概要 - 回路図レポート

AutoCAD Electrical では、複数の回路図レポートを実行できます。

処理する図面を選択します。レポートには次のオプションが表示されます。

部品表レポート

部品表レポートは、BOM 情報が割り当てられているコンポーネントのみを対象としたレポートです。このレポートでは、次のような BOM 関連機能を使用できます。

  • 必要に応じて、現在の図面またはプロジェクト全体の BOM レポートを抽出する
  • ロケーション単位での BOM レポートを抽出する
  • BOM レポートの形式を変更する
  • BOM レポートを ASCII 形式のレポート ファイルに出力する
  • BOM データをスプレッドシートまたはデータベース プログラムにエクスポートする
  • BOM を表として AutoCAD 図面に挿入する
  • カタログ情報がない親コンポーネントやスタンドアロン コンポーネントのリストを表示する

コンポーネント レポート

このレポートでは、配線図セットから検出されるすべてのコンポーネントをプロジェクト全体にわたり取得できます。このデータには、コンポーネント タグ、ロケーション コード、ロケーション リファレンス、説明テキスト、定格、カタログ情報、およびブロック名が含まれます。

配線の From/To レポート

コンポーネントがマーキングされている場合、または端子にロケーション コードが付いている場合は、このレポートを効果的に活用できます。このレポートは最初に、プロジェクトセット内のすべての図面からコンポーネント情報、端子情報、ロケーション コード情報、および配線接続情報を取得します。レポートの "from" 位置と "to" 位置を選択するためのロケーション リスト ダイアログ ボックスを表示します。図面セットから検出されたロケーション コードは、このダイアログ ボックスの左右に一覧表示されます。ロケーション コードが割り当てられていないコンポーネントまたは独立した端子が検出されると、[ロケーション コード]に「??」と表示されます。

コンポーネント配線リスト レポート

このレポートは、コンポーネントの配線接続を抽出し、ダイアログ ボックスに表示します。リストの各項目には、コンポーネントへの接続、線番、コンポーネント タグ名、端子ピン番号、コンポーネントのロケーション コード(存在する場合)、および接続されている配線の画層が表示されます。

コネクタ プラグ レポート

このレポートはプラグ/ジャック接続レポートを抽出します。また、オプションでピン配置図を生成することもできます。レポートには各コネクタ ピンに接続された配線が表示されるため、ピンごとに 2 つの項目があります。1 つは「イン」配線、もう 1 つは「アウト」配線です。[レポート ジェネレータ]ダイアログ ボックスの一番下にあるピン配置図 [オン] ラジオ ボタンを選択すると、より便利なレポートを作成できます。[重複するピン番号を除去]トグル ボタンがオンになっていることを確認して、[OK]をクリックします。これによりレポートが再フォーマットされ、各ピンは 1 回だけ表示されます。

PLC I/O アドレスと説明レポート

このレポートは、各 PLC モジュールおよびその開始/終了 I/O アドレス番号を一覧表示します。図面セットをスキャンし、検出された各 I/O 接続をすべて戻します。最大 5 行までの説明テキストと、各 I/O ポイントに接続している線番が表示されます。

PLC I/O コンポーネントの接続レポート

選択した図面をスキャンし、PLC I/O ポイントに接続しているコンポーネントの情報を返します。レポートには、まず各配線の接続ポイントが表示され、続いて接続している配線が表示されます。最初に検出された端子シンボル、フューズ シンボル、またはコネクタ シンボルは、既定の[端子タグ]ラベルの列に表示されます。また、最初に検出された回路図コンポーネントは、[端子タグ]ラベルの列に表示されます。複数のインスタンスが見つかると、PLC I/O ポイントに最も近いインスタンスがレポートの列に表示されます。

これまでに使用した PLC モジュールのレポート

このレポートを実行すると、AutoCAD Electrical は配線図セットをすばやく検索します。わずかな時間で結果が戻され、検出された I/O モジュールが表示されます。各エントリには、モジュールの開始アドレスおよび終了アドレスが表示されます。

端子番号レポート

端子の全インスタンスを一覧表示する、プロジェクト全体の独立端子レポートです。各項目には、端子番号、端子台番号、およびロケーション コードなど、端子に直接関連する情報が含まれます。

端子図面レポート

回路を抽出するプロジェクト全体の独立端子レポートです。生成には時間がかかりますが、このレポートには線番および配線画層名の情報が含まれます。

コネクタ概要レポート

このレポートは、使用中のピンに付いている各コネクタ、親に PINLIST 情報がある場合はその許容最大ピン数、および使用中の重複ピン番号を 1 行に表示します。このレポートは、プロジェクト全体または単一コンポーネントに対して実行できます。

コネクタ詳細レポート

このレポートは、コンポーネントの配線接続を抽出し、ダイアログ ボックスに表示します。リストの各項目には、コンポーネントへの接続、線番、コンポーネント タグ名、端子ピン番号、コンポーネントのロケーション コード(存在する場合)、および接続されている配線の画層が表示されます。

ケーブル概要レポート

このプロジェクト全体のケーブル コンダクタ レポートは、検出されたケーブル マーカー タグ(親タグ)をすべて一覧表示します。

ケーブルの From/To レポート

このプロジェクト全体のケーブル コンダクタ レポートには、各ケーブル コンダクタの「From/To」のリストが表示されます。コンダクタの親ケーブル番号、コンダクタの色コード、および線番(存在する場合)もリストに表示されます。

配線ラベル レポート

このレポートは配線のマーカーとラベルのリストで、物理的な配線またはケーブル ラベルの作成に使用できます。