面内荷重および曲げ荷重を受ける積層内で最初に破損する層を特定します。
[積層]タブで積層を定義し、
[積層荷重]タブで荷重を適用したら、次の手順で第 1 層破損解析を実行することができます。
- [破損基準を選択]ドロップダウン メニューで利用可能な 7 つの破損基準のいずれかを選択します。(利用可能な破損基準の詳細については、「付録 C」を参照してください。) 選択した破損基準に追加パラメータを指定する必要がある場合は、パラメータ ボタン
が使用可能になります。この場合、このボタンをクリックして、必要なパラメータを定義してください。
- [層内の破損位置]というラベルのドロップダウン メニューを使用して、選択した破損基準を評価する各層内の位置(上、中央、下)を選択します。
- [計算]ボタンをクリックして、第 1 層破損解析を実行します。結果は、結果ウィンドウに表示されます。
第 1 層破損解析の結果には、次のものが含まれます。
- 積層内で最初に破損する層の層番号
- 解析で使用する破損基準に応じた、特定の破損モード
- 最初に破損する層の破損インデックス。破損インデックスは、第 1 層破損解析で使用される破損基準の数値に対応しています。指定された荷重が、第 1 層破損に至るのに必要な荷重を超えている場合、報告される破損インデックスは、1.0 よりはるかに大きな値になることがあります。しかし、破損インデックスが 1.0 の値に達すると材料は破損するものとします。
- 最初に破損する層の安全率。この値が 1 よりも大きい場合、その層は破損に至らず、追加荷重に耐えられることを示しています。追加荷重は、安全率に荷重ベクトルを掛けた値です。安全率が 1 以下でかつ 0 よりも大きい場合、指定された荷重条件で破損が予測されています。安全率がゼロ未満の場合は、Helius Composite で安全率の計算ができなかったということです。通常、これは荷重が小さすぎることを示しています。ほとんどの場合、荷重を大きくすると安全率の計算ができるようになります。