ジャンプ先: 概要. 戻り値. 関連. フラグ. Python 例.

概要

parentConstraint( [target ...] [object] , [createCache=[float, float]], [decompRotationToChild=boolean], [deleteCache=boolean], [layer=string], [maintainOffset=boolean], [name=string], [remove=boolean], [skipRotate=string], [skipTranslate=string], [targetList=boolean], [weight=float], [weightAliasList=boolean])

注: オブジェクトの名前と引数を表す文字列は、カンマで区切る必要があります。これはシノプシスに示されていません。

parentConstraint は、取り消し可能、照会可能、および編集可能です。

オブジェクトの位置および回転をコンストレイントし、オブジェクトをあたかもターゲット オブジェクトの子のように動作させます。ターゲットが複数の場合、コンストレイントされたオブジェクトの全体的な位置および回転は、そのオブジェクトの位置および回転に対する各ターゲットの寄与度の加重平均となります。

parentConstraint は、1 つの「コンストレイント オブジェクト」DAG トランスフォーム ノードを配置および回転する、1 つ以上の「ターゲット」DAG トランスフォーム ノードを入力として取ります。parentConstraint は、ワールド座標空間上の位置、回転角度およびスケール ターゲット オブジェクトの加重平均で、コンストレイントされたオブジェクトを配置および回転します。

戻り値

string[]作成されたコンストレイント ノード名

照会モードでは、戻り値のタイプは照会されたフラグに基づきます。

関連

aimConstraint, geometryConstraint, normalConstraint, orientConstraint, pointConstraint, poleVectorConstraint, scaleConstraint, tangentConstraint

フラグ

createCache, decompRotationToChild, deleteCache, layer, maintainOffset, name, remove, skipRotate, skipTranslate, targetList, weight, weightAliasList
ロング ネーム(ショート ネーム) 引数タイプ プロパティ
createCache(cc) [float, float] edit
このフラグを使用して、コンストレイントのキャッシュとして機能するアニメーション カーブを生成します。2 つの引数は開始フレームと終了フレームを定義します。
コンストレイントが複数のターゲットを持ち、コンストレイントの補間タイプの設定が「no flip」である場合は、キャッシュが便利です。「no flip」モードでは、再生時の反転が回避されますが、結果はすぐ前のフレームに依存します。したがって、特定のフレームで継続的に同じ結果を得るには、キャッシュを生成する必要があります。このフラグは、キャッシュを作成し、コンストレイントの補間タイプを「キャッシュ」に設定します。すでにキャッシュが存在する場合、このキャッシュが削除されて新しいキャッシュに置き換えられます。
decompRotationToChild(dr) boolean create
コンストレイント作成中に、コンストレインされたオブジェクトとターゲット オブジェクト間の回転オフセットが維持される場合、このフラグはオフセット回転の分解先がどのオブジェクトに近くなるのかを示します。 このフラグを設定すると、回転の分解が既定の設定のターゲット オブジェクトでなく、コンストレインされたオブジェクトに近くなります。
deleteCache(dc) boolean edit
既存の補間キャッシュを削除します。
layer(l) string createedit
コンストレイントを追加するアニメーション レイヤの名前を指定します。
maintainOffset(mo) boolean create
このフラグが指定されると、コンストレイントされたオブジェクトの位置および回転は維持されます。
name(n) string createqueryedit
コンストレイント ノードの名前を指定した名前に設定します。既定名は constrainedObjectName_constraintType です。
remove(rm) boolean edit
リストされたターゲットをコンストレイントから除去します。
skipRotate(sr) string createmultiuse
回転コンストレイントの際、指定した軸を省略します。有効な引数は「x」、「y」、「z」、および「none」です。
skipTranslate(st) string createmultiuse
移動コンストレイントの際、指定した軸を省略します。有効な引数は「x」、「y」、「z」、および「none」です。
targetList(tl) boolean query
ターゲット オブジェクトのリストを返します。
weight(w) float createqueryedit
指定したターゲットのウェイト値を設定します。作成時に指定していない場合は、既定値の 1.0 が使用されます。
weightAliasList(wal) boolean query
ターゲット オブジェクトのウェイトをコントロールする、アトリビュートの名前を返します。targetList フラグで返されるターゲットと同じ順序で、エイリアスを返します。

フラグはコマンドの作成モードで表示できます フラグはコマンドの編集モードで表示できます
フラグはコマンドの照会モードで表示できます フラグに複数の引数を指定し、タプルまたはリストとして渡すことができます。

Python 例

import maya.cmds as cmds

# Position cube1 at the location of cone1
# Rotate cube1 to the rotation of cone1
cmds.parentConstraint( 'cone1', 'cube1' )


# Position cube1 at the average of the locations of cone1 and surf2
# Rotate cube1 to the average of the rotations of cone1 and surf2
cmds.parentConstraint( 'cone1', 'surf2', 'cube2', w=.1 )

# Sets the weight for cone1's effect on cube2 to 10.
cmds.parentConstraint( 'cone1', 'cube2', e=True, w=10.0 )

# Removes surf2 from cube2's parentConstraint
cmds.parentConstraint( 'surf2', 'cube2', e=True, rm=True )

# Adds surf3 to cube2's parentConstraint with the default weight
cmds.parentConstraint( 'surf3', 'cube2' )

# Constrain position only in the y-axis with rotation
# constraining in all axes
cmds.parentConstraint( 'cone2', 'cube2', st=["x","z"] )