パーソナル データベースの設定

パーソナル データベースを作成して、よく使用する材料、および Autodesk Simulation Moldflow 材料データベースからコピーした材料に通称を付けて保存します。

たとえば、よく使用する材料として、次の通称を持つ 3 種類のポリカーボネートがあるとします。

パーソナル データベースを作成して、これらの材料を保存します。

  1. [ツール]タブの[新規] ([ツール]タブ > [データベース]パネル > [新規])をクリックします。
  2. [プロパティ タイプ]リストから[熱可塑性樹脂]を選択します。
  3. [参照]をクリックします。 [データベース名]ダイアログ ボックスが表示されます。
  4. [ファイル名]テキスト ボックスに「Our Material」と入力して、[保存]をクリックします。
  5. [新規データベース]ダイアログ ボックスで、[OK]をクリックします。
    [プロパティ]ダイアログ ボックスが表示されます。
  6. [データベース >>]をクリックします。 すべての材料リストのデータベースを示す 2 番目の表を表示できるように、ダイアログ ボックスが拡大します。
  7. 2 番目の表の下にある[検索]をクリックします。 [検索基準]ダイアログ ボックスが開きます。
  8. [検索フィールド] リストから[商品名]を選択して、[サブストリング]テキスト ボックスに「Makrolon」と入力します。[検索]をクリックします。
  9. 2 番目の表リストをスクロール ダウンし、 [Makrolon 3158] を選択します。[コピー]をクリックします。 Autodesk Simulation Moldflow 材料データベースからコピーされた材料が 1 番目の表に表示されます。
  10. [Dow Chemical USA] [Calibre 5100] [Dow Chemical Europe] [Calibre 5211] をパーソナル データベースに追加します。
    ヒント: [検索][フィルターをクリア]の順にクリックし、以前の検索基準を削除します。これらの材料は、[商品名]Calibre で検索します。[商品名] でソートをして、これら 2 つの材料を選択し、[コピー]をクリックします。

    次に、パーソナル データベース内の材料名を、日常的に使用している通称に変更することができます。通称に変更することで、パーソナル データベースでの材料の検索がより容易になります。

    パーソナル データベースにこれらの材料が追加されました。
  11. [プロパティ] ダイアログ ボックス内の 1 番目の表リストから、[Calibre 5211]を選択して、[編集]をクリックします。 [熱可塑性樹脂]ダイアログ ボックスが開き、[説明]タブが表示されます。
  12. [商品名]テキスト ボックスのテキストを選択し、「5211 (20% ガラス充填)」と入力して、[OK]を選択します。 [プロパティ]ダイアログ ボックスが更新され、材料の新しい商品名が使用できます。
  13. [Calibre 5100] をリストから選択して、商品名を「5100(10% ガラス充填)」に変更します。
  14. [OK]をクリックして、パーソナル データベースを閉じます。

    会社内でフィラー未充填のポリカーボネートを「Makrolon」と総称している場合も、多数の他のグレードの「Makrolon」と識別するために、パーソナル データベースではグレード番号を削除しないことをお勧めします。

    注: このように、[プロパティ]ダイアログ ボックスで、すべてのパラメータを変更することができます。物理的特性の変更は、解析結果に影響を与えます。

    Makrolon 3158 をその既定値の 300℃ で使用する場合に加えて、Makrolon 3158 の樹脂温度を 305℃ に設定して使用する場合は、この条件で新しいデータベース エントリを作成できます。

  15. [ツール]タブの[編集] ([ツール]タブ > [データベース]パネル > [編集])をクリックします。
  16. [Our Material.21000.udb] をリストから選択して、[開く]をクリックします。 パーソナル データベースは、[プロパティ]ダイアログ ボックスで開きます。
  17. [Makrolon 3158] を選択して、[複製]をクリックします。 [熱可塑性樹脂]ダイアログ ボックスが開きます。
  18. [商品名] を「Makrolon 3158-plus 5」に変更します。
  19. [推奨条件]タブを選択して[樹脂温度]305℃ に変更し、[OK]をクリックします。 変更したパラメータを持つ新しい材料が、パーソナル データベースに追加されました。
  20. [OK]をクリックして、データベースを閉じます。