構造柱解析プロパティ

構造解析ツールと手順に対応するように、構造柱の解析プロパティを変更します。

構造解析のプロパティを変更するには、要素を選択します。プロパティ パレットで、プロパティ フィルタから要素固有の解析プロパティを選択します。

注: 次の表は、ソフトウェアの Revit 2015 R2 リリースの Autodesk Maintenance および Desktop Subscription をご契約のお客様が利用可能な[プロパティ]パレットを反映して再編成されています。
名前 説明
解析モデル
解析の対象 [吊材]、[自重]、[水平力]、または[非解析用]のいずれか。外部の解析アプリケーションによって使用され、柱が水平力分析に寄与するかどうかが判定されます。
解析用リンク グローバルな方向で完全固定または解放に設定できるフレーム要素。[解析用リンク]を有効にすると、追加の解析セグメントが、梁の解析モデルの終点と柱の解析モデルとの間にあるモデルに固定されます。

詳細は、「解析用リンク」を参照してください。

解析用プロパティ
ファミリ タイプ 要素のファミリ タイプ。
物理マテリアル アセット 柱マテリアルに割り当てられる物理アセットの名前(読み込み専用)。
長さ 解析モデルの長さ。
断面回転 傾斜柱の時計回りの回転角度(上部から下部へと表示)この角度は小数第 3 位まで指定できます。負の数値を指定すると反時計回りに回転します。傾斜柱が垂直状態にある場合、この回転はプロジェクトの北から計測されます。それ以外の場合は、垂直位置から計測されます。
解析用位置合わせ
上面の位置合わせ方法

[自動検出]または[投影]のいずれかです。柱の上端の水平参照と垂直参照を自動的に位置合わせするか、定義済みの方法で投影するかを指定します。

上部 y 投影

[位置基準]、[要素の左]、[要素の中心]、[要素の右]、<グリッド...>、または<参照面...> のいずれかです。[上面の位置合わせ方法]が[投影]に指定されている場合に使用できます。

柱の上端での解析モデルの水平方向の場所を指定します。

上部 z 投影

[位置基準]、[要素の上]、[要素の中心]、[要素の下]、<レベル...>、または<参照面...>のいずれかです。[上面の位置合わせ方法]が[投影]に指定されている場合に使用できます。

柱の上端での解析モデルの垂直方向の場所を指定します。

上面の延長方法

[自動検出]または[投影]のいずれかです。柱の上端の垂直の延長線を自動的に位置合わせするか、定義済みの方法で投影するかを指定します。

上部 x 投影

[上部レベル参照]、[柱の上部]、<レベル...>、または <参照面...> のいずれかです。[上面の延長方法]が[投影]に指定されている場合に使用できます。

柱の上端での解析モデルの垂直方向の延長の場所を指定します。

基準の位置合わせ方法

[自動検出]または[投影]のいずれかです。柱の基部の水平参照と垂直参照を自動的に位置合わせするか、定義済みの方法で投影するかを指定します。

下部 y 投影

[位置基準]、[要素の左]、[要素の中心]、[要素の右]、<グリッド...>、または<参照面...> のいずれかです。[基準の位置合わせ方法]が[投影]に指定されている場合に使用できます。

柱の基部での解析モデルの水平方向の場所を指定します。

基部 z 投影

[位置基準]、[要素の上]、[要素の中心]、[要素の下]、<レベル...>、または<参照面...>のいずれかです。[基準の位置合わせ方法]が[投影]に指定されている場合に使用できます。

柱の基部での解析モデルの垂直方向の場所を指定します。

基準の延長方法

[自動検出]または[投影]のいずれかです。柱の基部の垂直の延長線を自動的に位置合わせするか、定義済みの方法で投影するかを指定します。

基部 x 投影

[基部レベル参照]、[柱の下部]、<レベル...>、または <参照面...> のいずれかです。[基準の延長方法]が[投影]に指定されている場合に使用できます。

柱の基部での解析モデルの垂直方向の延長の場所を指定します。

構造解析

(「構造解析モデルの概要」を参照してください)。

上部のリリース [固定]、[ピン]、[曲げモーメント]、または[ユーザ定義]のいずれか。[ユーザ定義]を使用すると、上部のリリース条件のそれぞれを有効または無効にできます。
上部の Fx 柱上部の X 軸方向のリリース(移動自由度)。
上部の Fy 柱上部の Y 軸方向のリリース(移動自由度)。
上部の Fz 柱上部の Z 軸方向のリリース(移動自由度)。
上部の Mx 柱上部の X 軸まわりのリリース(回転自由度)。
上部の My 柱上部の Y 軸まわりのリリース(回転自由度)。
上部の Mz 柱上部の Z 軸まわりのリリース(回転自由度)。
底部のリリース [固定]、[ピン]、[曲げモーメント]、または[ユーザ定義]のいずれか。[ユーザ定義]を使用すると、底部のリリース条件のそれぞれを有効または無効にできます。
底部の Fx 柱下部の X 軸方向のリリース(移動自由度)。
底部の Fy 柱下部の Y 軸方向のリリース(移動自由度)。
底部の Fz 柱下部の Z 軸方向のリリース(移動自由度)。
底部の Mx 柱下部の X 軸まわりのリリース(回転自由度)。
底部の My 柱下部の Y 軸まわりのリリース(回転自由度)。
底部の Mz 柱下部の Z 軸まわりのリリース(回転自由度)。
識別情報
部材番号 解析用部材に作成される識別子です。この値はプロジェクトの[解析用梁]、[解析用ブレース]、および[解析用柱]で一意である必要があります。Revit は、その数字が既に使用されている場合に警告を表示しますが、その数字は引き続き使用することができます。警告を表示するには、[警告を一覧表示]ツールを使用します。詳しくは、「警告メッセージを確認する」を参照してください。
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フェーズ
作成されたフェーズ 柱が作成されたフェーズを示します。「プロジェクトのフェーズ」を参照してください。
解体されたフェーズ 柱が解体されたフェーズを示します。「プロジェクトのフェーズ」を参照してください。