Revit を使用してカーポートを改良

このレッスンでは、Revit を使用して、1 台ではなく 2 台の自動車を収容できるようにカーポートを変更します。ファイル リンク マネージャのダイナミックな機能を使用してみましょう。

Revit を使用してカーポートを編集する:

    この手順を行うには、お使いのワークステーションに Revit がインストールされている必要があります。Revit がインストールされていない場合は、次の手順(FBX ファイルの再ロード)に進んでください。

  1. Revit ウィンドウをもう一度開きます。
  2. 左側のプロジェクト ブラウザ パネルで、[平面図](Floor Plans) [Carport]をダブルクリックします。

    カーポートの見取り図が表示されます。

  3. カーポートの領域がよく見えるようにズーム拡大します。
  4. カーポートの左側にある軸 1 をクリックして選択します。
  5. 軸 1 を、軸 A および B のマーカーの付近まで、左にドラッグします。

    カーポートのサイズが大きくなります。

    注: 縦の柱はカーポートの屋根に拘束されているので、屋根のサイズを大きくすると、柱もそれに合わせて移動します。
  6. プロジェクト ブラウザ パネルで、[3D Views] [Exterior] をダブルクリックします。
  7. 3D ビューを調整すると、カーポートが 2 台の自動車を収容できる大きさになっていることが分かります。
  8. アプリケーション メニューを開き、[書き出し](Export) [FBX]を選択します。
    注: このとき、プロジェクトの保存を求めるメッセージが表示されます。このチュートリアルを進めるにあたっては、プロジェクトを保存する必要はありません。

    ファイル ダイアログ ボックスが開きます。

  9. ファイル ダイアログ ボックスで、先ほど作成した beachhouse.fbx を選択して[保存](Save)をクリックします。

    beachhouse.fbx が上書きされることを警告するメッセージが表示されます。

  10. [はい](Yes)をクリックします。
  11. Revit を終了します。

    このチュートリアルでは、もう Revit は使用しません。

    注: beachhouse.rvt の変更内容を保存する必要はありません。

3ds Max で、FBX ファイルを再ロードします。

  1. 3ds Max ウィンドウを再び開きます。
  2. Revit の手順を省略した場合は、以下の手順を実行します。
    • Windows エクスプローラを使用して、 beachhouse.fbx ファイルを \import\revit_files\updated_fbx サブフォルダからメインの \import\Revit_files フォルダにコピーします。このファイルは既にセットアップが完了しています。前のバージョンの beachhouse.fbx を上書きします。
  3. アプリケーション メニューから[参照](References) [リンクを管理](Manage Links)を選択します。

    3ds Max によって[ファイル リンク マネージャ](File Link Manager)ダイアログ ボックスが開きます。

  4. [ファイル リンク マネージャ](File Link Manager)ダイアログ ボックスで、[ファイル](File)パネルに切り替えます。

    beachhouse.fbx のエントリに赤い旗のアイコンが表示されています。これは、FBX ファイルが変更されていることを表します。

  5. [再ロード](Reload)をクリックします。

    3ds Max によって[ファイル リンク設定: Revit ファイル](File Link Settings: Revit Files)ダイアログ ボックスが開きます。

  6. FBX ファイルの再ロードに関する既定値のオプションを受け入れて、[OK]をクリックします。

    3ds Max によって、FBX ファイルの再ロード中に進行状況バーが表示されます。[ファイル リンク マネージャ](File Link Manager)ダイアログ ボックスは開いたままにしておきます。

  7. SunAndSky-002 デイライト オブジェクトを 選択し、 [モーション](Motion)パネルに切り替えます。
  8. [モーション](Motion)パネルでデイライトの設定が以前と同じであることを確認します。
    • [時間](Hours) = 15
    • [分](Minutes) = 17
    • [月](Month) = 5
    • [日](Day) = 10
    • [位置](Location) = Boston, MA

    必要に応じてこれらの値を修正し、[位置](Location)領域で[北方向](North Direction)の値を 300.0 に変更します。

    Revit ではデイライトの値を FBX ファイルに保存したため、[北方向](North Direction)を再設定する必要があります。

  9. 3D View: Exterior ビューポートをアクティブにして、 シーンをレンダリングします。

    3ds Max でも、Revit と同様にビーチ ハウスのカーポートが 2 倍の大きさになりました。

FBX ジオメトリを 3ds Max にバインドする:

    ビーチ ハウスのモデルをこれ以上 Revit で修正する予定はないので、この時点でモデルを 3ds Max にバインドします。これには、ビーチ ハウスのジオメトリが、3ds Max のツールで編集可能な本格的なメッシュ オブジェクトになるという利点があります。

  1. [ファイル リンク マネージャ](File Link Manager)ダイアログ ボックス[ファイル](File)パネルで、[バインド](Bind)をクリックします。

    3ds Max によって、ライブ リンクを破棄しようとしていることを警告するメッセージが表示されます。

  2. [バインドを続行](Proceed With Bind)をクリックします。

    3ds Max によってジオメトリがバインドされ、メッシュ オブジェクトに変換されます。

  3. [ファイル リンク マネージャ](File Link Manager)ダイアログ ボックスを 閉じます。

    このチュートリアルでは、ここからは 3ds Max ジオメトリおよび照明だけを使用していきます。

    次のレッスンでは、「mr Sky ポータル」オブジェクトを使用してデイライトをビーチ ハウスの室内へ取り込み、室内の周囲光を強くしてみましょう。

次のレッスン

Sky ポータルによるライティング