AutoCAD Map 3D を使用すると、ノード、ネットワーク、またはポリゴン トポロジを作成できます。
ノード トポロジ
- ノード(点オブジェクト)の相互関係を定義します。
- 解析で他のトポロジと組み合わせて使用されることがよくあります。
ネットワーク トポロジ
- リンク(線分)を接続して、リニア ネットワークを形成します。
- リンクは、ノード間を接続します。
ネットワーク トポロジの例としては、給水施設から住宅までの水流をトレースする配水アプリケーションがあります。街路ネットワークも、ネットワーク トポロジの 1 つの例です。ネットワーク トポロジでは、リンクの方向を指定し、リンクやノードの抵抗を指定することができます。
ポリゴン トポロジ
- 土地区画や国勢調査単位などの閉じた領域を表すポリゴンを定義します。1 つのリンクにより、隣接する領域間の共通の境界を定義します。
ポリゴン トポロジは、ポリゴンで表される土地区画の租税査定や土地利用計画などで使用されます。その他のポリゴン トポロジの使用例としては、選挙区、市町村、都道府県、その他の地域区分、特別自治区、学区などの行政区画があります。
備考
トポロジを作成するときに、以下の事項を念頭に置いてください。
- ネットワーク トポロジまたはポリゴン トポロジを作成する前に、図面クリーンアップツールを使用して、マップをクリーンアップする必要があります。 ノード トポロジには、通常、クリーンアップは必要ありません。
- トポロジを作成する前に、ペーパー空間にオブジェクトがあるすべての画層をフリーズしてください([レイアウト]タブ)。フリーズしない場合、これらのオブジェクトは、オブジェクトの[すべて選択]オプションを使用するときに、トポロジの作成に含まれます。
- MAPTOPOCREATE[トポロジ作成]コマンドは、オフになっている画層上にトポロジを作成できます。フリーズされている画層には影響を及ぼしません。
- ネットワークまたはポリゴン トポロジを作成するときに、[新しいノードを作成]オプションが有効である場合、AutoCAD Map 3D は線分の接続先を検出し、ノードを端点に割り当てます。オブジェクトが存在していないすべてのリンク終点に物理的または明示的ノード オブジェクトを作成します。指定した画層が存在していない場合、AutoCAD Map 3D で7 番の色と線種 CONTINUOUS で画層が作成されます。
- ACAD_POINT を使用してノードを作成できます。外観とサイズを変更するには、コマンド プロンプトに ddptype と入力します。
- トポロジを作成すると、情報はトポロジの各要素にオブジェクト データとして格納され、マップとともに保存されます。各ノード、リンク、またはポリゴンには、一意の識別(ID)番号が自動的に割り当てられます。各 ID は、トポロジ コマンドを使用すると自動的に処理されます。