DWG/DXF 書き出しのためのレイヤ マッピングを修正する

書き出しプロセスの一部として DWG か DXF 書き出しセットアップのレイヤ マッピング設定を修正できます。または、次の手順に従っていつでもセットアップにアクセスできます。

注: 書き出しセットアップを作成、修正するときには、テキスト ファイルから設定をロードすることができますが、Revit LT では書き出しセットアップは個別のテキスト ファイルではなくプロジェクトの一部として保存されます。プロジェクト間で書き出しセットアップを共有するには、プロジェクト標準を転送ツールを使用します。
  1. [書き出し] [オプション] (書き出し設定 DWG/DXF)をクリックします。

    [DWG/DXF 書き出しセットアップ]ダイアログの[レイヤ]タブに、現在選択されているセットアップの設定が Revit LT によって表示されます。

  2. 次の書き出しレイヤ オプションのいずれかを選択し、CAD レイヤに対するビュー固有のグラフィック上書きを持つ Revit LT 要素のマッピング方法を指定します。(色、線の太さ、および線種など、Revit LT 要素のグラフィック プロパティは、要素が属するカテゴリのオブジェクト スタイルに定義されています。ただし、特定のビューで選択した要素に対して、これらの定義を変更することができます)。
    • カテゴリ プロパティ BYLAYER と優先設定 BYENTITY を書き出す。ビュー固有のグラフィック上書きを持つ Revit LT 要素は、CAD アプリケーション内でもこれらの上書きを保ちます。ただし、これらの要素は同じ Revit LT カテゴリの他のエンティティと同じ CAD レイヤに常駐します。
    • すべてのプロパティ BYLAYER を書き出すが、優先設定は書き出さない。CAD アプリケーションでは、ビュー固有の上書きが無視されます。書き出された Revit LT 要素はすべて、同じ Revit LT カテゴリの他のエンティティと同じ CAD レイヤに常駐します。すべてのエンティティに対し、そのレイヤで定義されている表示プロパティを画面で表示させるように強制すると、レイヤの数が減少し、書き出した DWG/DWF ファイルに対するレイヤごとのコントロールが提供されます。
    • すべてのプロパティ BYLAYER を書き出し、優先設定の新しいレイヤを作成。ビュー固有のグラフィックスを持つ Revit LT 要素は、独自の CAD レイヤに配置されます。このオプションでは、書き出した DWG/DXF ファイルをレイヤごとにコントロールでき、グラフィックスの目的が保持されます。ただし、書き出した DWG ファイル内のレイヤ数は増えます。
    注: リンクされたプロジェクトを含むビューを書き出す場合、リンクは優先設定として扱われます。書き出すファイルに色やその他のグラフィックス表示設定を保存するには、[すべてのプロパティ BYLAYER を書き出すが、優先設定は書き出さない]を選択します。
  3. 標準のロード レイヤに対しては、標準を 1 つ選択するか、ファイルから[ロード設定]を選択し、目的のファイルにナビゲートして[開く]をクリックします。
  4. 希望どおりにマッピング値を編集します。
    • [投影]または[切り取り]の値を変更するには、変更するカテゴリの[レイヤ]列または[色]列をクリックして、新しい値を入力します。
      注: [色]は AutoCAD の色 ID に対応しています。
    • 投影レイヤ名または切り取りレイヤ名に対する修飾語を追加または変更するには
      1. カテゴリまたはサブカテゴリを選択し、([投影]または[切り取り]の下にある)[レイヤ修飾語]列をクリックして、[追加/編集]ボタンをクリックします。(カテゴリ/サブカテゴリを複数選択した場合、[追加/編集]ボタンをクリックすると最後に選択したカテゴリ/サブカテゴリだけが対象となります。すべてを対象にするには、テーブルの下部にある[すべてに修飾語を追加/編集]ボタンをクリックします)。

        [レイヤ修飾語を追加/編集]ダイアログが開き、[追加された修飾語]パネルに選択したカテゴリ(または複数カテゴリ)がリストで表示されます。

      2. [使用できる修飾語]パネルから修飾語を選択し、右矢印ボタンをクリックして[追加された修飾語]リストに追加します。(同様に、左矢印ボタンをクリックすると、選択した修飾語が[追加された修飾語]リストから削除されます。)
      3. 必要に応じて、カテゴリまたは追加した任意の修飾語に対する[セパレータ]列に文字を 1 つ入力します。(ただし、次の文字は使用できません。<>/|":;?*|,+' )
      4. [上へ移動]ボタンまたは[下へ移動]ボタンを使用して、追加した修飾語をカテゴリ名の接頭語または接尾語として位置付けます。
      5. [レイヤ名のプレビュー]テキスト ボックスに表示されたレイヤ名で確定する場合は、[OK]をクリックします。
        注: [フェーズ ステータス]、[アンダーレイ]、[ビュー タイプ]を除き、レイヤ モディファイヤはブロック内の図形には適用されません。
    • 注: このダイアログの[レイヤ]タブのモディファイヤの値を変更すると仮定します。次に、プロジェクトで要素を選択し、プロパティ パレットで対応するモディファイヤの値を変更します。[レイヤ]タブで入力したモディファイヤの値が、プロパティ パレットに入力した新しい値で上書きされ、書き出し操作で新しい値が使用されます。
  5. [OK]をクリックして、新規または修正した書き出しセットアップを保存します。[DWG 書き出し]ダイアログまたは[DXF 書き出し]ダイアログから[DWG/DXF 書き出しセットアップを修正]ダイアログにアクセスしていた場合は、[DWG 書き出し]ダイアログまたは[DXF 書き出し]ダイアログが表示されます。その後、書き出し操作を続行したり、書き出さずにセットアップだけを保存したりできます。詳細は、「DWG に書き出す」および「DWG または DXF に書き出す」を参照してください。

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