正規表現を使用してレンダーするリプリゼンテーションを指定する

カスタム(Custom)リプリゼンテーションのレンダー(Render representation)フィールドで正規表現を使用してフィルタを作成することができます。たとえば、エクスプレッションを使用してアセンブリ リファレンス階層をトラバースし、ネストされたアセンブリ リファレンスのリプリゼンテーションをアクティブにしてレンダーすることができます。正規表現を使用してフィルタを作成すると、アセンブリ リファレンス階層の典型的な制作パイプラインの命名スキームを保持したまま、アクティブにしてレンダーされたリプリゼンテーションを指定することができます。

正規表現を使用してリプリゼンテーションを指定するには、レンダー設定(Render Settings)ウィンドウ(共通(Common)タブ)のシーン アセンブリ(Scene Assembly)領域でリプリゼンテーションのレンダー(Render representation)リストからカスタム(Custom)を選択し、正規表現を使用する(Use Regular Expressions)をオンにします。リプリゼンテーション名(Representation Name)リプリゼンテーション ラベル(Representation Label)リプリゼンテーション タイプ(Representation Type)の各フィールドにエクスプレッションを入力します。

注:

正規表現で .ma (Maya ASCII)ファイル拡張子のシーン リプリゼンテーションと一致させる場合は、次を使用します。

.*¥.ma

この場合:

. は任意の 1 文字に一致します。

* は任意の文字に一致します。

¥ は次の文字が文字通り解釈されることを示しているため、任意の 1 文字ではなくピリオド文字(.)のみと直接一致します。

正規表現の例

このセクションでは、_Collection または _render が名前に付加されたリプリゼンテーションがレンダー時にアクティブにされレンダーされるように指定するために使用される正規表現の例を示します。アセンブリ リファレンス階層のシーン リプリゼンテーションには複数のバージョンのアセットが含まれています。_render が名前に付加されたシーン リプリゼンテーションのみに、最終的なレンダーの適切なジオメトリとシェーディング マテリアルが含まれます。次の図は、アセンブリ リファレンス構造を示しています。

次のエクスプレッションを使用すると、リプリゼンテーション名に _render サフィックスを含む _Collections アセンブリ リファレンス階層に属するリプリゼンテーション(アセット)がレンダー時にレンダーされるように指定することができます。

.*_Collection|.*_render

上記の説明:

.*_Collection は、存在する場合、名前の末尾が _Collection のリプリゼンテーションがレンダー時にアクティブになることを指定しています。

| は「または」を指定しています。

.*_render は、存在する場合、名前の末尾が _render のリプリゼンテーションがレンダー時にアクティブになることを指定しています。

関連項目