単結モーター制御回路を挿入する

回路ビルダを使用して、単結モーター回路を挿入し、業界標準に基づいて配線のサイズを設定します。

  1. プロジェクト マネージャの[プロジェクト図面リスト]で、One-Line.dwg をダブルクリックします。

    One-Line.dwg には単結母線が含まれています。この配線は、線番なしとして定義された配線画層に描画されます。通常、このような配線画層では、コンポーネントの挿入、分割、およびスクートが行われます。これらの配線も From/To レポートに表示されます。線番挿入の処理中に、これらの配線には線番が配置されません。

単結回路を挿入する

  1. [回路図]タブ[コンポーネントを挿入]パネル[回路ビルダ]ドロップダウン[回路ビルダ]の順にクリックします。 検索

    [回路選択]ダイアログ ボックスが表示されます。

  2. [単結モーター回路]を展開します。
  3. [垂直 - FVNR - 逆転なし]を選択します。
  4. [環境設定]をクリックします。
  5. 単結母線に挿入点を指定します。

    [回路環境設定]ダイアログ ボックスが表示されます。

  6. [回路要素]セクションで、[モーターの設定]を選択します。
  7. [設定と注釈]の[モーターの設定]セクションで、[参照]ボタンを選択します。

    [モーター テーブルが見つかりません]ダイアログ ボックスが表示されます。サンプル プロジェクトは米国電気規則の規格を使用して設定されます。ただし、MOTOR_NEC テーブルは提供されず、既定の MOTOR テーブルのみを使用できます。

  8. [既定のテーブルを使用]を選択します。

    [モーターを選択]ダイアログ ボックスが表示されます。

  9. [タイプ]には[誘導]、[電圧(V):]には 480、[周波数(Hz)]には 60 を選択します。
  10. [負荷]の行には 15、[単位]の行には [HP]、[相]の行には 3、[速度(RPM)]の行には 3600、[FLA (A)]の行には 18.6 を選択します。
    注: このダイアログ ボックスの入力に使用された値は、電気規格データベース ファイル ace_electrical_standards.mdb の MOTOR* テーブルに定義されています。
  11. [OK]をクリックします。

    [モーターの設定]領域に値が入力されます。既定の配線サイズがモーターの負荷に基づいて選択され、[配線の設定]領域に表示されます。

  12. [設定と注釈]の[配線の設定]領域で、[参照]ボタンを選択します。

    [配線サイズ参照]ダイアログ ボックスが表示されます。配線の最小サイズがあらかじめ選択されています。サイズは選択したモーターの負荷に基づいています。

    注: [すべて表示]がオンの場合、[%電流容量]の値が 100% を超え 300% 未満である配線が赤で表示されます。

    [モーターの設定]からの値が[負荷]領域の値に入力されます。このダイアログ ボックス内で使用可能なオプションは、電気規格データベース ファイル ace_electrical_standards.mdb に定義されています。

  13. [配線]領域で、[サイズの規格]に[AWG]、[タイプ/方法]に[CU]、[絶縁]に[THWN / 75C]を選択します。
  14. [ディレーティング係数]領域で、[環境温度の補正]オプションを選択します。

    このオプションによって、回路ビルダが環境温度が高いディレーティング係数を使用するようになります。これらの値は電気規格データベースファイルに定義されています。

  15. ドロップダウン リストから [36 ~ 40 ℃] を選択します。

    ディレーティング係数は電気規格データベースファイルから抽出され、ダイアログボックスに入力されます。配線サイズのグリッドは、新しいディレーティング係数の合計に基づいて調整されます。このディレーティング係数に基づいて、配線の最小サイズを変更できます。

  16. [こう長]オプションを選択します。

    このオプションは、回路ビルダが電圧降下の計算の実行時に配線の長さを考慮するよう指示します。[電圧降下]、[配線 KW 損失]、および配線の損失コストの計算を示すその他の列が、配線選択グリッドに表示されます。

  17. ドロップダウン リストから [200] を選択します。

    回路ビルダは、より環境保護を考慮した設計に決定できるように、同時に発生するエネルギー損失の計算を表示します。たとえば、モーターのコンダクタのサイズを大きくして、コンダクタの加熱損失を減らすことができます。これによって初期コスト、マテリアル、および設置の労力が増えますが、モーターの寿命までの間に、配線のエネルギーの損失を削減し、その増加分の何倍も取り戻すことができます。

  18. 表示された値に基づいて、グリッドで配線サイズを選択します。
  19. [接地コンダクタのサイズ]を選択します。モーターの負荷に基づいて、最小サイズがあらかじめ選択されています。
  20. [OK]をクリックします。
  21. [回路要素]で[モーター シンボル]を選択します。
  22. [設定と注釈]の[モーター]領域で、[参照」ボタンを選択します。

    [カタログ ブラウザ]ダイアログ ボックスが表示されます。

  23. カタログ値を検索して選択し、[OK]をクリックします。
    注: 回路ビルダでは、前に入力されたパラメータに基づいて、カタログがあらかじめ選択されていません。
  24. 引き続き、[回路要素]で次のように選択します。

    [遮断器]: [切断スイッチとヒューズ]

    [モーター スターター]: [はい]

    [力率補正]: [いいえ]

    [オーバーロード]: [なし]

    [端子台またはコネクタ]: [なし]

    [ケーブル マーカー]: [はい]

    [負荷で安全遮断]: [なし]

  25. クリックしてすべての回路要素を挿入します。
  26. [完了]をクリックします。
  27. [回路図]タブ[コンポーネントを編集]パネル[コンポーネントを編集]ドロップダウン[編集]の順にクリックします。 検索
  28. モーター シンボルを選択します。
  29. [コンポーネントを挿入/編集]ダイアログ ボックスで、[ロケーション コード]に[フィールド]を、[説明行 1]に「MY MOTOR」と入力します。
  30. 図面を保存します。