実世界のカメラに比べて、Maya のカメラにはより自由でクリエイティブないくつかの利点があります。たとえば、Maya のカメラは大きさや重量による制限がないので、シーンのどの位置にでも、一番小さなオブジェクトの内側にでもカメラを移動することができます。
スタティックなカメラとアニメートされたカメラ
スタティックなシーンの作成とアニメートされるシーンの作成の両方に 3 種類のカメラを使用できます。
- スタティックなシーン、およびシーンからパンするような単純なアニメーション(上、下、左右、前後)には基本カメラを使用します。
- 鳥の不規則な飛行経路を追うようなやや複雑なアニメーション(パスに沿ったアニメーションなど)には、カメラおよびエイム(Camera and Aim)カメラを使用します。
- カメラ、エイム、アップ(Camera, Aim, and Up)カメラを使用して、上方向を向くカメラの側を指定します。このカメラは、ループするジェットコースターに沿って動くカメラのような、複雑なアニメーションに最適です。
異なるカメラのタイプやカメラの作成オプション(Create Camera Options)の詳細については、「カメラ(Cameras)のオプション」を参照してください。
立体視カメラ
立体視カメラを使用して、3 次元の奥行きを表現する 3 次元レンダーを作成します。立体視シーンをレンダリングすると、すべての立体視カメラ アトリビュートが考慮され、アナグリフ イメージまたは他のプログラムで合成できる平行イメージを作成するための計算が実行されます。
カメラ リグは、MEL や Python のスクリプティング、あるいはカスタム立体視リグ エディタ(Custom Stereo Rig Editor)を使用してカスタマイズすることができます。カスタム立体視リグ エディタ(Custom Stereo Rig Editor)を参照して、オプションを設定します。
マルチカメラ リグ ツール(Multi-Camera Rig Tool)を使用すると、2 つ以上の立体視カメラ用にマルチカメラ リグを作成することもできます。詳細については、マルチカメラ リグ ツール(Multi-Camera Rig Tool)を参照してください。
次のセクションにそれぞれの方法についての説明があります。