3D シーンでのペイントを始める前に、シーンのグローバル設定とストロークの既定の設定を定義しておく必要があります。
ペイント エフェクト グローバル(Paint Effects Globals)ウィンドウでは 3D シーンのグローバル設定(シーン グローバル)として、シーンのライティング、スケール係数、ラップ(Wrap)方式、深度などの各種オプションを定義することができます。これらのグローバル設定は、シーン ペインティング ビュー内でペイントを行うときに適用されます。
シーンのグローバル オプションを設定するには
ペイント エフェクト ツール(Paint Effects Tool)について定義したストローク設定は新たにペイントされる全ストロークの既定の設定になりますが、ペイントが行われるサーフェスの深度に基づく調整が適用されます。ストロークの既定の設定では、ストロークの表示精度、サーフェスからストロークまでのオフセット距離、ストロークの深度値の決定方式などが指定されます。なお、スタイラスとタブレットを使用する場合は、スタイラスの圧力を最大 3 つのブラシ アトリビュートにマップすることができます。深度でペイント(Paint at Depth)オプションを除き、ストロークに関する設定はストロークをペイントした後でも変更することができます。
ストロークの既定の設定を定義するには
実際のペイント ブラシ(絵筆)では、強く押す(筆圧が強い)ほどブラシの幅が広がり、ペイントされた絵の具も濃くなります。ペイント エフェクト(Paint Effects)で圧力対応のスタイラスを使用してペイントする場合、各ストロークのスタイラス圧力のエフェクトと、圧力への反応のしきい値を設定することで同じエフェクトを得ることができます。オプションについては、「ペイント エフェクト ツール オプション」の「圧力マップ(Pressure map)」セクションで説明します。スタイラスの圧力には最大 3 つのブラシ アトリビュートをマップすることができます。たとえば、ブラシのスケール、ステップごとのチューブの数、チューブの長さをスタイラスの圧力にマップした場合、スタイラスの圧力を増加させる(強く押す)と、ブラシのグローバル スケールが大きくなるとともに、各ステップで植え付けられるチューブの数が増加し、各チューブが長くなります。ほとんどのプリセット ブラシでは、スタイラスの圧力に対する反応が定義されています。
ストロークをペイントした後、圧力マップ(Pressure Map)、最小圧力(Pressure Min)、最大圧力(Pressure Max)の各設定を変更できます。詳細については、「既存のストロークの圧力マッピングを変更する」を参照してください。