シーン管理の新機能

外部参照オブジェクトの刷新

外部参照オブジェクトにおけるアニメーションの非破壊的ワークフローの新たなサポートにより、チーム間や制作パイプライン全体に渡るコラボレーションが容易になり、安定性が向上しました。3ds Max ユーザは、オブジェクトをシーン内に合成しなくても、シーンにオブジェクトを外部参照してアニメートしたり、ソース ファイル内の外部参照オブジェクトでマテリアルを編集できるようになります。ソース ファイルに加えた変更は、ローカル シーンに自動的に継承されます。ユーザは好みのノードでアニメート可能なパラメータをパブリッシュし、必要に応じてパラメータを整理することができます。他のユーザは、アニメート可能なパラメータを使用してコンテンツをシーンに外部参照できます。これは時間の節約に役立つだけでなく、使用するキー パラメータに関するガイダンスも提供します。

カメラ シーケンサ

3ds Max ユーザの制御性をさらに向上させるカメラ シーケンサにより、高品質のアニメートされたビジュアライゼーション、アニマティックス、およびシネマティックスを使ってすばらしいストーリーを伝えることが簡単にできるようになりました。この新しい機能により、ユーザは複数のカメラの間を切り替えたり、アニメートされたクリップを壊すことなくトリムして並べ替えることが簡単にできます。そのため、オリジナルのアニメーション データを変更せずに、創造性を発揮するために必要な柔軟性を手に入れることができます。

レイヤの処理とシーン/レイヤ エクスプローラの改善

新しいオプションにより、合成されたシーンから受け取ったレイヤ階層を処理する方法を選択できます。必要に応じて合成されたデータの再スケールを選択することもできます。

新しいシーンエクス プローラ機能により、[ローカル](Local)(個別のシーンを保存してロードする)と[グローバル](Global)(すべてのシーンで使用可能)を切り替えることができます。これにより、特定のプロジェクトとサブプロジェクトのために、シーン エクスプローラ インスタンスをカスタマイズすることができます。

シーン エクスプローラには、オブジェクト階層を管理するための新しいツールバー ボタンも用意されています。