材料データベースに、新しい厚さ/角度のテンプレートを追加します。
Helius Composite には 18 種類の事前設定された厚さ/角度のテンプレート(炭素/エポキシのシステム用に 9 種類、ガラス /エポキシのシステム用に 9 種類)が付属しています。[新しい厚さ/角度のテンプレート]を選択すると、下記に示す[厚さ/角度のテンプレートを編集]ウィンドウが表示されます。[厚さ/角度のテンプレートを編集]ウィンドウに入力する各データ項目について以下に説明します。
- テンプレート名: 新しい厚さ/角度のテンプレートの名前を指定する必要があります。
- レイアップ ウィンドウ: このウィンドウには、厚さ/角度のテンプレートに追加した各層が表示されます。上記のイメージには、厚さ/角度のテンプレートに 4 つの層が追加されていることが示されています。それぞれの層の番号付けは、グローバル Z 軸の正方向に増加されます(「新しい積層を作成する」セクションにある図を参照)。そのため、リスト内の最初の層は、常にグローバル Z 軸座標で代数的に最小の位置に配置される層となります。同様に、リスト内の最後の層は、常にグローバル Z 軸座標で代数的に最大の位置に配置される層となります。レイアップ ウィンドウに表示されている各層に対し、層の厚さとグローバル座標系に相対的な層の繊維角度が示されます。
注: すべての繊維配向角度は「度」で示され、その値は -90 度から 90 度の間になります。層の配向角度は、グローバル Z 軸を中心とする回転(正の右手の法則)として測定されます。繊維配向角度の 0 度は、グローバル X 軸の正の方向に一致します。繊維配向角度の +45 度は、グローバル X 軸の正の方向とグローバル Y 軸の正の方向との中間に一致します。繊維配向角度の +90 度は、グローバル Y 軸の正の方向に一致します。
- テンプレートの作成オプション: テンプレートの作成オプションを使って、積層を作成するためのいくつかの共通のタスクを実行できます。 ここでは、新しい層を追加する、現在の層の数を 2 倍にして対称の積層を作成する、現在の層の数とシーケンスを繰り返す、厚さ/角度のテンプレートを保存する、などを行えます。
- 層を追加
- レイアップに個別の層を追加します。[層を追加]ボタンをクリックすると、レイアップの一番下に新しい層が配置されます。レイアップ ウィンドウに新しい層が表示されたら、この新しい層に対する厚さと繊維配向角度を定義する必要があります。新しい層の厚さを定義するには、入力ボックスをクリックして厚さ値を入力し、[Enter]を押します。繊維配向角度も同様にして定義します。
- 対称
- 層のグループを選択してミラー イメージを作成し、積層の一番下に追加します。このオプションを使う場合、レイアップ ウィンドウで層のグループを選択(つまりハイライト)します。これを行うには、グループ内の各層の左側にあるグレーの部分をカーソルの左クリックでドラッグします。目的の層のグループをハイライトできたら、[対称]ボタンをクリックします。層のグループのミラー イメージが積層の一番下に追加されます。
- 繰り返し
- 層のグループを選択して複製し、それを積層の一番下に追加します。このオプションを使う場合、レイアップ ウィンドウで層のグループを選択(つまりハイライト)します。これを行うには、グループ内の各層の左側にあるグレーの部分をカーソルの左クリックでドラッグします。目的の層のグループをハイライトできたら、[繰り返し]ボタンをクリックします。層のグループ(ハイライトしたグループと同一のもの)が新しく作成され、積層の一番下に追加されます。
- エクスポート
- 厚さ/角度のテンプレートを作成したら、[エクスポート]をクリックすると、厚さ/角度のテンプレートを Microsoft Excel と互換性のある *.csv ファイルに書き出すことがきます。
- 保存
- このコマンドにより厚さ/角度のテンプレートを保存できます。保存したテンプレートは、ファイル ツリーの[厚さ/角度のテンプレート]の下に表示されます。