AutoCAD Map 3D で、空間データ フィーチャを分割および結合するときに、プロパティの割り当て規則を設定できます。これらの規則を定義するのに、式を使用できます。
たとえば、区画を分割する場合、結果として得られる区画の地価が定義した計算式に基づくよう指定できます。自動計算も選択できます。結合されたすべてのフィーチャの平均値を結果フィーチャに割り当てることができます。あるフィーチャの値をすべての分割フィーチャに均等に分割することもできます。
次の表に、分割と結合の規則オプションを一覧表示し、その使用方法を説明します。
分割規則 | 結合規則 |
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[計算式]は、各結果フィーチャのプロパティ値を、指定した式に基づいて分割します。 たとえば、近隣の平均区画値がプロパティ Parcel_Acres の値の 2,000 倍になるものとします。結果として得られた各区画の Land_Value がその式を使用するよう指定できます。このオプションは、数値専用です。 | [平均]は、元のフィーチャの平均値を新規フィーチャに付与します。このオプションは、数値専用です。 |
[コピー]は、元のプロパティ値の正確なコピーを各新規フィーチャに付与します。元のプロパティ値は変更されません。 | [計算式]は、指定した式に基づいて結果フィーチャのプロパティ値を決定します。 たとえば、結果として得られた各区画の Net_Value が Imp_Vaule - Land_Value と等しくなるよう指定できます(このオプションは、数値プロパティに対してのみ使用できます)。 |
[除算]は、元の値を均等に分割した値を結果フィーチャに付与します。このオプションは、数値専用です。 | [連続]は、結合された各フィーチャの値を付加して、新規フィーチャの値を作成します。 |
[空]は、各新規フィーチャの新規プロパティの値を空のままにしておきます。 元のプロパティ値は変更されません。 | [カウント]は、新規フィーチャ作成のために結合したフィーチャの総数の値を新規フィーチャに付与します。このオプションは、数値専用です。 |
[式]は、文字列プロパティの式を指定します。 | [空]は、新規フィーチャの新規プロパティの値を空のままにしておきます。 元のフィーチャは変更されません。 |
[均等]は、各結果フィーチャのプロパティ値を、指定した値に基づいて比例的に分割します。 たとえば、結果として得られた区画の面積の値に基づいて、Parcel_Acres に比例値を割り当てることができます。このオプションは、数値専用です。 | [式]は、文字列プロパティの式を指定します。 |
[最初に選択]は、結合するために選択した最初のフィーチャの値を新規フィーチャに付与します。このオプションが意味を持つのは、結合するオブジェクトを順番に選択する場合のみです。([最初に選択]は、数値プロパティを除くすべてのプロパティの既定です。) | |
[最後に選択]は、結合するために選択した最後のフィーチャの値を新規フィーチャに付与します。このオプションが意味を持つのは、結合するオブジェクトを順番に選択する場合のみです。 | |
[最大]は、結合したすべてのフィーチャの中で使用できる最大値を新規フィーチャに付与します。(このオプションは、数値プロパティに対してのみ使用できます。) | |
[中央]は、結合したすべてのフィーチャから計算された中央値を新規フィーチャに付与します(このオプションは、数値プロパティに対してのみ使用できます)。 | |
[最小]は、結合したすべてのフィーチャの中で使用できる最小値を新規フィーチャに付与します(このオプションは、数値プロパティに対してのみ使用できます)。 | |
[標準偏差]は、結合したすべてのフィーチャから計算された標準偏差値を新規フィーチャに付与します(このオプションは、数値プロパティに対してのみ使用できます)。 | |
[合計]は、結合したすべてのフィーチャの合計値を新規フィーチャに付与します(このオプションは、数値プロパティに対してのみ使用できます)。 |