ファン イン/ファン アウト発側および着側マーカーを使用するには(例)

画層を設定する

  1. 空の AutoCAD Electrical の図面で、次の手順を実行します。

    [回路図]タブ [その他のツール]パネル [図面プロパティ]ドロップダウン [図面プロパティ]の順にクリックします。 検索

  2. [警告]ダイアログ ボックスで[OK]をクリックして、WD_M ブロックを追加します。
  3. [図面プロパティ]ダイアログ ボックスで[スタイル]タブをクリックします。

    配線の画層を定義できるほか、ファンイン/ファンアウト マーカーの既定のスタイルを選択できます。ファンイン/ファンアウト単線画層の既定の名前は "_MULTI_WIRE" であることに注意してください。

  4. [図面プロパティ]ダイアログ ボックスで、[OK]をクリックします。
  5. AutoCAD の[画層プロパティ管理]ツールをクリックします。
  6. この例では[画層プロパティ管理]ダイアログ ボックスで、"_MULTI_WIRE" の色を赤に、"WIRES" の色を青に変更します。色の違いによって、機能がどのように動作するかがわかります。
  7. [画層プロパティ管理]ダイアログ ボックスで、[OK]をクリックします。

コンポーネントを挿入する

  1. [回路図]タブ[コンポーネントを挿入]パネル[コンポーネントを挿入]ドロップダウン[アイコン メニュー]の順にクリックします。 検索
  2. [コンポーネントを挿入: JIC 回路図シンボル]ダイアログ ボックスで[押しボタン]ボタンを選択します。
  3. [JIC: 押しボタン]ダイアログ ボックスで、[押しボタン NO]を選択します。
  4. [F9]を押して、SNAP をオンにします。
  5. 押しボタンを図面の左側の任意の場所に挿入します。
  6. [コンポーネントを挿入/編集]ダイアログ ボックスで、[OK- 繰り返し]をクリックして、最初の押しボタンのすぐ下に、押しボタンを 2 つ挿入します。
  7. 図面に最後の押しボタンを挿入したら、[コンポーネントを挿入/編集]ダイアログ ボックスで[OK]をクリックします。
  8. 3 つのリミット スイッチ NO を挿入するために、この作業を繰り返します。リミット スイッチは、図面の右側の任意の場所(先に挿入した押しボタンの少し下)に挿入します。

配線を追加する

  1. [回路図]タブ[配線/線番を挿入]パネル[配線挿入]ドロップダウン[配線]の順にクリックします。 検索
  2. 上の押しボタンに配線を追加します。配線を右側にドラッグします。
  3. 他の 2 つの押しボタンについても同じ作業を繰り返します。
  4. 各リミット スイッチに配線を追加します。配線を左側にドラッグします。
  5. [F9]を押して、SNAP をオフにします。
  6. すべての配線を選択して、WIRES 画層で作成されたことを確認します。

発側および着側マーカーを追加する

  1. [回路図]タブ[配線/線番を挿入]パネル[呼び合い矢印]ドロップダウン[ファン インの発側]の順にクリックします。 検索
  2. [ファンイン/ファンアウト 発側]ダイアログ ボックスで、発側マーカーのスタイルとして[ソリッド]を選択します。
  1. 左側のボタンをクリックして、配線接続方向を設定します。

  2. 一番上の押しボタンに接続されている配線の真ん中を選択します。
  3. [呼び合い - 発側コード]ダイアログ ボックスで、コードに cbla、説明に RED と入力します。

    説明フィールドに配線の色を入力すると、AutoCAD Electrical は、[配線色]フィールドでこの情報を使うようにレポートします。

  4. [OK]をクリックします。
  5. ここで、[発側/着側呼び合いマーカー (ファン イン/アウト用)]ダイアログ ボックスで[はい]をクリックし、一致する着側マーカーを挿入します。
    注:

    着側の配線が近くにあるため、すぐに挿入する方が簡単です。配線が別の図面にある場合は、後から着側マーカーを追加することもできます。

  6. [ファンイン/ファンアウトの呼び合い - 着側]ダイアログ ボックスで、着側マーカーのスタイルとして[ソリッド]を選択します。
  7. 右側のボタンをクリックして、配線接続方向を設定します。

  8. 一番上のリミット スイッチに接続されている配線の真ん中を選択します。

    両方の配線が青から赤に変わり、説明は両方とも RED と表示されることに注意してください。

    AutoCAD Electrical は配線をブレークして、定義された画層に適した配線に変更します。発側マーカーを挿入する場合はマーカーからの配線が変更され、着側マーカーを挿入する場合はマーカーへの配線が変更されます。

    次の着側を定義するように促されます。

  9. 各グループの中央および下の配線について同じ作業を繰り返します。

    中央の配線の場合: [呼び合い - 発側コード]ダイアログ ボックスで[使用]をクリックして、コードに CBLA-01、説明に BLUE と入力します。

    下の配線の場合: [呼び合い - 発側コード]ダイアログ ボックスで[使用]をクリックして、コードに CBLA-02、説明に WHT と入力します。

    配線が青から赤に変わり、配線の両方のセットの説明には BLUE および WHT が表示されることに注意してください。

  10. [Esc]を押して、コマンドを終了します。
  11. すべての配線を選択して、画層 _MULTI_WIRE にあることを確認します。

配線接続を作成する

  1. コマンド ラインで、[L]と入力して[Enter]を押します。
  2. 一番上の配線の端をクリックして、押しボタンに接続されている各配線を横切って、下方向にドラッグします。押しボタンを越えてドラッグを続け、クリックします。
  3. カーソルを右へドラッグして水平線を引き、クリックします。
  4. リミット スイッチに接続されている配線の端を横切って、下の配線の端まで下方向にドラッグして、クリックします。[Enter]を押して、線分を作成します。
  1. コマンド プロンプトで MA と入力し、AutoCAD のMATCHPROP[プロパティの一致]コマンドを実行します。
  2. 一番上のリミット スイッチに接続されている配線をクリックします。
  3. 作成した各線分をクリックします。線分は、選択した配線のプロパティを使用するため、黒から赤に変わります。
  1. [Enter]を押して、コマンドを終了します。

ケーブル マーカーを追加する

この時点で、押しボタンとリミット スイッチとの間にリンクが確立されています。ここで、各種配線レポートとケーブル レポートに、これらの配線接続に関連付けられているケーブル マーカーの識別子を含めることができます。

  1. [回路図]タブ[配線/線番を挿入]パネル[ケーブル マーカー]ドロップダウン[ケーブル マーカー]の順にクリックします。 検索
  2. 挿入するケーブル マーカーを選択します。
  3. 水平な線分にケーブル マーカーを挿入します。
  4. [ケーブル マーカーを挿入/編集 (親の線)]ダイアログ ボックスで、[カタログ データ:参照]をクリックします。
  5. [カタログ ブラウザ]ダイアログ ボックスで、3 つのコンダクタ ケーブルを検索して選択し、[OK]をクリックします。
  6. [ケーブル マーカーを挿入/編集 (親の線)]ダイアログ ボックスで、[配線色/ID]の値(BLK)を削除して、[OK]をクリックします。
  7. [子コンポーネントを挿入しますか?]ダイアログ ボックスで、[閉じる]をクリックします。