事前標準偏差を更新するには

調整計算の後に、カイ二乗テストが、事前標準偏差と帰納的平均エラーの間で起こりうる食い違いを指摘します。適切な計算モデルを用意するために、現在の計算プロジェクトの標準偏差を調整することができます。

[推定標準偏差の更新]ダイアログ ボックスでは、事前標準偏差の正規化された値を表示し、推定値を帰納値と比較します。

事前標準偏差を調整するには

  1. 計算ウィザードの「ステップ 7、調整の計算」、カイ二乗テストで、[事前標準偏差の更新]リンクをクリックします。
  2. [事前標準偏差の更新]ダイアログ ボックスで、下のテーブルに表示されるとおり、各測定値グループの推定値を指定します。

    注:ダイアログ ボックスに、現在の計算プロジェクトのすべての測定値グループが表示されます。同じタイプの測定値グループが複数ある可能性があります。

  3. [更新]をクリックします。すると、計算ウィザードは、「ステップ7、調整の計算」の最初に後戻りします。
    注:

    このアップデートでは、計測の計算プロジェクトに保存された値のみ修正します。それは、計測器の設定に影響しません。

  4. [計算]をクリックして、プロセスを再開します。

事前標準偏差の更新

説明

測定値グループ

測定値グループは、計測器等、同じ外部条件下で観測された観測値を要約します。各測定値グループで、値を調整できます。

新規の値

新しい値を指定します。たとえば、新規値として、A-帰納値を入力する、または、帰納値に近い値を入力します。

タキメータ<instrument name>

タキメータの測定値グループの値を比較します。

距離

A-推定値、A-帰納値は、センタリング エラーの影響を含んでおり、1000メートル(1キロメートル)の距離に基づいています。

距離のパラメータA

距離のパラメータB

距離のパラメータは、センタリング エラーの影響を含んでいませんが、センタリング エラーの新規値を、別々に入力することができます。

水平角度

A-推定値、A-帰納値は、センタリング エラーの影響を含んでおり、1000メートル(1キロメートル)の距離に基づいています。新規の値は、センタリング エラーの影響を含みませんが、センタリング エラーの新しい値を別途、入力することができます。

鉛直角

高さの相違

A-推定値、A-帰納値、ならびに、新規値は、センタリング エラーを含みません。

センタリング エラー

センタリング エラーは、距離の測定値と水平角度に影響を与えます。

変換またはGPS<instrument name>

変換またはGPSの測定値グループの値を比較します。

座標

可動ポイントの値を比較します。

BestPractice:

正確性の異なるレベルの測定値を持っている場合は、異なる計測器を使用します。