ビューポート 2.0 では、Maya のすべての一般的なワークフローをサポートしています。また、ビューポート 2.0(Viewport 2.0)には旧式の既定ビューポート(Legacy Default Viewport)では利用できない機能があります。たとえば、アンビエント オクルージョンやアンチエイリアシングなどのビューポート エフェクトです。ビューポート 2.0 ではライティングとマテリアルの忠実度も大幅に改善されています。また、ポリゴンとテッセレーションのパフォーマンスが向上し、頂点アニメーション キャッシュや GPU インスタンス化などの機能を使用したときのパフォーマンスも向上しています。
このシーンでは、海洋シェーダ(Ocean Shader)がプレーンに適用されています。旧式の既定ビューポート(Legacy Default Viewport)とビューポート 2.0(Viewport 2.0)の作業の違いを以下に説明します。
ハードウェア レンダラ 2.0 設定(Hardware Renderer 2.0 Settings)ウィンドウを表示するには、レンダラ > ビューポート 2.0 (Renderer > Viewport 2.0) > を選択します。詳細については、「ビューポート 2.0 オプション」を参照してください。
ビューポート 2.0では、旧式の既定ビューポートでの次のパフォーマンスの向上も実現されました。
GPU メモリに収まらない、大量のジオメトリまたはキャッシュされたアニメーションを含むシーンについて、ビューポート 2.0 で、パフォーマンスが大幅に向上します。
独自のプラグインを作成するときに、このパフォーマンスの向上のメリットを活用するために、MPxSubSceneOverride クラスを使用することができます。
詳細については、『Maya 開発者ヘルプ』を参照してください。
また、ビューポート 2.0 の API クラスを使用せずにユーザ定義シェイプ ノード(MPxSurfaceShape)としてカスタム シェイプを実装したプラグインも、パフォーマンス向上の恩恵を受けます。