3D モデルをスタイル カタログに読み込むには

スタイル カタログを新しいスタイルとして 3D モデルに読み込むことができます。スタイル カタログの 3D モデルは「インスタンス モデル スタイル」と呼ばれ、あらゆるオブジェクトのスタイル設定に使用できます。

たとえば、家の 3D モデルを読み込んで、家のオブジェクトのスタイルを置き換える場合に使用します。樹木や低木のモデルを読み込んで、モデル内の樹木や低木のスタイル設定や作成に使用します。ユーザは、3D モデル スタイルの間隔および分散を編集することもできます。

  1. をクリックします。
  2. [スタイル パレット]の左側にある[3D モデル]タブをクリックします。
  3. スタイル カタログ リストから、新しいスタイルのカタログを開きます。

    必要に応じて、スタイルのサブフォルダを開きます。

  4. [スタイル編集]領域(パレットの下部)で、 ([上の現在のカタログに新しいスタイルを追加])をクリックします。
  5. [モデル URI]の参照ボタンをクリックし、モデル ファイルにナビゲートして開きます。FBX、3DS、OBJ、DAE、または DXF タイプのファイルを指定する必要があります。

    プレビューでクリックしてドラッグし、モデル イメージを回転させます。ダイアログ ボックスを拡大して、拡大したプレビューを表示します。また、イメージの境界枠を表示したり、グリッドのプレビューを表示することもできます。グリッドを表示するときは、グリッドの間隔をコントロールすることができます。元のプレビューの方向に戻るには、[プレビューをリセット]をクリックします。

  6. 必要に応じてモデルのアンカー ポイントを指定します。
  7. [詳細をレンダリング]設定を使用して、サイズと複雑性の異なるレベルのモデルをモデル内で表示する方法をコントロールします。
    • [詳細をレンダリング] — この設定を使用して、異なるサイズのモデルや複雑度をどのようにモデル内で表示するかをコントロールします。
      • [モデルを単純化]で、モデルの形状を定義する三角形の数を減らします。詳細度が低下します。
      • [モデルの処理]で、モデルがレンダリングされる方法を指定します。最初は[自動調整]に設定し、必要な場合のみ、さらに調整します。
    • [モデルの修復] — モデルが正常に表示されない場合は、この設定を使用します。
    • [モデルの処理][モデルの修復]設定の詳細については、以下の「高度なヒント」のセクションを参照してください。

  8. モデルの各軸の変換、回転、および尺度の値を指定します。

    [変換]では、指定した軸に沿ってモデルを移動します。[変換]の値を変更するには、X、Y、または Z 軸の正または負の数値を入力します。たとえば、モデルを右に移動するには、X の正の値を入力します。

    [回転]では、モデルの角度を変更します。[回転]の値を変更するには、X、Y、または Z 軸の度単位の値を入力します。たとえば、モデルを地表の元の位置に対して直角に回転させるには、[Z]フィールドに 90 と入力します。

    モデルのサイズを変更するには、X、Y、または Z 軸の[尺度]の乗数値を入力します。たとえば、モデルを 2 倍に大きくするには、[Z]フィールドに 2 と入力します。

  9. 完了したら、スタイル エディタ[OK]をクリックします。

    スタイル サムネイルがカタログに表示されます。名前を変更するには、名前の領域をクリックします。

高度なヒント

モデルの処理を調整する必要がある場合、次のガイドラインを使用します。

[自動調整] InfraWorks 360 で 3D モデル設定が指定されます。 自動設定を LOD に適用する場合、LOD を明示的に選択して[LOD 距離]を調整すると、[LOD 距離]を変更することができます。
[直接表示] InfraWorks 360 は、[モデルを単純化]の設定と[モデルを修復]のオプションを適用しますが、モデルのレンダリング方法は調整しません。 詳細度が低い家など、少ない数の三角形でモデルがその形状を定義している場合は、この設定を使用します。
[詳細レベルを使用] InfraWorks 360 は、[LOD] (詳細レベル)を使用して一連の単純化を行い、表示距離に基づいて最適なものを割り当てます。このオプションを選択した場合、[LOD 距離]を指定します。 たとえば、詳細な都市ファーニチャなどの、その形状の定義に多数の三角形を使用しているモデルの場合は、この設定を使用します。

[LOD]では、3D モデルがカメラから離れると、3D モデルの複雑さが軽減されます。モデルを定義する三角形の数は、遷移距離ごとにその前の値の 4 分の 1 に減少します(遷移レベルは、アプリケーションによって決定されます)。

[LOD 距離]設定は、最初の遷移距離を示します。これよりも小さい距離では、モデルの完全な詳細が表示されます。

注: [モデルを単純化]の値を小さくすると、その小さくした値が最初の詳細レベルになります。
[タイル]

モデルのサーフェスが、グラフィックスを滑らかで効率的に表示するためタイリングされます。1 つのオブジェクトが複数のタイルにまたがると、表示が不安定になることがあります。オブジェクトがモデルの可視領域の周辺にある場合は、まったく表示されない、または、ビューアが近付いたときに突然表示されることがあります。[タイル]設定で複数のタイルに永続的に 3D モデルをアタッチすることにより、このような問題を防ぎます。モデルのビューまたは操作の機能には影響しません。

モデルに大きな境界ボックスが含まれている場合で、境界ボックスの大部分が空の場合にこの設定を使用します。たとえば、橋梁のモデルが数キロメートルにわたっている場合、境界ボックスには多くの空白領域が含まれています。モデルは、効果的にモデルの複数のタイルをまたがることができるように読み込まれます。
予想どおりに表示されない場合は、[モデルを修復]設定を使用してモデルを調整します。
  • [方向を反転] — モデルの各サーフェスを構成するサーフェス法線の方向を反転します。
  • [透過性を反転] — モデルの透明な領域をソリッドにし、ソリッドの領域を透明にします。
  • [垂直軸を反転] — モデルを逆さまにします。
  • [Y と Z を反転] — 垂直軸が Y 軸に沿うか Z 軸に沿うかを制御します。一部のアプリケーションは垂直方向に Y 軸を使用し、他のアプリケーションは Z 軸を使用する場合があります。
  • [テクスチャ ブレンド モード] — テクスチャ イメージとサーフェスのカラーと照明を組み合わせる方法をコントロールします。[調整]ではイメージが暗くなる傾向があり、[デカール]では明るくなる傾向があります。

大規模な 3D モデル(約 100 メガバイトまたはそれ以上)を読み込むと、パフォーマンスに影響を与える場合があります。1 ギガバイトを超えるモデルでは、読み込み操作が失敗します。大規模な 3D モデルを使用する場合は、読み込む前にそのソース アプリケーション(たとえば、Autodesk Revit または 3ds Max)を使用して簡素化してください。