MCG で開発されたツールは、その他のツールと同様にスクリプト プラグインです。その[カスタム UI](Custom UI)プロパティに MAXScript を追加することで、ツールをカスタマイズして拡張することができます。これにより、MCG ツールでスクリプト プラグインで実行可能なことをすべて実行できるようになります。
[カスタム UI](Custom UI)プロパティの内容は、グラフが評価(コンパイル)されるたびに、ツールの .ms ファイルに自動的に挿入されます。この内容が挿入されるのは、ローカル変数の定義、グラフのパラメータ ブロックの定義、およびイベントの処理のために生成されたほとんどのコードの後、プラグイン インスタンスを評価し、シーンを更新するメイン update ハンドラの前です。
これにより、[カスタム UI](Custom UI)プロパティ内でその一部を再定義することで、生成されたコードの多くを無効にすることができます。プラグイン ファイルで後で発生する定義が、以前の定義に置き換わります。たとえば、既存のイベント ハンドラを拡張したり、新しいイベント ハンドラ(マウス操作など)を定義したり、パラメータ ブロックを追加することなどができます。
ただし、PreInvokeMethod および PostInvokeMethod 関数を定義することで、これらのイベントが発生している場合は、カスタム MAXScript を実行するためにツールを変更することができます。これらの関数が定義されている場合は、メイン評価ハンドラがこれらを呼び出します。
[カスタム UI](Custom UI)プロパティが空の場合にのみ、既定のロールアウトが自動的に生成されることに注意してください。MCG ツールを拡張するために、[カスタム UI](Custom UI)プロパティで MAXScript を使用している場合は、ユーザ独自のカスタム ロールアウトを定義するか、または既定のロールアウトを復元する必要があります。