新機能

Autodesk® AutoCAD® Civil 3D® 2015 の新機能

AutodeskAutoCAD Civil 3D 2015 には、次のような新機能および拡張機能が追加されています。

Autodesk AutoCAD Civil 3D 2014 Productivity Pack 1 の統合

Autodesk AutoCAD Civil 3D 2014 Productivity Pack 1 の機能が統合されました。

  • 横断ビューでパイプ ネットワークの切断ソリッドを作成する機能が統合されました。
  • Autodesk® Vault の圧力管ネットワークのサポートが統合されました。
  • DWG および DGN ファイルに書き出す[Civil 3D 図面を書き出し]コマンドが統合され、リボンから使用できるようになりました。このコマンドは、新しく、複数のファイルを同時に書き出すことができるようになりました。ユーザ インタフェースが更新され、設定の一部は新しい[書き出し設定]ダイアログ ボックスに表示されるようになりました。

コリドー モデリング

  • コリドーの 3D 面積 を、数量レポートに書き出せるようになりました。
  • アセンブリ内のサブアセンブリを置換する場合、類似する既存のコリドー ターゲットを保持するオプションが追加されました。
  • 新しいオプションを使用して、コリドー基線およびオフセットの曲線部分に沿ってアセンブリを挿入する間隔をコントロールすることができます。また、オフセット ターゲットの開始と終了に隣接するようにアセンブリを挿入する設定を使用することもできます。
  • 測点範囲の開始を基準にして横断抽出ラインが増加するよう指定できるようになりました。
  • Autodesk AutoCAD Civil 3D 2014 SP1 および Autodesk AutoCAD Civil 3D 2015 で、[視野解析]コマンドに変更が加えられました。実際の視野を計算する方法(視野レポートに書き出し時)が変更され、視野フィーチャを図示するために図面内に作成されるグラフィックスが変更されました。
  • 以前ツールボックスにあった[コリドー ソリッドを抽出]コマンドが、リボンに追加されました。

基準に基づいた設計

AutoCAD Civil 3D 2015 には、全米州高速道路運輸協会(AASHTO)が刊行した A Policy on Geometric Design of Highways and Streets (幹線道路および街路の幾何構造設計指針)、6th Edition, 2011 に基づいた新しい設計基準ファイルが含まれています。

縦断

  • 非固定縦断曲線を作成する新しいオプションを使用することができます。図面内で通過点を選択することにより、図形基準の非固定縦断円弧または非固定縦断放物曲線を作成できるようになりました。
  • 新しいコマンドを使用して、条件タイプとして通過点を使用している非固定縦断曲線(新しい[非固定縦断曲線(円)]コマンドまたは新しい[非固定縦断曲線(放物線)]コマンドで作成)を、条件タイプとして長さを使用する曲線に変換することができます。このコマンドは、アプリケーションの旧バージョンとの下位互換性を提供するためのものです。
  • [縦断レイアウト パラメータ]ダイアログ ボックスで、縦断曲線の条件タイプをロック解除して変更できるようになりました。
  • 新しいコマンドによって、固定および片側固定縦断図形を、縦断ビューの範囲まで延長することができます。
  • 関連付けられている線形にレイアウト縦断ジオメトリを固定する方法をコントロールするオプションが使用できるようになりました。縦断ジオメトリ ポイントを、以前の線形ジオメトリ ポイント、または線形の開始にロックするオプションを指定できるようになりました。
  • 縦断ビューにソリッドを投影するとき、投影スタイルで[横断]チェック ボックスをオンにすることにより、線形と交差する位置に正しくソリッドが表示されるように投影が作成されるようになりました。

ラベル

  • 横断ビューでコリドー ポイント コードのラベルを回避するオプションが使用できるようになりました。
  • 線形測点オフセット ラベルサーフェス勾配ラベルサーフェス端点標高ラベルサーフェス等高線ラベルで使用されているオブジェクト参照を、[プロパティ]パットを使用して変更できるようになりました。以前は、ラベルで参照されているオブジェクトを変更するには、ラベルを削除して再作成する必要がありました。
    注: ラベルで参照されているオブジェクトを変更すると、ラベルに疑問符(???)が表示されることがあります。たとえば、サーフェス端点標高ラベルで、ラベル付けする異なるサーフェスを選択したが、ラベルがそのサーフェスの範囲内に存在していない場合に発生することがあります。
  • 参照文字オブジェクトをサポートしているラベル タイプの参照文字オブジェクトを、[プロパティ]パレットのドロップダウン リストを使用して変更できるようになりました。以前は、異なる参照文字オブジェクトを選択するために、オブジェクト選択ボタンを使用していました。
    注: 参照文字オブジェクトとしてポイントを選択するメカニズムは、オブジェクト選択ボタンのままです。

データを書き出す

ヘルプ

  • オフライン ヘルプは、http://www.autodesk.com/civil3d-helpdownload-2015-jpn からアクセスすることができる、別のインストレーション ファイルで提供されるようになりました。
  • [ヘルプ]のトピックの多くに、[検索]リンクが含まれるようになりました。アプリケーションから[ヘルプ]を開き、トピック内の[検索]リンクをクリックすることで、ユーザ インタフェースの該当コンポーネントを見つけることができます。
  • [ウェルカム センター]が[新しいタブ]の[学習]ページで置き換えられました。

Autodesk® Subassembly Composer for Autodesk® AutoCAD® Civil 3D® 2015 の新機能

Autodesk® AutoCAD® 2015 の新機能

AutoCAD の新機能の詳細は、AutoCAD ヘルプの「新機能の概要のビデオ」および 「新しいコマンドとシステム変数リファレンス」を参照してください。

次のセクションには、AutoCAD Civil 3D に関連する AutoCAD の新機能についての情報が記載されています。

オンライン マップ データ

AutoCAD Civil 3D にオンライン マップ データを表示する方法については、「AutoCAD Civil 3D 図面にオンライン マップ データを表示するには」を参照してください。

点群

  • 新しい AutoCAD 点群オブジェクトでは、3D ナビゲーションと表示の正確性が改善されました。
  • [点群]コンテキスト リボン タブでは、点群の外観管理の操作性と効率が改善されました。
  • Autodesk® ReCap (.RCS および .RCP ファイル)で処理した点群がサポートされるようになりました。
  • AutoCAD Civil 3D の点群コマンドを使用することにより、旧形式の点群ファイル形式(.ISD ファイル)に対応することができます。
    注: AutoCAD Civil 3D の点群コマンドは、旧形式の点群ファイル形式でのみ動作します。

Autodesk® AutoCAD® Map 3D 2015 の新機能

AutoCAD Map 3D の新機能の詳細は、AutoCAD Map 3D ヘルプの「このリリースの新機能」を参照してください。

注: AutoCAD Map 3D のすべての機能が AutoCAD Civil 3D に含まれているわけではないことにご注意ください。