Vault Client、Vault Office Client、AutoCAD、および Inventor 用の .xaml ファイルを修正して、Data Standard ダイアログにフィールドを追加します。
注: .xaml ファイルを修正するには、テキスト エディタが必要です。このトピックの例では、XML Notepad 2007 を使用しています。
Data Standard の.xaml ファイルを修正する方法の詳細については、「.xaml ファイルの構成」を参照してください。
Data Standard ダイアログを設定する
- Data Standard ダイアログから新しいプロパティ定義をマッピングする場合は、AutoCAD および Inventor の .cfg ファイルに新しいプロパティ定義を追加していることを確認してください。Vault Client または Vault Office Client については、.cfg ファイルを修正する必要はありません。
注: Data Standard ダイアログでプロパティとしてアクセスできるようにするフィールドは、.cfg ファイルですべて定義する必要があります。プロパティの名前は、ファイルまたは表題欄プロパティの名前にもなります。プロパティ名が
title などの既存のファイル プロパティと一致する場合は、このファイル プロパティが使用されます。それ以外の場合は、カスタム プロパティが作成されます。このルールの唯一の例外は AutoCAD です。AutoCAD では、プロパティを同期する場合、Data Standard からファイル属性ではなく表題欄属性にプロパティを同期します。
プロパティ属性の詳細については、「Data Standard の CAD 設定ファイルを修正する」を参照してください。
たとえば、企業(Company)名のフィールドを Inventor Data Standard ダイアログに追加して、ファイル プロパティ company にマッピングする場合、最初に 1 ファイルで、このプロパティの新しいエントリを作成する必要があります。
- 修正する Data Standard ダイアログの .xaml を特定します。たとえば、Inventor の Data Standard ダイアログのレイアウトを変更する場合は、Inventor.xaml に変更を加える必要があります。.xaml ファイルの場所については、次の一覧を参照してください。
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Vault Client:
C:¥ProgramData¥Autodesk¥Vault <リリース年>¥Extensions¥DataStandard¥Vault¥Configuration¥File.xaml
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Vault Office Client (Vault 2015 R2 のみ):
C:¥ProgramData¥Autodesk¥Vault 2015 R2¥Extensions¥DataStandard¥Vault¥Configuration
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Inventor:
C:¥ProgramData¥Autodesk¥Vault <リリース年>¥Extensions¥DataStandard¥CAD¥Configuration¥Inventor.xaml
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Inventor: チューブ&パイプ:
C:¥ProgramData¥Autodesk¥Vault <リリース年>¥Extensions¥DataStandard¥CAD¥Configuration¥TubeAndPipe.xaml
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Inventor: ケーブル&ハーネス:
C:¥ProgramData¥Autodesk¥Vault <リリース年>¥Extensions¥DataStandard¥CAD¥Configuration¥CableAndHarness.xaml
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Inventor: デザイン アクセラレータ:
C:¥ProgramData¥Autodesk¥Vault <リリース年>¥Extensions¥DataStandard¥CAD¥Configuration¥DesignAccelerator.xaml
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Inventor: フレーム ジェネレータ:
C:¥ProgramData¥Autodesk¥Vault <リリース年>¥Extensions¥DataStandard¥CAD¥Configuration¥FrameGeneratorFrame.xaml
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AutoCAD:
C:¥ProgramData¥Autodesk¥Vault <リリース年>¥Extensions¥DataStandard¥CAD¥Configuration¥AutoCAD.xaml
- XML Notepad 2007 などの任意のテキスト エディタで .xaml ファイルを開きます。
- [Grid]フォルダで、Data Standard ダイアログに追加する任意のラベルまたはテキスト ボックスを作成します。ラベルおよびテキスト ボックスごとに、独自のコンテンツ定義に加え、ダイアログ上での表示順序を指定する値(Grid.Row や Grid.Column)が必要となります。
注: 行と列は、インデックス 1 ではなく、インデックス 0 から始まります。新しい行または列が必要な場合は、行または列をコピーして貼り付け、適切な定義部分に挿入します。行の高さおよび列の幅が不確かな場合は、値として "auto" または "*" を使用します。
テキスト ボックスを有効にする必要もあります(IsEnabled)。
ヒント: .xaml ファイルをすばやく変更するには、既存のラベルおよびテキスト ボックスを複製し、値を修正します。
たとえば、ラベル Company を新たに追加する場合、[Grid]フォルダに移動して新しいラベルを挿入し、コンテンツ定義を指定します。次に、このラベルの Grid.Row の値を修正して、ダイアログ上でのラベルの表示順序を指定します。
- ファイルを保存して閉じます。
- ダイアログを起動すると、新しいラベルおよびテキスト ボックスが表示されます。すべてが適切に表示されているかを確認します。