印刷テンプレートを作成する

印刷テンプレートを作成するには

    注:

    この手順はシステム管理者が実行する必要があります。

  1. メンテナンス ワークスペースで、インダストリ モデル プロジェクト を開きます。
  2. 次の方法のいずれかを使用して、インダストリ モデル エクスプローラで印刷エクスプローラを表示します。
    • [出力]タブ > [印刷]パネル > [印刷エクスプローラ]をクリックします。
    • インダストリ モデル エクスプローラで印刷エクスプローラをクリックします。

    印刷エクスプローラ ペインが開き、印刷ライブラリが表示されます。印刷ライブラリには、印刷テンプレートと保存した印刷が含まれます。

  3. 印刷ライブラリで、Templates フォルダを右クリックし、[テンプレートを新規作成]を右クリックします。
  4. [テンプレートを新規作成]ダイアログ ボックスで次の項目を指定します。
    • Default Printer: リストからプリンタを選択します。選択したプリンタによって使用できる用紙形式の選択肢が決まります。[None]オプションが本当のプリンタではないため、印刷をプリンタに送信するためには使用できません。ただし、このオプションを使用してテンプレートを作成できます。このようなテンプレートを使用して印刷を作成する場合、印刷インスタンスでプリンタを指定する必要があります。
    • 用紙形式: 用紙のサイズを選択し、縦または横の方向を示すアイコンをクリックします。
    • Use An Existing Style For This Plot: まれな場合ですが、このリストから既存の AutoCAD スタイル シートを選択することもできます。ただし、印刷の外観は 表示マネージャ に定義されている表示モデルで定義されます。ほとんどの場合、このオプションは空のままにします。
    • Plot Display Model: テンプレートに適用する表示スタイルのセットを含む TBDM ファイルを選択します。この表示モデルは、図面に使用されるものではなく、印刷要素に使用されます。
    • 名前: 印刷テンプレートの名前を入力します。
  5. 場所: 既定で、印刷は印刷ライブラリに保存されます。サブフォルダを作成し、そのいずれかに印刷を保存する場合、[参照]をクリックし、使用するサブフォルダを選択します。テンプレートとして認識されるには、テンプレートをテンプレートフォルダに保存する必要があります。テンプレートフォルダの作成の詳細は、印刷テンプレート フォルダを管理するを参照してください。
  6. 詳細: [詳細]矢印をクリックし、印刷の尺度と原点を指定します。

    フィールドが空の場合にのみ、この項目は必須です。ここで指定した尺度と原点は、印刷に含まれるマップには使用されません。これらの値が使用されるのは、 インダストリ モデル の有効な範囲内に初期のテンプレート フィーチャと、それに割り当てる空間参照方式(ある場合)を作成する場合のみです。

    通常、システム管理者が尺度と原点を設定します。この値は、インダストリ モデルの拡張設定または空間参照方式と一致する必要があります。管理者の指示がない場合、この設定は変更しないでください。この値が正しくない場合、印刷の作成は失敗します。

  7. [Draw Layout]をクリックして、空のテンプレートキャンバスを表示します。

    このボタンはグレーです。グレーのままの場合、詳細設定が空ではないことを確認してください。

    AutoCAD Map 3D でテンプレートを作成し、編集モードで開きます。編集モードでは、マップ プレースホルダや他の要素をレイアウトに追加できます。テンプレート要素の説明については、印刷テンプレート要素を参照してください。テンプレート編集モードを終了した後は、後で編集モードに切り替えて変更することもできます。印刷ライブラリのテンプレートを選択し、印刷ライブラリの下部にある[プレビュー/編集]分割ボタンの[編集]をクリックします。

  8. マップ プレースホルダをレイアウトに追加します。
    • [Map Placeholder]を右クリックし、[Digitize Rectangle]を選択します(必要に応じてマップ プレースホルダの位置を指定するには、AutoCAD OSNAP をオフにします)。
    • テンプレート図面で、マップ プレースホルダの四角形の左下の点にする場所をクリックし、右上の角にする場所をクリックします。
    • [Enter]キーを押して、マップ プレースホルダを完了します。

    必要に応じて追加のマップ プレースホルダを作成します。マップの固定の部分をキャプチャして、オーバービュー マップの作成などを行います。印刷エクスプローラ タスク ペインで、ツリー ビューで新しく作成したマップ プレースホルダ ノードを選択し、[Capture Map]をクリックします。グリップを使用して、必要に応じてマップ プレースホルダ フレームの回転、尺度変更、および移動を行います。マップのキャプチャした領域は、常にテンプレートに表示されます。[Capture Map Settings]ダイアログ ボックスで、[Save Capture]をクリックします。

  9. 動的ラベルをテンプレートに追加します。

    たとえば、タイトルと、キャプチャしたマップ尺度を表示するラベルを追加します。

    • [Plot Label]アイテムを開き、使用できるラベル タイプを表示します。
    • ラベル タイプを右クリックし、[ディジタイズ]を選択します。
    • テンプレート図面で、ラベル挿入点と方向を指定します。その他のラベル設定は、選択した表示モデルによって定義されます。
  10. 静的ラベルをテンプレートに追加します。

    たとえば、承認の備考を追加します。

    • [Decoration Text]アイテムを右クリックします。[文字を追加]を選択します。
    • テンプレート図面で、文字の挿入点を指定し、文字を入力します。

      既定で、一部のスタイル オプションの設定には参照レコードが使用されます。スタイル オプションを選択します。参照レコードの詳細は、参照レコードを使用するを参照してください。

      修飾文字を追加した後は、必要に応じて[ジオメトリを編集]を使用するか、[Decoration Text]フォームで位置属性を使用して位置を変更します。文字のスタイルとサイズを調整するには、[Decoration Text]フォームの[文字スタイル]と[文字のサイズ]を使用します。

  11. オプションで、イメージ プレースホルダを追加します。
    注: イメージ プレースホルダ、北矢印、凡例、尺度バーの場合、イメージの表現は選択した表示モデルによって決まります。保存したブロックを使用するために表示モデルを設定できます。使用するブロックは、フィーチャの属性によって変わります。印刷とテンプレートのいずれも、同じ表示モデルを使用します。たとえば、表示モデルで尺度バーに使用する AutoCAD ブロックを指定し、テンプレートで尺度バーの点をディジタイズする場合、尺度バー ブロックは(点ではなく)図面に表示されます。
    • [イメージ]を右クリックし、[Digitize Point]を選択します。
    • テンプレート図面で、イメージ ブロックの挿入点をクリックします。
  12. 凡例を追加します。

    このプレースホルダは点として挿入されます。

    • [凡例]を右クリックし、[Digitize Point]を選択します。
    • テンプレート図面で、凡例の挿入点をクリックします。
  13. 方位記号を追加します。

    このプレースホルダは点として挿入されます。

    • [方位記号]を右クリックし、[Digitize Point]を選択します。
    • テンプレート図面で、方位記号の挿入点をクリックします。マップ プレースホルダの上部にこのブロックを配置すると、図面上で重なって表示されます(表示モデルで図面の順序でこの位置を指定した場合)。
  14. 尺度バーを追加します。

    このプレースホルダは点として挿入されます。

    • [尺度バー]を右クリックし、[Digitize Point]を選択します。
    • テンプレート図面で、尺度バーの挿入点をクリックします。[印刷尺度]要素の真上または直下にこのブロックを配置できます。
  15. いずれかの要素を調整するには、その要素を選択し、リボンの[ホーム]タブの[属性]をクリックします。[属性]ダイアログ ボックスの[フォーム]タブを使用して変更します。
    • マップ プレースホルダのサイズ、装飾線、装飾ポリゴン フィーチャを変更できます。
    • このテンプレートから印刷を作成する場合、テンプレートのマップ プレースホルダに定義されている値は変更できません。グリッドとクロスヘア設定を定義できるのは、最初(メイン)のマップ プレースホルダのみです。これらのアイテムがテンプレートに定義されていない場合、このテンプレートから作成する印刷ではこれらのアイテムを設定できません。
    • グリッドとグリッド クロスを追加するには、印刷ライブラリのプレースホルダを右クリックし、[フォームの表示]をクリックします。マップ プレースホルダ フォームで、[詳細]タブをクリックします。[Grids and Grid Cross Settings]で、グリッド設定を指定します。詳細は、Plot Extensionを参照してください。
    • ラベルのテキストは親フィーチャによって決まります。たとえば、印刷名を変更すると、既存の印刷名ラベルも変更されます。データ モデル: ラベルを参照してください。
    • イメージ、凡例、方位記号、尺度バーの場合、方向とタイプを変更できます。

      イメージ、方位記号、尺度バーのようなポイント フィーチャの場合、事前に定義されたタイプがあれば、そのタイプを選択できます。これらのタイプは、エンタープライズ インダストリ モデルのドメイン テーブルで決まります。事前定義されたタイプを選択した場合、表示モデルを設定して、特定のブロックがあるポイント フィーチャごとにスタイルを設定できます。例については、特定の AutoCAD を使用して尺度バーの点のスタイルを設定するを参照してください。

  16. レイアウトの作成を完了したら、[閉じる]をクリックします。

    これでテンプレートを印刷する準備が整いました。テンプレート編集モードを終了した後は、後で編集モードに切り替えて変更することもできます。印刷ライブラリのテンプレートを選択し、印刷ライブラリの下部にある[プレビュー/編集]分割ボタンの[編集]をクリックします。

特定の AutoCAD ブロックを使用して尺度バーの点のスタイルを設定する

次の例では、表示モデルに定義されている AutoCAD ブロックを使用して、尺度バーのポイント フィーチャのスタイルを設定する方法について説明します。この例では、尺度バー フィーチャを使用してテンプレートを作成済みという前提です。

特定の AutoCAD ブロックを使用して尺度バーの点のスタイルを設定するには

  1. Infrastructure Administrator で、Black scalebar (1:1000)という値をドメイン テーブル Plot scalebar type に追加します。

    10,000 以上の ID を入力して、エンタープライズ インダストリ モデル内で使用されるシステム ID と重複しないようにします。データ モデル: ドメイン テーブルを参照してください。

  2. AutoCAD Map 3D のメンテナンス ワークスペースで、表示マネージャを使用して、印刷表示モデル(印刷またはテンプレート レイアウトのスタイルを含むモデル)を変更します。
    • ID_SCALEBAR_TYPE 属性(Black scalebar (1:1000)のドメイン エントリの ID)を 10,000 に設定した尺度バー画層(フィーチャ クラスPLT_PLOT_SCALEBAR)の規則を追加します。
    • テンプレートの実際の尺度を反映するように AutoCAD ブロックのサイズを設定します。その結果、印刷上の尺度バーが適切なサイズになります。
  3. テンプレートで尺度バーのタイプを設定します。
    • 編集対象の既存のテンプレートを開きます。
    • 既存の尺度バー フィーチャの汎用フォームを開きます。
    • ダイアログ ボックス ツールバーの[Edit Record]をクリックします。
    • [Scalebar Type]で、[Black scalebar (1:1000)]を選択します。
  4. [更新]をクリックします。
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