ワークフローの編集について

[ワークフロー デザイナー]を使用してワークフローを編集または作成します。

ワークフローのアクティビティは、[ワークフロー デザイナー]の図として表示されます。

ユーティリティ アクティビティと AutoCAD Map 3D アクティビティ

[ワークフロー デザイナー]の右側の[アクティビティ]パネルには、2 つのカテゴリのアクティビティがあります。AutoCAD Map 3D アクティビティは、AutoCAD コマンドを実行するアクティビティを含め、AutoCAD Map 3D 固有のアクティビティです。

ユーティリティ アクティビティは、C# 構文に基づいた一般的なアクティビティです。 これには、次の種類のアクティビティがあります。

使用できるアクティビティの詳細は、ワークフローのアクティビティ入力用ダイアログ ボックスを参照してください。

並行処理アクティビティと順次処理アクティビティ

ワークフローでは、並行処理アクティビティは相互に独立しています。たとえば、2 つのデータ ストアに接続する場合、並行接続では、1 つ目の接続が失敗しても、2 つ目の接続が実行されます。

順次処理アクティビティは、先行するアクティビティに依存します。たとえば、オーバーレイ ワークフロー上部の並行処理アクティビティ内に、順次処理アクティビティが 2 セットあるとします。各接続でそれぞれ特定のデータ ストアに接続し、そのデータ ストアの画層を作成します。接続に失敗すると、画層は作成できません。

アクティビティ パラメータの設定

各ワークフロー アクティビティには、パラメータ セットがあります。任意で、既定のパラメータを設定し、ワークフローの実行時にプロンプトが表示されるよう指定することができます。したがって、ワークフローを実行するユーザは、他の値を使用できます。たとえば、オーバーレイに既定のデータ ストアを設定できますが、他のユーザがそのワークフローを実行する際は別のデータ ストアを指定できるようにします。

いくつかのパラメータが必要です。たとえば、[データ ストアに接続]アクティビティでは、プロバイダ名と接続するデータ ストアの場所が必要です。たとえばアクティビティの[表示名]など、一部のパラメータは任意に指定します。任意指定のパラメータにはすべて既定値が設定されており、変更が可能です。

注: [表示名]は任意指定ですが、すべてのアクティビティに名前を付けることをお勧めします。アクティビティに名前を付けないと、あるアクティビティのパラメータを前のアクティビティの出力にバインドするときに混同する可能性があります。次のセクションを参照してください。

パラメータのバインド

多くの場合、順次処理アクティビティは、直前のアクティビティにバインドします。アクティビティをバインドするときは、前のアクティビティの結果をパラメータとして設定します。たとえば、画層を作成するアクティビティの出力を、後続のオーバーレイ操作のソース画層として使用することができます。

アクティビティのパラメータを、前のアクティビティのプロパティにバインドします。

ワークフローへのアクティビティの追加

.NET 準拠言語で簡単なコードを記述できる場合は、[ワークフロー デザイナ] にアクティビティを追加できます。ワークフローのアクティビティは、所定の入力セットに基づいて所定の関数を実行します。

アクティビティを .NET クラス ライブラリ (.dll ファイル)にバインドします。この .dll ファイルを ¥Program Files¥AutoCAD Map 3D 2016¥PlugIns¥Workflow¥Activities フォルダに置き、AutoCAD Map 3D を再起動します。アクティビティが[ワークフロー デザイナ]に表示されます。