AutoCAD および Inventor 用の Data Standard Add-in には、Data Standard のシートの動作を指定する独自の設定ファイルが 2 つ用意されています。一連の動作は、設計ワークフローに合わせて修正することができます。
AutoCAD および Inventor 用の Data Standard Add-in には、次の 2 つの設定ファイルがあります。
これらの CAD ファイルは、ともに C:¥ProgramData¥Autodesk¥Vault 2015¥Extensions¥DataStandard¥CAD¥Configuration にあります。
設定ファイルは XML 形式のファイルです。ファイル内の要素の値を修正するには、テキスト エディタまたは XML エディタを使用します。
サンプル
<FileNameDefinition>{Prop[TITLE].Value}</FileNameDefinition>ファイル名は、TITLE プロパティの値から生成されます。
<FileNameDefinition>{Prop[YEAR].Value}_{Prop[NUMBER].Value}</FileNameDefinition>ファイル名は、YEAR プロパティと NUMBER プロパティをアンダースコアでつなげた組み合わせから生成されます。
サンプル
<PathDefinition>{Workspace}\{Prop[PROJECT].Value}</PathDefinition>このサンプルでは、Data Standard で生成されるパスは、アプリケーションで設定した作業スペースに、Data Standard ダイアログで選択または入力したプロジェクト名を付加したものになります。作業スペースは変化しないため、この部分は固定になります。一方、プロジェクト パスはユーザのデータに応じて変化します。
Data Standard ダイアログでプロパティとしてアクセスできるようにするフィールドは、ここですべて定義する必要があります。プロパティの名前は、ファイルまたは表題欄プロパティの名前にもなります。プロパティ名が title などの既存のファイル プロパティと一致する場合は、このファイル プロパティが使用されます。それ以外の場合は、カスタム プロパティが作成されます。このルールの唯一の例外は AutoCAD です。AutoCAD では、プロパティを同期する場合、Data Standard からファイル属性ではなく表題欄属性にプロパティを同期します。
プロパティ |
必須 |
説明 |
サポートされる値 |
---|---|---|---|
PropertyName |
はい |
プロパティの名前です。 |
文字と数値 |
DataType |
はい |
データ タイプを定義します。 |
テキスト、日付、数値、倍精度、ブール |
InitialValue |
いいえ |
最初に入力する必要がある値を定義します。 |
任意のテキスト |
RequiresValue |
いいえ |
フィールドに値を格納する必要があるかどうかを定義します。 |
true、false |
Regex |
いいえ |
ユーザ入力をコントロールする正規表現を定義します。 |
正規表現の構文 |
SyncDWGProperty |
いいえ |
DWG プロパティを同期するか、Data Standard ダイアログの入力値に基づいて DWG プロパティを作成するかを定義します。 詳細については、「Data Standard で SyncDWGProperty 属性を使用して、AutoCAD DWG プロパティをマッピングする」を参照してください。 |
true、false |
サンプル
<SkipForProperties>CDN_B</SkipForProperties>