金型サイズの定義

金型サイズは、モデルの要件を考慮して定義します。

注: このチュートリアルでは、「初期設定(チュートリアル)」で作成した「 Speedo_initial 」スタディを使用します。

「初期設定」チュートリアルを既に終了している場合は、作成した「 Speedo tutorial 」プロジェクトを開いて、このスタディにアクセスします。または、新しいプロジェクトを開き、「Speedo tutorial」という名前を付け、チュートリアル ファイル(通常、 C:\Users\Public\Public Documents\Autodesk\Simulation Moldflow Adviser xxxx\tutorials )から[speedo_initial.sdy]をインポートし、「Speedo_single」に名前を変更します。

次の手順で金型寸法を指定します。

  1. [Speedo_single]スタディをクリックして開きます。
  2. [ホーム]タブの[形状] ([ホーム]タブ > [作成]パネル > [形状])をクリックし、[形状]タブを開きます。
  3. [形状]タブの[金型サイズ] ([形状]タブ > [金型]パネル > [金型サイズ])をクリックします。 [金型プロパティ]ペインが開きます。既定では、金型はキャビティより 25% 大きくなっています。この比率は、[比率指定 %]テキスト ボックスに入力した値で変化します。必要な金型寸法を反映するように、この値を変更する必要があります。
  4. [比率指定]チェック ボックスを選択します。
  5. [比率指定]テキスト ボックスに「40」と入力して、[適用]をクリックします。
  6. [表示]タブの[全体表示] ([表示]タブ > [ナビゲーション]パネル > [全体表示])をクリックし、金型全体を表示します。
    金型外形は、キャビティを囲む平らな境界で調整されます。

    モデルの平らな側面には穴があります。この形状を成形するには、金型の 3 つの面に、移動するスライド金型を組み込む必要があります。金型の両側面(X 方向)、および射出位置とは反対側の金型側面(負の Y 方向)を、キャビティから 50 mm の位置まで拡張する必要があります。金型の射出側の側面は幅を 30 mm とします。

  7. [比率指定]チェック ボックスを選択解除します。 [オフセット]座標フィールドが編集可能になります。
  8. [オフセット]座標フィールドに次の値を入力します。
    セル 壁の幅(mm)
    -X 50
    +X 50
    -Y 50
    +Y 30
  9. [適用]をクリックします。 金型のオフセットで、金型の長さと幅が決まります。
  10. [表示]タブの[全体表示] ([表示]タブ > [ナビゲーション]パネル > [全体表示])をクリックし、金型全体を表示します。

    これで金型外形が決定しました。次に、プレートの厚みを調整します。

  11. ViewCube ViewCubeを使用して、[下面ビュー]を選択します。
  12. [A プレートの厚み]テキスト ボックスに「95」と入力します。
  13. [B プレートの厚み]テキスト ボックスに「30」と入力します。
    注: 金型に使用する金属材料のグレードも、この枠で指定できます。この指定は、あらゆる解析の熱伝導計算に影響します。
  14. [適用]をクリックします。

これで金型のすべての寸法が決定しました。次のタスクでは、スプルーを作成します。