Civil View マテリアル ライブラリの概要

Civil View では、マテリアルの割り当てが自動化されています。 これを行うには、標準のマテリアル ライブラリを使用します。

Civil View マテリアル ライブラリは、以下のコンセプトに基づいています。

マテリアル ライブラリの概要

Civil View マテリアル ライブラリには、以下のマテリアルが含まれます。

注: これらのマテリアル定義は各シーンに自動的に読み込まれますが、3ds Max [マテリアル エディタ](Material Editor)には、自動的に読み込まれません。
警告: これらのマテリアルの名前は変更しないでください。 Civil View はここで指定された名前を頼りにマテリアル定義を動的に監視し、管理します。

3ds Max のレンダリング オプション

Civil View で使用される既定のサブマテリアル タイプは、Civil View マテリアル定義が各シーンに読み込まれる際にアクティブになっているプロダクション レンダラーのタイプに応じて異なります。  これは、マテリアルを最適化して各レンダラーを使用する利点を最大限に活用するためです(「レンダラー」を参照)。  一般的に、Civil View では以下のマテリアル タイプが使用されます。

Civil View マテリアルのカスタマイジング

CivilViewSurfaces マテリアルを 3ds Max シーンに初めて読み込むと、Civil View は以下の方法でこのマテリアルの初期状態を決定します。

  1. Civil View は、現在の 3ds Max のプロジェクト フォルダ パスにある /materiallibraries フォルダで、 civilviewsurfaces.mat というマテリアル ライブラリ ファイルを検索します。

  2. civilviewsurfaces.mat が見つかった場合は、CivilViewSurfaces というマルチ/サブオブジェクト マテリアル定義を検索します。

  3. CivilViewSurfaces マテリアルが見つかった場合は、これを読み込んで現在のシーンの CivilViewSurfaces マテリアルとして使用します。

  4. CivilViewSurfaces civilviewsurfaces.mat 内に見つからない場合は、ハードコード化された既定値を使用して、現在のシーンに CivilViewSurfaces マテリアルを作成します。

    この場合、Civil View は新しい civilviewsurfaces.mat ファイルを現在の 3ds Max プロジェクト フォルダの /materiallibraries フォルダに作成します。 そして、この新しいマテリアル ライブラリは、後から作成される同じ 3ds Max プロジェクト フォルダを共有するすべてのシーンで使用されます。

同じ 3ds Max プロジェクト フォルダを共有する他のシーンの CivilViewSurfaces マテリアルの初期状態を変更するには、以下の 2 つのオプションがあります。

  • civilviewsurfaces.mat ファイルに自動的に生成される CivilViewSurfaces マテリアルを、同じ名前のカスタムのマルチ/サブオブジェクト マテリアルで上書きします。

    これを行うには、3ds Max でマテリアルを任意にカスタマイズし、Civil View エクスプローラ パネルの CivilViewSurfaces マテリアルを右クリックして、[現在のマテリアル状態を既定値として保存](Save Current Material State As Default)を選択する方法が簡単です。

  • 現在の civilviewsurfaces.mat ファイルを削除します。 これにより、以後作成される同じ 3ds Max プロジェクト フォルダを共有するシーンでは、ハードコード化された既定値が使用されるようになります。 次にマテリアルが新しいシーンに読み込まれた際に、新しい civilviewsurfaces.mat ファイル(ハードコード化された既定値に応じて)が、作成されます。

CivilViewVehicles マテリアルもまったく同じ方法で管理することができますが、 civilviewvehicles.mat というマテリアル ライブラリ ファイルを使用する点が異なります。