フィーチャの主題を設定するには

[フィーチャの主題]では、道路に沿った車両排気ガス量のハイライト表示、建物の電気使用量の表示、人口調査資料のコンパイルなどを行います。

  1. をクリックして、[フィーチャの主題]パレットを開きます。
  2. ([新規主題を追加])をクリックします。
  3. [主題パラメータ]グループで、次の手順を実行します。
    • テーマの名前を入力します。
    • テーマのフィーチャ クラスを選択します。
    • テーマのフィーチャ プロパティを選択します。

      たとえば、建物の高さを比較するテーマを作成するには、[建物]フィーチャ クラスを選択し、Roof Height プロパティを選択します。プロパティの最小値と最大値が表示されます。これらの値を変更することはできません。

    • [配布]では、テーマの範囲を決定するために使用する方法を指定します。詳細については、後述の「高度なヒント」を参照してください。
    • [ルールの数]を指定します。
  4. [カラーの範囲]で、次を指定します。
    • [透過性]: スライダを使用して、テーマを適用したときに表示できる基盤のスタイル設定の程度を指定します。高い設定にすると、テーマはより透明になります。
    • [開始カラー][終了カラー]: InfraWorks 360 では、テーマの最初のカラー(開始カラー)と終了カラーの選択の間のカラー ランプを作成します。[プレビュー]領域にカラー ランプが表示されます。
    • [パレット タイプ]: 詳細については、以下の「高度なヒント」を参照してください。
  5. [OK]をクリックし、テーマを適用します。

高度なヒント

モデルのデータをフィルタした場合、そのフィルタの結果のフィーチャ クラスのみを主題に使用できます。

次の配布方法が使用できます。

方法 説明

等量

いずれの範囲についても、高値と低値の差が同じ。この方法は容易に解釈され、建物の高さなど連続するデータの表示に役立ちます。

標準偏差

フィーチャは、その値が平均値からどれだけ隔たっているかに応じて範囲に配置されます。InfraWorks 360 では、平均を算出してから、その平均に対して標準偏差を加算または減算し、範囲を作成します。

分位

各範囲に同数のフィーチャが含まれます。この方式は、値が均等に分布したデータを提示するのに便利です。

Jenks(自然分類)

範囲はデータ値の自然なグループ化に基づきます。同様の値を持つフィーチャがグループ化されます。この方式ではデータの自然なグループ化が示されています。

[個別の値]

フィーチャはグループ化されません。この分布は、値が連続的でなく、値の数が固定されており、同じ値を持つフィーチャが多い場合に有効です。この方法は、ゾーニング コードによるテーマ設定に使用されます

[配布]を[個別の値]に設定した場合、範囲は 1 ~ n です。ここで、n は選択したフィーチャ クラスの合計アセット数です。別の分布方法を選択した場合は、ルールの数を指定できます。

対数

最高値と最低値を評価し、値の分布用の対数目盛を作成します。この分布は、多様な他の非正規曲線に沿って分布するデータの解析に適しています。たとえば、電力消費、世帯収入などです。

次のパレット タイプが使用できます。

パレット タイプ 定義 説明 表示

HSV CCW

色相、彩度、値。反時計回り

開始カラーの色相と終了カラーの色相の間の中間カラーを反時計回りで決定します。

HSV CW

色相、彩度、値。時計回り

開始カラーの色相と終了カラーの色相の間の中間カラーを時計回りで決定します。

RGB

赤、緑、青

赤、緑、および青成分に基づいて中間カラーを決定します。

ユーザ定義

このフィールドの横にある参照ボタンをクリックし、[ユーザ定義カラーの設定]ダイアログ ボックスを開きます。ここで、カラー ランプの要素の個別のカラーを選択できます。