法線位置合わせ

[法線位置合わせ](Normal Align)では、[法線位置合わせ](Normal Align)ダイアログ ボックスを使用して、2 つのオブジェクトを位置合わせします。この位置合わせは、各オブジェクトの面か選択箇所の法線の方向が基準になります。

[法線位置合わせ](Normal Align)ダイアログ ボックスを開くには、位置合わせするオブジェクトを選択し、そのオブジェクトの面をクリックし、次に 2 番目のオブジェクトの面をクリックします。2 番目のオブジェクトの法線をクリックして選択すると、[法線位置合わせ](Normal Align)ダイアログ ボックスが表示されます。

サブオブジェクト選択がアクティブなときに[法線位置合わせ](Normal Align)を使用すると、その選択だけが整列されます。この機能は、面のサブオブジェクト選択を整列する手段として利用できます。その他の方法では、ソース オブジェクトの面の法線は指定できません。

[法線位置合わせ](Normal Align)の処理はスムージング グループごとに適用され、面のスムージングを基に補間された法線が使用されます。したがって、ソース オブジェクトの面は、面の法線にスナップさせる(接触する位置に移動する)代わりに、ターゲット サーフェスの任意の部分に向きを合わせることができます。

面を持たないオブジェクト(ヘルパー オブジェクト、スペース ワープ、パーティクル システム、環境効果ギズモなど)を[法線位置合わせ](Normal Align)で処理する場合には、Z 軸とオブジェクトの原点が法線として使用されます。したがって、[法線位置合わせ](Normal Align)ではポイント オブジェクトも処理できます。

[位置合わせ](Align)フライアウト上のその他の位置合わせツールとして、[位置合わせ](Align)、[クイック位置合わせ](Quick Align)、[ハイライトを配置](Place Highlight)、[カメラを位置合わせ](Align to Camera)、[ビューに位置合わせ](Align to View)があります。

手順

法線を位置合わせするには:

  1. ソース オブジェクトを選択します。ソース オブジェクトとは、位置合わせで移動するオブジェクトです。
  2. 次のいずれかを実行します。
    • メイン ツールバーで、[位置合わせ](Align)フライアウトの ([法線位置合わせ](Normal Align))をクリックします。
    • [ツール](Tools)メニューで、[位置合わせ](Align) [法線位置合わせ](Normal Align)を選択します。拡張メニュー システムを使用する場合は、[編集](Edit)メニュー [変換](Transform) [法線位置合わせ](Normal Align)を選択します。
  3. ソース オブジェクトのサーフェス上をドラッグします。

    法線位置合わせカーソルが、クロスヘアの組み合わせに付随する形で表示されます。カーソルとともに表示される青い矢印は、現在の法線を示します。

  4. カーソルと青い矢印を使用する法線までドラッグし、マウス ボタンを放します。

    マウス ボタンを放しても、青い矢印は消去されません。

  5. この矢印は、ソース オブジェクトで使用する法線を示しています。

    ターゲット オブジェクトのサーフェス上をドラッグします。

  6. ターゲット オブジェクト側で使用する法線までドラッグし、マウス ボタンを放します。

    ソース オブジェクトが移動し、ターゲット オブジェクトの法線に位置合わせします。[法線位置合わせ](Normal Align)ダイアログ ボックスが表示されます。

  7. 次のいずれかを実行します。
    • [OK]ボタンをクリックし、位置合わせを確定します。
    • ダイアログ ボックスで位置合わせに修正を加えてから、[OK]ボタンをクリックします。
    • [キャンセル](Cancel)ボタンをクリックすると、位置合わせの処理がキャンセルされます。

インタフェース

[法線位置合わせ](Normal Align)ダイアログ ボックスでは、位置合わせを調整したりキャンセルしたりすることができます。このダイアログ ボックスには、次のコントロールがあります。

[位置オフセット](Position Offset)領域

ソース オブジェクトを X 軸、Y 軸、Z 軸のいずれかの座標軸上(またはすべての座標軸上)で法線に垂直になるように変換します。

[X]/[Y]/[Z]

これらのフィールドでは、選択した面に適用するオフセット量を調整できます。

[回転オフセット](Rotation Offset)領域

法線を軸としてソース オブジェクトを回転できます。回転処理を行うと、その結果がリアルタイムで表示されます。

角度

この編集ボックスで、オブジェクトの回転量を角度で指定します。

法線を反転

ソース オブジェクトとターゲット オブジェクトの法線の方向を一致させるかどうかを指定します。通常、ソースとターゲットの法線は逆方向です。したがって、このオプションは、既定ではオフになっています。このオプションのオン/オフを切り替えると、ソース オブジェクトが 180 度回転します。

親トピック: [位置合わせ](Align)フライアウト