[開始および学習] > [開始]を使用して、新しいデザイン スタディを(CAD から起動する代わりに)作成したり、既存のデザイン スタディを開きます。または、デザイン スタディを作成または開く前に、[デザイン スタディの自動化]ツールを使用して、テンプレートやルールなどの自動化設定を指定します。
新規作成
CADから起動するのではなく、ジオメトリファイルから新しいデザインスタディを作成するには、新規を使用します。
クイック アクセス ツールバーの[新規]と[開始および学習]タブの[新規]でも同じ機能を実行します。
開く
開くをクリックして、既存のデザインスタディまたは共有ファイルを開きます。
デザインスタディは、Autodesk Simulation CFD ファイル構造の最上位にあります。これは、ディスクから直接開くことができる唯一のレベルです。設計およびシナリオは、デザインスタディ内でアクセスできます。
オプション
[オプション]をクリックして、ユーザ インタフェースをカスタマイズし、[ユーザ インタフェースの設定]ダイアログで個人設定を変更します。
パネルのタイトルバーの外にスライドする矢印をクリックし、以下のコントロールにアクセスします。
テンプレート
テンプレートは、デザインを定義する1つ以上のシナリオのモデル設定を含むファイルです。テンプレートでは類似した設定を含むデザインスタディに対して一貫性を提供します。
デザインスタディでテンプレートを開いた後、デザインスタディバーから各設定をドラッグし、適切なモデルエンティティに適用することが可能です。
例えば、圧力損失を最小化するために再設計を要する、マルチポートマニホールドを想定します。各デザインはジオメトリが異なるものの、流量、流出圧力、および材料については変わりません。テンプレートにはこれらの設定を格納します。テンプレートをそれぞれの新しいデザインに適用することで、ユーザーは各種の設定をサーフェスや部品に関連付けることが可能です。このテンプレートによりすべてのデザインに対しての一貫した設定が保証され、時間や労力の大幅な削減が可能となります。
ルール
CAD エンティティと Autodesk Simulation CFD 設定間の関連付けをルールと言います。これを用いることで、頻繁に発生するCADコンポーネントに対して設定の自動割り当てが行えます。ルールは通常、デザインスタディの実効時において、自動で適用されます。
例えば、コントロールモジュールのラインでは多数の部品が共有されています。CADの部品ライブラリでは命名規約が使用されており、各コンポーネントに対しては、あらゆるモデルにおいて同様の命名が行われます。既知である各コンポーネントの熱散逸も、すべてのデザインスタディに対して適用する必要があります。これを実施するには、部品名を対応する熱散逸の値に割り当てるルールを作成します。Autodesk Simulation CFD にモデルを開くと、部品に対して熱散逸値が自動的に割り当てられます。それぞれのモジュールにはこのような部品が数百も含まれているため、ルールを利用することにより、シミュレーションの定義に必要な手作業の数を大幅に減らすことが可能となります。
フラグ
フラグは、Autodesk Simulation CFD のさまざまな側面を変更するのに便利な設定オプションです。
これらのフラグは、フラグマネージャを使用して選択、起動、および管理できます。
スクリプト エディタ
アプリケーション プログラミング インタフェース(API)により、ユーザやアプリケーション開発者はユーザ インタフェース コマンドを直接使用せずに機能にアクセスすることができます。Pythonプログラミング言語ベースのScript Editorは、スクリプトの作成、編集、検索、および実行を可能にするために提供されています。
アプリケーション プログラミング インタフェース(API)についての詳細