流域解析のトラブルシューティング

次は、流域解析の設定を改善して流域を返しやすくするヒントです。

流域解析で流域が識別されなかった場合は、排水溝設計からメッセージが表示されます。

理由 ソリューション
解析用の流出口を配置した位置が、上流の流れの累積が不十分であるため流域を識別できない位置であるか、河川から離れすぎている。
  • [地形の主題]を使用して、河川が存在する可能性の高い低標高を見つけ出します。

    詳細については、「地形の主題を設定するには」を参照してください。

  • それよりさらに低い標高に流出口を配置することによって、流域に寄与する領域との標高差を広げます。
  • [ストリームのしきい値]を小さくして、河川生成密度を高めます。
  • [グリッド間隔]を調整して、より大きい流域を見つけ出します。

    [グリッド間隔]および[ストリームのしきい値]は、解析で識別される流域のサイズと直接相関性があります。

選択した道路または領域が河川と交差しない。
  • より長い道路領域を選択して、道路と交差する河川を見つけやすくします。
  • [ストリームのしきい値]を小さくして、河川生成密度を高めます。
  • [地形の主題]を使用して、道路が低標高に沿っているかどうかを確認します。たとえば、尾根線に沿って描画された道路は、河川と交差しない可能性があります。詳細については、「地形の主題を設定するには」を参照してください。