ランナー システムの設計

このタスクでは、ランナー システム ウィザードを使用して、前のタスクで作成した 4 個取りレイアウトのランナー システムを設計します。

1. タスク 1 で作成した「 Modeling tutorial 」プロジェクトが開いていることを確認します。
2. ([ホーム]タブ > [インポート]パネル > [インポート])をクリックします。
3. [ファイルの種類]ドロップダウン リストを選択します。直接サポート対象のファイルの種類リストが開きます。 [スタディ ファイル（*.sdy）] を選択します。
4. チュートリアル フォルダにナビゲートします(通常、C:¥Users¥Public¥Public Documents¥Autodesk¥Simulation Moldflow Synergy 20xx¥tutorial)。
5. [model_4_multi-cavity.sdy]ファイルをクリックして、[開く]をクリックします。
6. ([ホーム]タブ > [作成]パネル > [形状])をクリックし、[形状]タブを開きます。
7. ([形状]タブ > [作成]パネル > [ランナー システム])をクリックします。
   [ランナー システム ウィザード]ダイアログ ボックスが開きます。

   ウィザードの第 1 ページを使用して、ランナー システムのレイアウトを指定します。スプルーおよびパーティング平面の位置を特定します。ホット ランナー システムの使用も指定できます。

8. [金型の中心]ボタンおよび[ゲートの中心]ボタンは、ゲートまたは金型のいずれかの構成を基準にして、スプルーの位置を指定します。

   各ボタンをクリックして、X 座標および Y 座標の計算結果を表示して確認します。この例のレイアウトでは、いずれのオプションでも同じ結果になることがわかります。これは、前のタスクで[ゲートを基準に整列]を選択したためです。

9. この例ではホット ランナー システムを作成しないので、ホット ランナー システムを作成するオプションは選択を解除したままにします。
10. パーティング平面の構成を変えると、ランナー システムの Z 座標に影響します。パーティング平面を指定する 3 つのボタン[上]、[下]、および[ゲート平面]をクリックし、表示される Z 座標に注目します。この例では、[上]オプションの選択が適切なので、このオプションをクリックします。
11. [次へ]をクリックして、ウィザードの次のページに進みます。 ウィザードの 2 ページ目では、スプルー、ランナー、およびドロップのサイズを指定します。
12. ランナー システム ウィザードの 2 ページ目で次の値を入力します。

    [スプルー]の設定:

    • オリフィス直径: 5 mm
    • テーパー角度: 3°
    • 長さ: 50 mm

    [ランナー]の設定:

    • 直径: 6 mm
    • [台形]オプションを選択
    • テーパー角度: 15°

    この例では、ホット ランナー システムを作成しないので、ウィザードの[ドロップ]セクションはグレー表示になります。

13. [次へ]をクリックして、ウィザードの最後のページに進みます。 ウィザードの 3 ページ目では、作成する側面ゲートと上部ゲートを指定します。
14. ランナー システム ウィザードの 3 ページ目で次の値を入力します。

    [サイド ゲート]の設定:

    • オリフィス直径: 3 mm
    • テーパー角度: 15°
    • [角度]オプションを選択し、45°を指定

    この例では、射出位置は成形品の側面にあるので、ウィザードの[上部ゲート]セクションはグレー表示になります。

15. [完了]をクリックして、ランナー システムを作成します。
16. モデルを回転して、ランナー システムを目で確認します。 下図のようなランナー システムが作成されます。
    
    
    ヒント: 目的の結果が得られなかった場合、または設計を変更する場合は、クイック アクセス ツールバーの [元に戻す]をクリックしてランナー システムを削除します。次に ([形状]タブ > [作成]パネル > [ランナー システム])をクリックし、ウィザードを再度開きます。ランナー システム ウィザードには、前回使用した設定がすべて保存してあるので、ウィザードの各ページの設定を必要に応じて調整するだけです。

ランナー システムの一部またはすべてを手動で作成することもできます。作成後、ランナー、ゲート、およびスプルーのサイズやスタイルを変更することも可能です。これを実行するには、 ([表示]タブ > [ナビゲーション]パネル > [選択])をクリックし、変更するランナー セグメントを右クリックして、[プロパティ]を選択します。

次のタスクでは、冷却回路ウィザードを使用して、多数個取り金型の単純な冷却回路レイアウトを作成します。

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