dwg」と「V--1_multi*.dwg」です。

属性

説明

WD_#_TAGSTRIP

端子台番号を保持する属性です(最長 16 文字)。最初の端子台番号には WD_1_TAGSTRIP を使用します。それ以降の端子台番号には、WD_2_TAGSTRIP から WD_6_TAGSTRIP までを順番に使用します。

WD_#_TERMNO

オプションの端子番号を保持する属性です。最初の端子台番号には WD_1_TERMNO を使用します。それ以降の端子台番号には、WD_2_TERMNO から WD_6_TERMNO までを順番に使用します。

WD_#_INFO

装置、ロケーション、カタログおよび項目番号の割り当て、接続されたすべてのケーブルの情報などの追加情報を保持する属性です。最初の端子台番号には WD_1_INFO を使用します。それ以降の端子台番号には、WD_2_INFO から WD_6_INFO までを順番に使用します。

X?TERM01

X?TERM02

シンボルの各端点の配線接続属性です。「?」は上記の属性と同様に、配線接続の方向を表します。

渡り線発側/着側呼び合いシンボル

これらのシンボルを使用すると、配線を同一図面内または複数の図面間でジャンプさせることができます。既定のライブラリ シンボル名は「HAxSn.dwg」と「HAxDn.dwg」です。「x」はスタイルを表します。「n」は方向を表し、値は 1、2、3、4 のいずれかになります。

属性

説明

SIGCODE

シンボルの挿入時にユーザにより定義される一意の信号コードを保持する属性です(最長 32 文字)。この値は、各発側信号シンボルを 1 つまたは複数の着側信号シンボルと関連付けるために使用します。

WIRENO

呼び合いシンボルが設定されている配線に割り当てられている線番のコピーを保持します(最長 24 文字)。この属性は非表示にできます。

XREF

対応する発側または着側のシンボルのリファレンス ロケーションを保持します。[信号リファレンスを更新]ツールまたは[自動線番]ツールで自動的に更新されます。

DESC1

オプションの説明属性です(最長 60 文字)。

SHEET

[図面プロパティ]ダイアログ ボックスの[図面設定]タブで割り当てられている SHEET(%S)値を保持するオプションの属性です(最長 12 文字)。[信号リファレンスを更新]ツールまたは[自動線番]ツールで自動的に更新されます。

DWGNAM

図面設定で割り当てられている DWGNAM (%D)値を表すオプションの属性です(最長 40 文字)。上記の属性と同様に更新されます。

X?TERM01

配線接続の属性。「?」は上記の属性と同様に、配線接続の方向を表します。

発側/着側クロスリファレンス シンボル

このシンボルは前述のシンボルと類似していますが、配線接続属性と WIRENO 属性はありません。既定のライブラリ シンボル名は「HAxS1_REF」と「HAxD1_REF.dwg」です。「x」はスタイルを表す文字です。

インライン配線ラベルまたはインライン線番シンボル

このシンボルを配線に挿入すると、配線がブレークされ、シンボルが各端点に再接続されます。接続された配線の端点間のギャップに、テキスト ラベルまたは線番が配置されます。ギャップは、インライン文字の幅に合わせて動的に調整されます。既定のライブラリ シンボル ブロック名は「HT0_*.dwg」と「VT0_*.dwg」です。

属性

説明

COLOR

または WIRENO

テキスト ラベル(COLOR)またはインライン配線文字(WIRENO)を保持する表示属性です(最長 24 文字)。この属性は、後述の配線接続属性のペアの間の左右中央または上下中央に配置されます。

X?TERM01

配線の接続箇所を保持する非表示の配線接続属性のペアです。各属性の原点に対して接続が行われます。文字「?」は、 各属性の配線接続方向を表します。

  • 1: 配線は右から属性に接続
  • 2: 配線は上から属性に接続
  • 4: 配線は左から属性に接続
  • 8: 配線は下から属性に接続

X?_TINY_DOT_DONT_REMOVE

表示属性です。値は小さな 1 文字 "." です。この値は常に表示し、それぞれの XnTERM01 属性を挿入する場所に正確に配置する必要があります。この属性を使用すると、インライン ラベル文字やインライン線番文字が空白の場合や、配線内の全体のギャップ幅に比べて小さい場合に、ギャップを文字の幅にあわせて自動調整し、シンボルを経由した接続を維持することができます。

単独の PLC I/O ポイント シンボル

次の各属性は、1 つまたは 2 つの配線接続が設定されている単独のスタンドアロン I/O シンボルに設定する必要があります。既定のライブラリ シンボル ブロック名は「PLCIOI*.dwg」と「PLCIOO*.dwg」です。

属性

説明

TAG1

TAG2

PLC I/O モジュール タグ名(親/子)を保持する属性です。親シンボルの属性定義の既定は、タグ名形式の「%F」部分として使用されます(最長 64 文字)。

TAGA01

I/O アドレスの属性(最長 32 文字)。

INST

LOC

前述の内容と同じです。

XREF

前述の内容と同じです。

TERM01L

TERM01R

各側の端子ピン番号の属性です(最長 10 文字)。単独の配線接続の場合は、属性名は 「TERM01」になります。

X?TERM01L

X?TERM01R

各側の配線接続を保持する属性です。単独の配線接続の場合は、属性名は 「X?TERM01」になります。「?」は配線接続の方向を表します。

TERMDESC01L

TERMDESC01R

シンボルの各側にある端子ピンの説明を表すオプションの属性です(最長 128 文字)。単独の配線接続の場合は、属性名は 「TERMDESC01」になります。

MFG

CAT

ASSYCODE

(親のみ)前述の内容と同じです。

DESCA01 ~ DESCE01

説明テキストを保持する属性です。最大 5 行分設定できます(最長 60 文字)。

LINE1

LINE2

オプションの属性です。一般的なテキストを最大 2 行まで保持できます(「ラック」や「スロット」のアドレス番号など、最長 24 文字)。

DESC

(親のみ)一般的な説明を保持するオプションの属性(最長 60 文字)。

FAMILY

前述の内容と同じです。既定値は「PLC」です(最長 8 文字)。

スプライス シンボル

属性

説明

XnWIRE01

配線注釈の属性です。

XnWIRE02

配線注釈の属性です。

TERMDESCxx

配線接続の説明の属性です(最長 128 文字)。

ACE_FLAG

Autodesk Inventor Professional への書き出しに使用する非表示属性です。スプライス シンボルを示す場合、値は「1」に設定します(最長 1 文字)。

パラメトリック ツイストペア線シンボル

属性

説明

X?TERM01

配線の接続箇所を保持する非表示の配線接続属性のペアです。各属性の原点に対して接続が行われます。文字「?」は、 各属性の配線接続方向を表します。

  • 1: 配線は右から属性に接続
  • 2: 配線は上から属性に接続
  • 4: 配線は左から属性に接続
  • 8: 配線は下から属性に接続

X?_TINY_DOT_DONT_REMOVE

表示属性です。値は小さな 1 文字 "." です。この値は常に表示し、それぞれの XnTERM01 属性を挿入する場所に正確に配置する必要があります。この属性は、インライン ラベル文字やインライン線番文字が空白の場合や、配線内の全体のギャップ幅に比べて小さい場合に、ギャップを文字の幅にあわせて自動調整し、シンボルを経由した接続を維持するために必要です。

ACE_OFFSET

シンボルの 2 つの配線接続点の中点から計測した頂点オフセット距離を保持する非表示属性です。正の値を使用すると、ギャップを使用してツイストが拡張します。負の値(既定値)を使用すると、ツイストの高さが低くなります。0.0 の値を使用すると、ツイストは配線ギャップの中点までの高さになります。

ツイストの高さを変更するには、シンボルの図面ファイルを開き、この属性定義を編集します。次に、ツイスト ペア線シンボルを新しい図面に挿入すると、ツイスト部分に新しい値が適用されます。

ACE_FLAG

非表示の属性です。ツイスト ペア線シンボルの場合、値は「3」に設定されます(最長 1 文字)。