Maya には、ランタイム コマンド、MEL プロシージャ、Maya MEL コマンドの 3 種類のコマンドがあります。
ランタイム コマンドは、Maya コマンドや MEL プロシージャなど、その他のコマンドやスクリプトで構成されるコマンドです。短いラベルの MEL コマンド ラインで長いスクリプト(またはスクリプトのセット)を実行できるようにする単結ラッパーに似ています。実行可能な多くのメニュー項目とアイコン(すべてではない)で、起動にランタイム コマンドを使用しています。
さらに調査するには、Maya の右下コーナーで、 をクリックしてスクリプト エディタ(Script Editor )を開き、ヒストリ > すべてのコマンドのエコー(History > Echo All Commands)を選択します。このオプションを有効にすると、実行されたすべてのコマンドがスクリプト エディタ(Script Editor)の上部ペインに表示されます。
たとえば、ポリゴンを作成して選択するメニューを選択し、メッシュの編集 > 分割の追加(Edit Mesh > Add Divisions)を選択します。多くのコマンドは、スクリプト エディタ(Script Editor)の上部ペインに表示されます。この履歴をスクロールすると、出力されたこれらのラインが(上に向かって)確認できます。
SubdividePolygon; performPolySubdivide "" 0; polySubdivideFacet -dv 1 -m 0 -ch 1 pSphere1;
下部ペインに以下を入力します。
whatIs SubdividePolygon;
このテキストを選択し、[Ctrl] + [Enter]を押して実行します。
スクリプト エディタ(Script Editor)によってこれが上部ペインに出力されます:
// Result: Run Time Command //
whatIs コマンドを使用すると、文字列のタイプ(この場合は、SubdividePolygon)を照会することができます。
これで、SubdividePolygon がランタイム コマンドであることが確認できました。
ここで下部ペインに以下を入力します。
whatIs performPolySubdivide;
結果は次のようになります。
// Result: Mel procedure found in: C:/Program Files/Autodesk/Maya201x/scripts/others/performPolySubdivide.mel //
ランタイム コマンドが呼び出されれると、この MEL プロシージャが実行されます。
さらに、Maya のインストール ディレクトリに移動し、テキスト エディタで指定した .mel ファイルを開き、この MEL プロシージャの機能を調べることができます。
スクリプトを通じて参照することで、これが実行されるコマンドであることを確認できます。
polySubdivideFacet
このコマンドは、スクリプト エディタ(Script Editor)ヒストリにも一覧表示されていたことを思い出してください。
polySubdivideFacet -dv 1 -m 0 -ch 1 pSphere1;
テクニカル ドキュメントのMEL コマンド セクションを参照してください。polySubdivideFacet は一覧表示されている MEL コマンドで、そのコマンドに関するマニュアルは、上記に一覧表示されたフラグの説明も提供します。たとえば、-dv 1 は分割の数を設定し、-ch 1 はコンストラクション ヒストリ有効にします。
詳細については、Maya インストール ディレクトリの ScriptsStartup フォルダ内の defaultRunTimeCommands.mel を参照してください。
すべてのランタイム コマンドが、メニュー項目と各ランタイム コマンドに関連付けられている MEL プロシージャ/Maya MEL コマンドとともにこのファイル内に一覧表示されます。