まず、ライト オブジェクトが存在しない場合にシーンがどのように見えるかを確認します。そこで、このシーンにデイライトを追加してみましょう。
レッスンの準備:
露出コントロールを設定する:
[露出コントロール](Exposure Control)を選択します。 3ds Max によって[環境と効果](Environment And Effects)ダイアログ ボックスが開きます。

露出の設定を除去したことにより、既定値のライトを使用した非常に基本的な設定でシーンが表示されます。

レンダリングは平面的に見え、あまりリアルではありません。シーンに適切な照明を追加するために、人工の光源またはデイライトを追加する必要があります。このチュートリアルでは、mental ray のフォトメトリック光源 2 つを生成することによってデイライトを作成します。
これらの 2 つの光源では、太陽と空を物理的に正しく表現することができる「mr Physical Sky」環境シェーダを使用します。
デイライト システムを作成する:

3ds Max によって[デイライト システム作成](Daylight System Creation)ダイアログ ボックスが開き、mental ray に最適な露出の値を使用するかどうかを確認するメッセージが表示されます。

[露出コントロール](Exposure Control)を選択します。[露出制御](Exposure Control)ロールアウトで[mr フォトグラフィック露出制御](mr Photographic Exposure Control)を選択してから、[mr フォトグラフィック露出制御](mr Photographic Exposure Control)ロールアウトで[露出値 (EV)](Exposure Value (EV))を選択します。露出値が 15 に設定されていることを確認します。 

mental ray サンとスカイを使用するようにシステムを変更する:
[修正](Modify)パネルに移動します。 

[mr Sky]を選択すると、3ds Max によって[mental ray Sky]ダイアログ ボックスが開き、mr Physical Sky 環境マップを作成するかどうかを尋ねられます。

[はい](Yes)をクリックして、環境マップを追加します。
mr Physical Sky 環境マップは、グラデーションがベースになっており、時刻に対応した太陽の位置によってシーンのバックグラウンド上での外観が変化します。
デイライトの時間と位置を設定する:
続いて、サン オブジェクトの位置を調整しましょう。シーンの地理的な場所に基づいて、空の太陽の位置を調整します。
[位置](Position)領域で、[設定](Setup)をクリックします。 
3ds Max によって
[モーション](Motion)パネルが開きます。
[場所](Location)領域で、[位置を取得](Get Location)をクリックします。 


[OK]をクリックすると、3ds Max によって、デイライト システムのサン オブジェクトが実際のアテネ(ギリシャ)の緯度と経度をモデルにするように配置されます。
さらに[コントロール パラメータ](Control Parameters)
[時間](Time)領域に表示される各種設定を使用して、日付と時間帯を変更できます。その設定は、太陽の位置にも関係します。照明の追加とレンダリングを行おうとしているシーンは、PM 3 時、すなわち 1500 時です。
[時間](Hours)スピナーで時間を 15 (午後 3 時)に変更します。 

この調整により、シーンの南北位置が設定されるので、西向きに設定されている海面に日輪が表示されます。
露出を設定する:
[露出コントロール](Exposure Control)を選択して[環境と効果](Environment And Effects)ダイアログ ボックスを表示します。 

結果は良いのですが、別荘の室内の窓と出入り口の背後の領域が暗すぎます。次のレッスンでは、戸外の光の一部を屋内に取り込んでこの問題を解決する方法を学習します。
作業を保存する: