レンダリングの新機能

Autodesk A360 レンダリング サポート

オートデスクのお客様の間で既に浸透している Autodesk® Revit® ソフトウェアおよび AutoCAD® ソフトウェアと同じテクノロジーを使用して、3ds Max では Autodesk A360 レンダリングをサポートし、Autodesk® Maintenance および Desktop Subscription をご契約のお客様にご利用いただけるようにしました。ユーザは 3ds Max から直接 A360 のクラウド レンダリングにアクセスできるようになりました。A360 はクラウド コンピューティングのパワーを活用して、3ds Max ユーザが、デスクトップにかじりつく必要や専用のレンダリングハードウェアの必要なくフォトリアリスティックな高解像度のイメージを作成できるようすることで、時間の節約とコストの削減に役立ちます。さらに、Subscription をご契約のお客様は、日照シミュレーション レンダリング、インタラクティブ パノラマ、照度のシミュレーションの作成や、以前にアップロードしたファイルからのイメージの再レンダリングができ、さらには他のチーム メンバーや同僚と簡単にファイルを共有することができます。

新しい iray® の追加サポートと mental ray® の機能強化

サポートされる NVIDIA® iray® の増加と mental ray® の機能強化により、フォトリアリスティックなイメージのレンダリングがより容易になりました。

iray の機能拡張

iray ライト パス表現(LPEs)は、アーティストがオブジェクトのレイヤ名に基づいてライトとジオメトリを LPE レンダリング要素に分離できるように拡張されています。これによって、アーティストが特定のライトを調整またはポスト プロダクションの特定のオブジェクトの設計オプションを調査検討する能力は大きく向上します。新しい iray イラディアンスのレンダリング要素では、iray 断面のサポートによって複雑なモデリングをせずに設計者がその設計内を容易に確認できるようにしながら、建築家や照明設計者にそのモデルの照明レベルへのフィードバックを提供します。

mental ray の機能拡張

mental ray には、ライト重要度サンプリング(LIS)と新しいアンビエント オクルージョン レンダリング要素が含まれています。LIS では複雑なシーンでより早くより高品質なイメージが生成されます。新しい AO レンダリング要素には、適切な CPU フォールバックを備えた GPU アクセラレーションがあります。

Mental ray レンダラーは現在バージョン 3.13 を使用しています。

Backburner Error Reporting の新規サポート

新しく利用できる Windows 環境変数では、レンダリング ジョブの実行中に特定のファイルが欠落していることを Backburner レポートのエラーまたは警告としてレポートするかどうかを指定することができます。