ここでは、トラフィック データを読み込むときに発生する可能性がある問題とその対処法を紹介します。
VISSIM は多様なデータ フィールドを FZP ファイルに書き出すことができます。 これらのうち Civil View で使用されるのはわずかですが、それらのほとんどは必須です。 「 VISSIM での FZP ファイルの準備 」を参照してください。
独自の車両定義を Civil View ライブラリに追加した場合は、特定の方法でそれらをランダム ボディ カラー割り当て機能をサポートするようにセットアップする必要があります。 「マテリアル CivilViewVehicles」を参照してください。
サーフェス トラッキングを大量の車両に適用すると、時間がかかる可能性があります。 親サーフェスの面の数は、サーフェス トラッキング処理にかかる時間に直接的に影響します。 Civil View でサーフェス トラッキングの適用処理を最適化するには:
サードパーティ製のトラフィック データが、常に土木設計データと同じ座標系で作成されているとは限りません。 使用されている座標系を調べ、いろいろ試すことでトラフィック データに適用する XY 変換設定を判断する必要があります。 これらの変換設定を、[トラフィック シミュレーション (SIM) ファイル読み込み](Traffic Simulation (SIM) File)パネルで設定できます。
正しい変換設定を選択した場合でも、北方向が統一されていないソース トラフィック データ モデルに対応するために、読み込まれた車両を全体的にわずかにシフトするか、読み込まれた車両全体を回転する必要があることがあります。
手動変換は、3ds Max で標準の移動および回転コマンドを使用して簡単に適用できますが、手動変換前に、読み込まれた車両をグループ化するときには注意が必要です。手動変換を適用したら、サーフェス トラッキングや車両代替を追加する前に、必ず車両をグループ解除してください。
3ds Max モデル全体の範囲を確認してください。車両データが予想外の場所に読み込まれたために、現在のビューの範囲外に配置されている可能性があります。
3ds Max のタイムライン全体の範囲を確認してください。[トラフィック シミュレーション (SIM) ファイル読み込み](Traffic Simulation (SIM) File)パネルで指定された[シーンの開始時間シフト](Scene Start Time Shift)の設定によっては、アニメーションがフレーム ゼロより前または後に開始されている可能性があります。 [トラック ビュー](Track View)も、3ds Max オブジェクトに割り当てられたアニメーション キー データを検証する際に便利な方法です。
方位は、北から時計回りに測定した角度で表した水平角(方向)です。 Civil View では、方位は特定時点の車両の運転方向を示すために使用されます。
トラッキング サーフェスに、反転されている面がないかを確認してください。 すべての面に法線方向があり、サーフェス トラッキング処理を正しく機能させるには、各面が上を向いていることが必要です。