レビュー図面とプロジェクト図面の比較を開始した後で、[オブジェクトの比較]進行状況インジケータは次のように表示されます。
図面内のすべてのオブジェクトが比較されると、次のイベントが発生します。
- [図面比較]パレットの[レビュー]タブがアクティブになります。このタブには、作図領域で使用される色に対する凡例があり、差異が見つかったすべてのオブジェクトが一覧表示されます。リスト内のオブジェクトを選択し、両方の図面のプロパティの比較のための一覧を表示します(およびオプションで作図領域のオブジェクトを拡大します)。
- 比較の結果は、作図領域で、プロジェクト図面上のレビュー図面のジオメトリ オーバーレイを使用してグラフィックに表示されます。差異が見つかったオブジェクトは、[レビュー]タブ上の[視覚的フィルタ凡例]に従って色が付いた状態で表示されます。
- [ホーム]タブに[図面比較]パネルが表示され、比較結果をレビューするためのツールのセットが提供されます。
アイコン 説明 
図面比較セッションを終了します。既存の図面比較を元に戻すオプションはなく、収集されたデータは保存されません。比較を新しく開始しないと、レビューした情報を再び取得することはできません。 
図面比較セッションを印刷します。 レビュー図面の(現在の表示システム、レイヤ、フィルタ設定に基づいた)現在の比較結果を 2D DWF 印刷またはフォアグラウンド印刷にパブリッシュできます。
注: 既定では、フォアグラウンド印刷が使用されます。バックグラウンド印刷は、印刷ボタンが選択されている場合に無効になります。バックグラウンド印刷を使用して印刷またはパブリッシュするように選択した場合、比較結果は印刷されず、テーマ付きの結果は失われます。
[オブジェクト レポート リスト]で前または次のオブジェクトを選択し、[ズーム]オプションがアクティブ化されている場合は作図領域でオブジェクトを拡大ズームします。 
作図領域でオブジェクトが選択され、[オブジェクト レポート リスト]内でハイライト表示されます。 
[ズーム]オプションをアクティブにしたり非アクティブにします。[オブジェクト レポート リスト]内のオブジェクトを前後に移動するには、このオプションをアクティブにします。 
[図面比較]パレットを表示したり非表示にします。 オブジェクトを表示しているときに、[図面比較]パレットを最小化し、リボンの[ホーム]タブで[図面比較]パネルを使用してナビゲートできます。必要な場合はパレットを展開して、オブジェクトおよびプロパティに関する情報をレビューできます。
レビュータブを使用する
[図面比較]パレットの[レビュー]タブを使用して、オブジェクト単位で図面比較セッションの結果をレビューできます。特定のカテゴリのオブジェクトまたは図面全体を表示したり非表示にするために作図領域内の表示をフィルタするためのメカニズムも提供されます。タブには、次のセクションが含まれます。
- [セットアップ]: このセクションには、比較されているレビュー図面とプロジェクト図面の完全パスが表示されます。複数の比較がアクティブな場合は、この情報は図面を切り替えるたびに更新されます。
- [視覚的フィルタ凡例]: [視覚的フィルタ凡例]は、図面とオブジェクトのさまざまなカテゴリを示すために使用される色を識別します。[非表示]と[表示]の設定を切り替えて、作図領域で表示される内容をコントロールできます。新しいオブジェクト、存在しないオブジェクト、および修正されたオブジェクトのアイコンでは、2 色が表示されます。アイコンの左上隅の色は表示されていないオブジェクトのために使用されます。右下の色は表示されたオブジェクトのために使用されます。
図面比較セッションを開始した時点では、前のセッションで最後に使用されたフィルタはまだ有効です。凡例内の任意のカテゴリに対する色と印刷スタイルを変更するには、[視覚的フィルタ凡例]タイトル バーの[視覚的フィルタを編集]アイコン(
)をクリックして、[視覚的フィルタ]ダイアログ ボックスを開きます。 
- [視覚的フィルタ]:[視覚的フィルタ]ダイアログ ボックスは、[視覚的フィルタ凡例]タイトル バーの[視覚的フィルタを編集]アイコン()をクリックした後に表示されます。これによって、図面比較セッション中に、オブジェクトがどのように表示されるかに影響を与えるフィルタを指定できます。
[含まれるオブジェクト]の下で比較するオブジェクトを選択します。たとえば、修正された窓だけを比較に含めるように視覚的フィルタを設定できます。他のすべてのオブジェクトは、変更なしとして表示されます。[視覚的フィルタリング色テーマ]では、配色を調整して、修正されたすべての窓などのさまざまなオブジェクトのグループに印刷スタイルを割り当てることができます。[色]列には、選択される前の保留オブジェクトの色が一覧表示されます。[表示される色]列には、選択した後のオブジェクトの色が一覧表示されます。
- [オブジェクト レポート リスト]: 選択されているレビュー図面内で変更されたオブジェクトは、アルファベット順に[円]、[ドア]、[マルチビュー ブロック]、[ポリライン]などのカテゴリ別に一覧表示されます。すべての情報は、最初は、オブジェクトが未確定(未表示)であることを示す太字で表示されます。オブジェクトが表示されると、関連する情報は通常の文字で表示されます。
オブジェクトのステータスを保留または表示済みにリセットするには、リストからオブジェクトを選択します。複数のオブジェクトを選択するには[Shift]を使用し、複数のオブジェクトを一度に 1 つずつ選択するには[Ctrl]を使用し、右クリックして[未確定にリセット]または[確認済みとしてマーク]をクリックします。オブジェクトをリセットすると、[オブジェクト レポート リスト]の文字スタイルが変更し、[オブジェクト リストの概要]の値が更新されます。
オブジェクトを拡大ズームするオプションは、[オブジェクト レポート リスト]のタイトル バーまたは[図面比較]パネルにある[ズームのアクティブ化/非アクティブ化]アイコン(
)をクリックすると、オンおよびオフになります。このオプションがオンになっている場合は、[オブジェクト レポート リスト]でオブジェクトを選択した後に、ソフトウェアによって自動的にそのオブジェクトが拡大ズームされます。 作図領域内で変更されたオブジェクトを選択すると、そのオブジェクトは[オブジェクト レポート リスト]でハイライト表示されます。図面内で新しいオブジェクトまたは修正されたオブジェクトにカーソルを置き続けると、ロック アイコンによって、これらの オブジェクトを変更できないことが示されます。
[オブジェクト レポート リスト]は、[オブジェクト リストの概要]と[オブジェクト プロパティ]と連携して機能します。[オブジェクト レポート リスト]でオブジェクトを選択すると、[未確定オブジェクト]の数が変更され、そのオブジェクトのプロパティが[オブジェクト プロパティ]に表示されます。
- [オブジェクト リストの概要]: この概要には、変更されたオブジェクトの合計と、表示を待機しているオブジェクトの合計が表示されます。次の例では、何らかの形でレビュー図面内で合計 209 個のオブジェクトが変更され、これらのうち 7 つがレビューされ、残りの 7 個のオブジェクトはまだ保留されています。このため、[オブジェクト レポート リスト]ではまだ選択されていません。[オブジェクト レポート リスト]内のオブジェクトの状態を変更するたびに、[保留]オブジェクトの数は、変更に対応して増減します。
- [オブジェクト プロパティ]: このオプションは既定でオンになっており、[オブジェクト レポート リスト]で選択されたオブジェクトに対して変更されたプロパティを表示します。選択したオブジェクトのすべてのプロパティを表示する場合は、[オブジェクト プロパティ]タイトル バーの[レビュー オブジェクト プロパティを表示]アイコン(
)をクリックして、オフにします。 オブジェクトが不明の場合、データは[プロジェクト オブジェクト]列にのみ表示されます。オブジェクトが新しい場合、データは[レビュー オブジェクト]列にのみ表示されます。修正されたオブジェクトに対して、プロジェクト プロパティとレビュー プロパティの両方が表示されます。
