IK チェーンでは、IK ハンドルが開始するジョイントを開始ジョイントと呼び、IK ハンドルが終了するジョイントを終了ジョイントと呼びます。開始ジョイントと終了ジョイントの間のすべてのジョイントは、IK ハンドルとそのソルバによって駆動されます。シーン ビューでは、IK ハンドルは、IK チェーンの開始ジョイントと終了ジョイントを結ぶ線として描画されます。
IK ハンドルのエンド ポイント(既定で、IK チェーンの最後のジョイントとして配置される)は、エンド エフェクタと呼ばれます。IK ハンドルを移動する場合、IK ソルバはエンド エフェクタの位置と方向を使用して計算を行い、それに応じて IK チェーン内のジョイントを回転させます。エンド エフェクタは、常に IK ハンドルの位置と同じになろうとします。しかし、回転制限や IK チェーンの伸びきったときの長さによっては、エンド エフェクタは IK ハンドルの位置に到達できない場合があります。IK ハンドルをエンド エフェクタの位置に移動させる場合は、アニメート > IK/FK キー > IK を FK に移動(Animate > IK/FK Keys > Move IK to FK)を参照してください。
IK ハンドルのエンド エフェクタは、ハイパーグラフ(Hypergraph)からのみ確認することができます。
IK ハンドルを作成するには、IK ハンドル ツール(IK Handle Tool)または IK スプライン ハンドル ツール(IK Spline Handle Tool)を使用します。詳細については、IK ハンドル ツール(IK Handle Tool)と IK スプライン ハンドル ツール(IK Spline Handle Tool)を参照してください。
現在の IK ハンドルのすべてのコンポーネントを表示する場合は、IK ハンドルのすべてのコンポーネントを表示するを参照してください。
ハンドル ワイヤは、IK ハンドルで制御されているジョイント チェーンのすべてのジョイントとボーンを通過する線です。ハンドル ワイヤは、開始ジョイントのローカル座標軸から始まり、終了ジョイントのローカル座標軸で終ります。
ハンドル ワイヤのイメージを表示する場合は、回転プレーン ソルバを参照してください。
ハンドル ベクトルは、IK チェーンの開始ジョイントから IK ハンドルの終了ジョイント(エンド エフェクタ)に描画された線です。これは、回転プレーンで使用される軸です。
ハンドル ベクトルのイメージを表示する場合は、回転プレーン ソルバを参照してください。