次の .ini ファイルを変更できます。
ArcView Shape ファイルに書き出しを行う場合、フォルダベースの形式として処理することができます。この操作を行うには、次に示す MapExport.ini ファイルの項目を変更する必要があります。
これらの項目を変更する場合、その変更をサポートするドライバに対してのみ実行してください。
スプラインおよび隆起したポリラインを書き出すと、それらはポリライン セグメントに分割されます。SegmentationDegrees オプションは、セグメンテーションで使用する度数を決定します。既定では、SegmentationDegrees は 2 度です。
さらに、Shape またはカバレッジなどの円弧または楕円をサポートしないファイル形式や、MIF/MID などのある角度で軸を持つ楕円をサポートしないファイル形式に書き出す場合、FME_ARC_DEGREES_PER_EDGE の値を変更することにより、セグメント化を変更できます。既定では、FME_ARC_DEGREES_PER_EDGE は 5 度です。
SegmentationDegrees および FME_ARC_DEGREES_PER_EDGE の値は変更できます。
FME_ARC_CHORD_DISTANCE を使用して、画層単位で円弧-線分距離を設定することもできます。この値がゼロよりも大きい場合、エッジ設定について円弧の角度よりも優先されます。円弧-線分設定が高すぎる場合、円弧は直線として書き出されます。
DGN ファイルへの書き出し中、AutoCAD Map 3D はシード ファイルを読み取り、宛先 DGN ファイルがインペリアル単位かメートル法か、2D か 3D かなどの既定の情報を取得します。DGN バージョン 7 および DGN バージョン 8 について、個別のシード ファイルが存在します。シード ファイルの詳細は、「概要 - MicroStation DGN ファイルを書き出す」を参照してください。
測定単位の既定値(またはその他の既定値)を変更するには、MapExport.ini ファイルに指定されている既定のシード ファイルを変更する必要があります。
既定では、ArcView Shape ファイル、MapInfo MIF/MID、MapInfo TAB、または VPF ファイルを読み込む場合に、フォルダ内の 1 つまたは複数のファイルを選択して読み込むことができます。これを複数選択といいます。
必要に応じて、mapimport.ini ファイルの設定を変更して、フォルダベースの形式(フォルダを選択すると、フォルダ内のすべてのファイルが読み込まれる)または単一選択形式(読み込み対象として 1 つのファイルのみ選択可能)が考慮されるようにすることができます。VPF ではフォルダベースの選択または複数選択のみ可能です。
DGN ファイルからデータを読み込むとき、[ドライバのオプション]で多くの DGN 読み込みオプションを指定することができます。
既定では、オブジェクトは、最も近い ACI(AutoCAD 色インデックス)の色で読み込まれます。DGN または MIF/MID を読み込むとき、オブジェクトが RGB の色の値を保持するように指定できます。
RGB の色を使って読み込む場合でも、白色のオブジェクトは常に ACI White(黒い背景に白、白い背景に黒を表示)へ読み込まれます。黒いオブジェクトには ByLayer 色が割り当てられます。黒色のオブジェクトとして MIF/MID へ書き出す場合は、あらかじめ画層の色を黒に変更しておきます。
モデル タブの背景色が黒または白以外で、RGB の色を使って読み込みを行う場合、背景色に近い色のオブジェクトは見えなくなることがあります。
アジア言語の GML データを書き出す場合、目的の言語で有効な GML データを書き出すために必要な言語エンコードの設定が mapexport.ini に指定されていることを確認してください。
書き出しの場合、FIXED スキーマ モードでは、CREATE モードで問題の発生する可能性のある特定のマルチバイト文字を認識できるため、FIXED スキーマ モードの使用をお勧めします。
アジア言語の GML データを読み込む場合は、AutoCAD Map 3D の mapimport.ini ファイルでの言語エンコードの設定が読み込み先のファイルの設定と一致していることを確認してください。正しく読み込めるようにするには、これらの設定が一致している必要があります。
ドライバのオプションを熟知している場合、カスタム タグを追加することができます。次の形式を使用します。
Driver:XXX
ここで、XXX はドライバに送信するコードです。MapExport.ini ファイルの適切なセクションに行を追加します。不適切なタグを追加すると、予期しない結果となる可能性があります。
書き出し時、AutoCAD Map 3D は最初に現行フォルダ内で .ini ファイルを探します。そこに .ini ファイルが存在しない場合は、C:¥Documents and Settings¥All Users¥Application Data¥Autodesk¥AutoCAD Map 3D 2016¥Rnnn フォルダの .ini ファイルを使用します。 常に同じ設定を使用するには、新しく .ini ファイルを作成しないようにしてください。
mapforeignfileproperties.ini ファイルでは、形式設定のいくつかのオプションが設定できます。特定の形式設定オプションを有効にするには、[DGN_V7_FieldMappping]または[DGN_V8_FieldMapping]セクションを使用します。
DGN のフォント
DGN フォント番号を定義した文字スタイルにマッピングするには、[DGN_V7_Font]セクションまたは[DGN_V8_Font]セクションを使用します。
DGN の線種
DGN の線種を AutoCAD Map 3D の図面にロードされている線種にマッピングするには、[DGN_V7_LineStyle]セクションまたは[DGN_V8_LineStyle]セクションを使用します。
DGN の線の太さ
DGN の線の太さを AutoCAD Map 3D で使用可能な線の太さにマッピングするには、[DGN_V7_LineWeight]セクションまたは[DGN_V8_LineWeight]セクションを使用します。
DGN の線の太さの値は 0~31 です。AutoCAD Map 3D の線の太さは、ミリメートルの 100 分の 1 単位であり、サポートされている値は 0、5、9、13、15、18、20、25、30、35、40、50、53、60、70、80、90、100、106、120、140、158、200、211、-1、-2 および -3 です。AutoCAD Map 3D の -1、-2、-3 という値は、それぞれ ByLayer、ByBlock、線の太さの既定値を示します。
DGN の位置合わせ
DGN の位置合わせを AutoCAD の縦位置および横位置モード、または AutoCAD のアタッチにマッピングするには、[DGN_V7_Justification]セクションまたは[DGN_V8_Justification]セクションを使用します。
DGN の位置合わせの値は 0~14 です。
0 は Left/Top、8 は Center/Bottom、1 は Left/Center、9 は Right Margin/Top、2 は Left/Bottom、10 は Right Margin/Center、3 は Left Margin/Top、11 は Right Margin/Bottom、4 は Left Margin/Center、12 は Right/Top、5 は Center/Bottom、13 は Right/Center、6 は Center/Top、14 は Right/Bottom です。既定値は 5 です。
AutoCAD Map 3D の位置合わせでは、以下の値がサポートされています。
TopLeft、TopCenter、TopRight、MiddleLeft、MiddleCenter、MiddleRight、BottomLeft、BottomCenter、BottomRight、BaseLeft、BaseCenter、BaseRight、BaseAlign、BottomAlign、MiddleAlign、TopAlign、BaseFit、BottomFit、MiddleFit、TopFit、BaseMid、BottomMid、MiddleMid、TopMid。
MIF の位置合わせ
MIF の位置合わせを設定するには、[MIF_Justification]セクションを使用します。MIF について設定できる位置合わせは、left、center、right です。
MIF から AutoCAD Map 3D に読み込む場合、テーブル内の最後のマッピングが使用されます。
Arc/INFO と E00 の位置合わせ
Arc/INFO と E00 の位置合わせを設定するには、[ARCINFO_Justification]セクションと[E00_Justification]セクションを使用します。
Arc/INFO または E00 から AutoCAD Map 3D に読み込む場合、テーブル内の最後のマッピングが使用されます。