.atom アニメーション ファイルを書き出した後(.atom アニメーションを書き出す)、別のオブジェクトまたは階層にそのアニメーションを読み込むことができます。.atom アニメーション ファイルを読み込むとき、ソース オブジェクトの階層に基づいて、および文字列の一致(検索および置き換えを含む)に基づいてアニメーションをロードできます。より複雑な設定では、マップ ファイルに基づいて読み込むこともできます。(「ATOM アニメーション読み込み用のマップ ファイルをセットアップする」を参照してください)
データを読み込むキャラクタ ノードおよびアトリビュートを定義するテンプレートを作成した場合(アニメーションの読み込み用と書き出し用のキャラクタ テンプレートを定義するを参照)、そのテンプレートに基づいて読み込むこともできます。
アニメーションを読み込むには
選択(Selected)は選択されたオブジェクトのみにアニメーションをロードし、階層(Hierarchy)は .atom ファイルに一致するアニメーションがある場合に、選択されたオブジェクトおよび子オブジェクトにアニメーションをロードします。読み込みをコントロールするためにテンプレート ファイルを作成した場合には、テンプレート(Template)に設定します(以下を参照)。
読み込みが比較的簡易な場合(たとえば、よく似た階層を持つキャラクタからソース アニメーションが書き出され、ドリブン キーの設定(Set Driven Key)またはコンストレイント アニメーションを含まない場合)、位置合わせの方法(Match Method)を階層(Hierarchy)に設定すると、追加のマッピング情報は不要になります。これにより、ソース .atom ファイルに保存された階層に基づいて、シーンで選択されたターゲット階層に直接アニメーションが読み込まれます。
読み込みがより複雑な場合(たとえば、異なる階層のキャラクタを含む場合、複雑なネームスペース変更が必要な場合、およびドリブン キーの設定(Set Driven Key)またはコンストレイント アニメーションを含む場合)、手動でオブジェクトを位置合わせできるように位置合わせの方法(Match Method)を文字列(String)またはマップ ファイル(Map File)に設定します。(「ATOM アニメーション読み込み用のマップ ファイルをセットアップする」を参照してください)
位置合わせの方法(Match Method)が文字列(String)に設定されたときには、Maya は .atom ファイルとシーンのオブジェクトとの間で一致する文字列を検索してアニメーションをロードします。オブジェクトの名前が正確に一致しない場合、検索(Search)フィールドおよび置き換え(Replace)フィールドを使用して、読み込まれた .atom ファイル内の特定の文字列をアニメーション データが読み込まれる際に置き換えます。たとえば、書き出したアニメーションに L_Hand_* という名前のオブジェクトが含まれ、ターゲット オブジェクトがLeft_Hand_* という名前の場合、L を検索(Search)文字列に入力し、Left を(Replace)置き換え文字列に入力します。
プリフィックスの追加(Add Prefix)フィールド/ サフィックスの追加(Add Suffix)フィールドを使用して、読み込まれた名前の前後にテキストを追加することもできます。
Maya はアニメーションを、選択された .atom ファイルから選択されたオブジェクトにロードします。
テンプレート全体に基づいて、またはテンプレート内の個々のビューに基づいてアニメーションを読み込むことができます。個々のビューでは、テンプレートの一部をマスクしてキャラクタの特定のパーツ(手、フェース、またはボディなど)のみに対するアニメーションを読み込むことができます。(アニメーションの書き出し用のキャラクタ テンプレートを定義するも参照してください)
テンプレートに基づいてアニメーションを読み込むには
Atom 読み込みオプション(Atom Importer Options)は、選択されたテンプレート内で使用可能なビューがビュー(View)プルダウン メニューに一覧表示されるように更新されます。
使用可能なビューがない場合、または特定のビューを指定しない場合、Maya はテンプレートで定義された階層全体に対してアニメーションのロードを試みます。