どのカーブもダイナミックな(ヘア)カーブにすることができます。カーブをダイナミックにする場合は、ヘアの剛性が CV ごとに定義され、シミュレートするときの CV 数によって異なることに注意してください。既定では、開始カーブの CV 数に一致します。毛根のサンプル密度(Sample Density)は、この数のスケールに使用できます。サンプル密度(Sample Density)が 2.0 の場合、シミュレーション(および出力カーブ)では CV 数が 2 倍になり、硬さは半分になります。
伸張の抵抗(Stretch Resistance)とベンドの抵抗(Bend Resistance)は、カーブの CV の密度に比例します。このため、ダイナミックなカーブでは CV をできるだけ減らして出力(ヘア システムのサブセグメント)にスムージングを適用すると効率が上がります。
CV が多く、過度の伸縮性がない柔らかなロープを作成したほうがよい場合もあります。これは、ベンドの抵抗(Bend Resistance)を減らし、サブステップ(Substeps)と伸張の抵抗(Stretch Resistance)を増やすという方法で行えます。
イメージやワークフローを含む、ダイナミック カーブを使用するサンプル シナリオについては、トンボの尾を使って描いたダイナミックなスプライン IK チェーンを参照してください。
カーブをダイナミックに(Make Curves Dynamic)オプションを設定するには
カーブをダイナミックにオプション(Make Curves Dynamic Options)ウィンドウが表示されます。このオプションの詳細については、nHair > 選択したカーブをダイナミックに(nHair > Make Selected Curves Dynamic)を参照してください。
カーブをダイナミックにするには
選択したカーブはダイナミックなヘア カーブになります。
カーブ以外にヘア システムも選択した場合、ダイナミック カーブがそのヘアシステムにも割り当てられます。
カーブ以外にサーフェスも選択し、選択したサーフェスにカーブをアタッチ(Attach Curves to Selected Surface)オプションがオンの場合、ダイナミック カーブが選択したサーフェスにアタッチされます。
ダンプ(Damp)の値を用いると、ストレートではないヘアのカーブの振幅を小さくできます。