ファン イン/ファン アウト発側および着側マーカーを使用するには

発側マーカーを追加する

  1. [回路図]タブ[配線/線番を挿入]パネル[呼び合い矢印]ドロップダウン[ファン インの発側]の順にクリックします。 検索
  2. マーカーのスタイルと向きを選択して、[OK]をクリックします。
  3. マーカーを挿入するポイントを画面上で選択します。

    [呼び合い発側コード]ダイアログ ボックスが表示されます。

  4. マーカーの発側コードと、説明を入力します(説明は省略可)。32 文字までの一意の数字、言葉、またはフレーズを入力します。着側配線回路と、任意の、あるいはすべての発側配線回路とのリンクを作成するために AutoCAD Electrical の内部で使用されます。
  5. これまでに使われている信号コードの表示方法を選択します。
    • これまでに使用されている発側コードまたは着側コードについて、図面全体またはプロジェクト全体の選択リストを表示します。
    • 選択した配線回路をたどって、もう一方の端にある着側矢印を探します。検出された場合には新規の発側矢印で同じ信号コードを使用します。
    • 既存の配線回路を選択します。AutoCAD Electrical は、既存の着側矢印から検索して信号コードを取得し、新規の着側矢印で使用します。
  6. 着側信号で使用する矢印のスタイルを指定します。
  7. [OK]をクリックします。

    [発側/着側呼び合いマーカー (ファン イン/アウト用)]ダイアログ ボックスが表示されます。対応する着側マーカーの挿入には次のオプションがあります。

    • 対応する着側マーカーを挿入しない。
    • 対応する着側マーカーをすべての発側の後には挿入しない。
    • 対応する着側マーカーを挿入する。
    • 発側マーカーすべてに対応する着側マーカーを自動で挿入する。
注: 着側の配線が近くにある場合は、その場で挿入するのが最も簡単です。それが他の図面にある場合は、後で挿入することもできます。

着側マーカーを追加する

  1. [回路図]タブ[配線/線番を挿入]パネル[呼び合い矢印]ドロップダウン[ファン インの着側]の順にクリックします。 検索
  2. マーカーのスタイルと向きを選択して、[OK]をクリックします。
  3. 着側マーカーの配線を選択します。

    [着側矢印を挿入]ダイアログ ボックスが表示されます。

  4. コードを入力するか、[最近のコード]を選択して、最近挿入したマーカーのリストを参照します。
  5. 着側信号で使用する矢印のスタイルを指定します。
  6. 着側マーカーがすべて挿入されるまで、配線の選択を続けます。

マーカーのスタイルと画層を設定する

AutoCAD Electrical のファンイン/ファンアウト機能は、画層の設定に依存しています。配線の画層を定義できるほか、ファンイン/ファンアウト マーカーの既定のスタイルを選択できます。

  1. [回路図]タブ[その他のツール]パネル[図面プロパティ]ドロップダウン[図面プロパティ]の順にクリックします。 検索
  2. [図面プロパティ]ダイアログ ボックスで、[スタイル]タブをクリックします。

    図面が古い場合、WD_M ブロックの古いバージョンがある、という警告を受ける場合があります。この場合には、次に進んで WD_M ブロックを置き換えてから、もう一度作業をしてください。

  3. [ファンイン/ファンアウト マーカー スタイル]で、既定のマーカー スタイルを設定します。
  4. 配線の画層を定義します。ファン イン/ファン アウト画層として画層名を定義するには、[追加]をクリックします。
  5. [OK]をクリックします。

ファン イン/ファン アウト画層を定義する

ファン イン/ファン アウト発側マーカーから出ている配線および着側マーカーに向かっている配線で使用する、特殊画層または画層のセットを定義できます。

  1. [回路図]タブ[配線/線番を編集]パネル[ファン イン/ファン アウト - 単線画層]の順にクリックします。 検索

    リストには、図面プロパティの設定でファン イン/ファン アウト画層として定義済みの画層だけが表示されます。

  2. 対象となる画層はわからないが、図面内の画層に線分があることがわかっている場合は、[クリック]を使用します。線分の画層がファン イン/ファン アウト画層として定義されておらず、ここで追加したい場合にも[クリック]ボタンを使用します。
  3. その画層を現在の画層にするかどうかを選択します。
  4. 既にファン イン/ファン アウト配線として定義されている配線の画層だけを変更したい場合は、[既存の配線のみを変更 (変換しない)]チェックボックスにチェックマークを付けます。これを選択しないと、AutoCAD Electrical は選択した線分をすべてファンイン/ファンアウト画層に変換します。

カスタム ファンイン/ファンアウト マーカー スタイルを追加する

さまざまなファンイン/ファンアウト マーカー スタイル用に表示されるアイコン メニューのグラフィックスは、C:¥Program Files [(x86)]¥Autodesk¥AutoCAD {バージョン}¥Acade¥ フォルダに保存されているビットマップ ファイルです。[ファンイン/ファンアウト]ユーティリティと[図面プロパティ]ツールで、これらのビットマップ ファイルにアクセスできます。

  1. AutoCAD で矢印スタイルを作成します。
  2. 新しく作成したファンイン/ファンアウト マーカー スタイルを拡大します。
  3. 次の名前定義を使用してファイルをビットマップとして保存します: StylexVI.bmp と StylexVO.bmp(ここで、「x」はファンイン/ファンアウト マーカー スタイル 1-9 になります。
    注: 作成されたビットマップが小さすぎたり、中心からずれている場合は、AutoCAD でソース図面を再度開いてください。AutoCAD グラフィックス ウィンドウがより正方形に近い形になるよう、サイズを変更します。イメージを中央に位置合わせし、再保存します。満足できる結果となるまで操作を繰りします。